【2023年】メキシコの治安情勢まとめ!旅行者が注意すべき危険ポイント

メキシコはとても広い国土面積を持ち、西に太平洋、東に大西洋、そしてメキシコ湾やカリブ海などに囲まれています。

主要リゾート都市も豊富で観光地としても有名なメキシコは、温暖な気候のため観光旅行で訪れる方も多く、人気のエリアです。

しかし、現在のメキシコの治安状況は良いとは言えない状態ですが、メキシコへの旅行を計画される方も少なくありません。

そこで今回は、メキシコの治安や旅行先で気をつけるべき点について詳しく解説していきます。

これからメキシコ旅行を計画されている方は、ぜひこの記事を参考にして安全な旅行計画を立ててくださいね。

 

世界治安ランキング137位のメキシコ

アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、メキシコは137位となっています。

結論:メキシコの治安は危険

メキシコは殺人や誘拐事件が頻発する非常に危険な国として知られているため、その治安は不安定です。

特に麻薬組織の抗争によって殺人事件へと発展する他、女性の誘拐や殺人事件も相次いで起こるなど、治安は極めて悪化の一途を辿っています。

外務省のデータも確認


参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ

外務用のデータによると、メキシコは、危険度レベル1エリア、不急不要の渡航は止める危険度レベル2のエリア、渡航中止勧告の危険度レベル3エリアもあるため、都市や州によって治安が異なります。

また、邦人旅行者が詐欺被害に遭う、また、襲撃事件に巻き込まれる、また、強盗被害に遭う、発砲事件に遭遇するなど、様々な被害事案や事件が起こっています。

なお、これらの事件は治安が安全であると言われるエリアでも発生しているため、メキシコを訪れる際は身の周りの安全に配慮した行動を行ってください。

このように、メキシコにおいては、危険なエリアと安全なエリアが分かれており、メキシコへ渡航の際は、外務省のホームページより、各エリアにおける危険度レベルを事前に確認しておくようにしましょう。

夜の一人歩きは大丈夫?

日本は夜に街を一人歩きしても危険な目に遭うことの方が少なく、治安の良さがうかがえます。

しかし、メキシコにおいては、日本で過ごす時と同じような行動をしていては、犯罪に巻き込まれる可能性が高いです。

夜の一人歩きは避け、身の安全を考慮した行動をとるようにしましょう。

 

メキシコ旅行で最低限気をつけるべき点3つ

メキシコ旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。

  • 注意点①:海外旅行保険
  • 注意点②:インターネット環境
  • 注意点③:言語の問題

それぞれ詳しく見ていきましょう。

注意点①:海外旅行保険に加入しておく

海外旅行保険とは

メキシコ旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。

これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。

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年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。

エポスカードは海外旅行保険が自動付帯しているタイプ(無料)です。

エポスカードは海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。

特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。

メキシコ旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識

海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。

  • 自動付帯
    カード持っているだけで自動的に保険が適用される
  • 利用付帯
    旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される

自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。

また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます

海外旅行保険自動付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。

 

さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、旅好きのクレジットカードおすすめ4選 クレカで得する裏ワザでも紹介していますので読んでみてください。

注意点②:インターネット環境

海外旅行で重要なのがインターネット環境。

結論としては、メキシコで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。

フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる

まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。

しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。

仲間とはぐれる危険性がある

そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。

  • スマホで地図を見ながら移動できない
  • 移動中に観光地など調べ物ができない
  • SNSに写真をアップロードできない

スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意

なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。

 

グローバルWi-Fiがおすすめ


旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。

グローバルWiFiの特徴は

  • メキシコであれば1270円/日程度
  • 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる

このように、とにかくコスパが良いです。

デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります

そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。

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注意点③:言語の問題


旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。

日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。

 

メキシコの公用語はスペイン語です。

英語はメキシコでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。

 

しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。

その理由を以下に簡単にまとめました。

公用語が話せないと困ってしまうこと

  1. 道に迷ってしまった
  2. レストランでの注文
  3. 交通機関が思うように利用できないとき
  4. 急な体調不良
  5. トラブル全般

これらで困ってしまう。

英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ


旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。

ポケトークを持っているメリットとは

  • 旅行中の不安やストレスから解放される
  • 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
  • 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
  • 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
  • 翻訳の正確さが高い
  • Wi-Fi環境がなくても利用ができる

また、メキシコの公用語である”スペイン語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。

ポケトークさえ持っていれば

今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!

なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。

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メキシコの新型コロナウイルス感染状況

メキシコはオミクロン株の影響で、2022年1月中旬から新規感染者が4万〜9万人と急激に増加していました。

その後は減少傾向にあり、7月に3万人ほどいたものの、8月16日現在ではかなり落ち着いています。

14歳以上のワクチン完全接種者率は62%とそれほど高くはありません。

メキシコ政府は、新型コロナウイルス感染警戒信号を「赤色」「橙色」「黄色」「緑色」で区別しています。

7月13日時点でメキシコ全州で警戒信号は一番安全の「緑色」で、感染予防の制限はありません。

4月1日には野外のマスク着用を撤廃し、密集する場所や公共交通車内の着用が続いています。

観光地やレストランなどの営業は通常通りでソーシャルディスタンスは不要とされています。

旅行はできる??メキシコ のコロナ状況!

メキシコは8月4日時点で、観光・ビジネス目的の渡航が可能です。

日本を含む全ての外国人は入国する際、ワクチン接種証明・陰性証明書・出発前のPCR検査・渡航国が定めるアプリのインストールおよび入力は不要です。

オンライン質問票にて指定の時間を入力して提出する必要があるのみです。

ワクチン完全接種者・ワクチン未接種者・ワクチン接種未完了者の入国後の隔離はありません。

規制なく渡航できますが、メキシコ全域で感染症危険レベル2の「不要不急の渡航は中止」なので気になる方は予防しましょう。

 

メキシコ主要エリアの治安事情

メキシコの治安マップ

出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/

外務省海外安全ホームページでは、メキシコの以下の地域に注意喚起が出されています。

地域名危険度
メキシコ市,メキシコ州,オアハカ州,モレロス州,タバスコ州,ベラクルス州,バハ・カリフォルニア州の一部,バハ・カリフォルニア・スル州の一部,ソノラ州の一部,タマウリパス州(米国境の一部を除く),チワワ州チワワ市,シナロア州の一部,チアパス州のグアテマラ国境の一部,ミチョアカン州の一部,ヌエボ・レオン州モンテレイ大都市圏及びその周辺地域,ゲレロ州タスコ市、グアナファト州セラヤ市レベル1:十分注意してください。
バハ・カリフォルニア州ティファナ市,チワワ州フアレス市,タマウリパス州レイノサ市,マタモロス市,ヌエポラレド市,ミチョアカン州(一部地域を除く),ゲレロ州(チルパンシンゴ市及びその周辺地域並びにタスコ市を除く),コリマ州レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
ゲレロ州チルパンシンゴ市及びその周辺地域レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)。

上記エリアは治安が悪い地域なので注意しましょう。

これも踏まえて、メキシコの主要エリアの治安事情を見ていきましょう。

メキシコシティ(メキシコ市)

メキシコは治安が悪いイメージがありますが、メキシコシティは比較的安全な都市と言われています。

近年、メキシコ政府は観光発展のために治安維持を徹底しており、観光地が多いところでは警備を強化しています。

そのため、大聖堂や多くの宮殿など観光名所が多数あるメキシコシティは警察が目を光らせているため犯罪は少ないとされています。

ですが、メキシコシティ内にある「テピト地区」は誘拐や強盗、銃撃などの犯罪が起きているため、近づかないようにしましょう。

カンクン

カンクンはメキシコの中でもダントツ人気のエリアとなり、観光地として知られています。

そのため、毎年多くの観光客が訪れるエリアでもあります。

また、メキシコ政府もカンクンの治安維持について、財政的な面から考慮し、安全には配慮されている分、他のエリアよりも断然犯罪も起こりにくく、非常に治安が安定していると言えます。

そのため、メキシコを訪れる際は、ぜひカンクンを候補に入れておかれると良いですよ。

ティファナ

メキシコの中でもティファナは私たち日本人観光客も多く訪れる観光地としても知られています。

また、アメリカからも多くの観光客が訪れるほど人気のエリアとなっています。

しかし、そんな観光名所でもあるティファナですが多くの殺人事件や窃盗事件や強盗事件などの犯罪が急増しています。

そのため、現在は安全な旅行を行うのが難しいエリアとなり、メキシコ旅行を計画される際にティファナへの渡航は避けるようにしてください。

モンテレイ

モンテレイは、昼間も夜間も比較的治安が安定しているエリアです。

そのため、夜間でも街を歩けるほどだと言われています。

とは言え、やはり日本とは異なる文化、慣習であることから、いつ犯罪に巻き込まれるかは分かりません。

そのため、特に夜間の不必要な外出は避けるようにしましょう。

なお、同じモンテレイでもエリアによって貧困層が集まるところもあり、そのようなエリアでは殺人や強盗・窃盗事件が頻発しているため、非常に危険であると言えます。

このように、近付くべきエリアではないところへは足を踏み入れないよう十分注意してください。

レオン

メキシコのレオンは、殺人や強盗事件、その他誘拐事件など、多くの凶悪犯罪はさほど起こっていません。

しかし、空き巣による被害、また、建物内への不法侵入、さらに窃盗事件や傷害事件などの軽犯罪が多発している傾向です。

その中でも特に注意が必要なのが車上荒らし。

ほんのわずかな時間でも車から離れる際にバッグを置いている、また、貴重品を車内に残したままだという状態は、すぐに車上荒らしのターゲットとなってしまいます。

そのため、車から離れる際はわずかな時間でも貴重品等を車に残すことのないよう注意してください。

グアナファト

メキシコのグアナファトは、他のエリアでよくあるスリやひったくり、置き引きなどの被害はなく、治安が非常に安定していると言えるでしょう。

また、夜間の外出時でも、多くの観光客が訪れているため、街は賑わいを見せている上、危険を感じる雰囲気ではありません。

ただし、大通りから外れた路地裏などは麻薬中毒者の姿が見られるため、思わぬ犯罪に巻き込まれることを避けるためにも、そのような危険を感じるエリアには立ち入らないよう十分に注意しましょう。

ケレタロ

メキシコのケレタロは日本人が多く住むエリアとあって、街の雰囲気はとても落ち着いているだけではなく、安定した治安状況であると言えます。

また、都市としてしっかりと機能しているため、とても住みやすい美しい街並みが広がっています。

しかし、人が多く集まるショッピングモールなどでは日常的にスリや置き引きなどの軽犯罪は多発しているものの、自身で自己管理を行っていれば防ぐことができるレベル。

安全に過ごすことができるエリアだと言えるでしょう。

アグアスカリエンテス

メキシコのアグアスカリエンテスは、メキシコの中でもTOP3に入るほど安定した治安のエリアとなり、多くの観光客が訪れる以外に、日本人も仕事で訪れ、住む街としても知られています。

日本の会社に勤められており、仕事で来られている日本人の方がいる街です。

日々の暮らしの中で危険を感じるエリアではないことから、ぜひ旅行で訪れることをおすすめします。

とは言え、日本人観光客を狙った軽犯罪はゼロではありません。

そのため、どれほど治安が安定したエリアであっても油断せず、身の回りで起こる出来事にアンテナを張って過ごすようにしましょう。

メリダ

メキシコのメリダは、カンクンから西に3時間ほどのところに位置していて、特にメリダ市内に観光地があるという訳ではないため、未だ知名度の低い都市です。

しかし、メリダ付近には遺跡などの観光地もあり、メリダを中心として多くの観光客が訪れるエリアでもあります。

そんなメリアは、犯罪率が非常に低く、治安が良いことで知られています。

また、夜遅くまで出歩いていても危険度は低く、ゆったりと街を楽しめるエリアであり、メリダの魅力を感じられるでしょう。

セラヤ

メキシコのセラヤは、毎日のように車上荒らしや窃盗・強盗事件、さらには観光客を狙った誘拐事件が多発するなど治安の悪化が目立っています。

そのため、留学のためにセラヤを訪れている学生、また、ビジネスのため出向でセラヤに滞在しているという方は十分注意してください。

また、私たち日本人のようなアジア人はお金持ちであるという認識から、犯罪のターゲットにもなりやすいです。

普段から自身の安全に配慮した行動をとり、メキシコで安全に過ごしてください。

オアハカ

メキシコのオアハカは、犯罪レベルが低く、過去の犯罪件数の増加率も低下の一途を辿るほど安全な治安であると言えます。

また、起こりやすい建物への不法侵入や、殺人や強盗などの重犯罪の発生率も低くいです。

さらに、日常的に街で起こり得る車上荒らしや盗難被害も目立ちません。

ドラッグに溺れるような街の雰囲気でもなく、ひとつの街として有効に機能していると言えるでしょう。

とは言え、同じオアハカでも危険なエリアも存在するため、そのような場所には立ち入らないよう注意しましょう。

チルパンシンゴ

メキシコの中で唯一治安危険レベル3の「渡航中止勧告」が発令されているゲレロ州チルパンシンゴ。

国家警察隊が治安維持を試みていますが、殺人・誘拐などの凶悪犯罪が横行しており、武装集団と警察組織間の抗争も起きています。

チルパンシンゴには絶対に近づかないようにしましょう。

また、チルパンシンゴ周辺の地域でも犯罪が頻繁に発生し、治安レベル2の「不要不急の渡航は止める」です。

ゲレロ州には無闇に渡航しないようにしましょう。

メキシコ観光客を狙った主な犯罪事例と対策

ここではメキシコ観光客を狙った主な犯罪事例と対策についてご紹介します。

事例1.日本人が拳銃で撃たれる傷害事件が起こる

12月19日午前6時頃、グアナファト州セラヤ市内で、トラック運転手と数名が言い争いをしていました。

危険を感じた日本人はその場を立ち去ろうとしたところ、トラック運転手が車の助手席に乗り込んできたことがきっかけで、日本人が拳銃で撃たれ負傷するという傷害事件が起こりました。

これは善意で行動した日本人が巻き込まれる事件でした。

参考

対策:トラブルに干渉せずすぐにその場から離れる

車両で出掛ける場合は、暗い時間帯の外出は避けること。

また、交通量の多い道路を走行し、万一トラブルを見かけても干渉せずすぐにその場を離れるようにしましょう。

また、銃声が聞こえ場場合、姿勢を低くし身をかがめて安全確保を行ってください。

事例2.在留邦人が車両強盗事件に遭う

グアナファト州セラヤ市周辺で、在留邦人が車両強盗事件に遭う被害が多発しています。

特に信号待ちの際、走行妨害を受け、拳銃で脅した上、所持品や車両そのものを強盗するという凶悪な犯罪が起こっています。

犯人に抵抗し、拳銃で撃たれ大ケガを負うという犯罪も多発傾向となっています。

参考

対策:不要な外出は控える・車間距離を置いて走行する

車両強盗事件に巻き込まれないためにも、不要な外出は避け、外出の必要がある場合は交通量が多い道路を走行し、あまり途中で立ち寄ることのないよう目的地まで行くようにしましょう。

また、車から降りることのない場合は扉の鍵は必ず施錠しておくようにしてください。

話をする必要がある場合は、車の窓をわずかだけ開けて対応するようにしましょう。

事例3.キャッシュカードすり替え事件

2019年6月17日に、メキシコ市に住む在留邦人が銀行ATMを利用事に、後方に並ぶ男女2人組からキャッシュカードをすり替え不正利用されるという事件が起こりました。

この時、ATMの故障を理由にキャッシュカードを犯人に見せたことですり替えの被害に遭っています。

しかし、デビットカードであったために返金保証対象外となってしまいました。

参考

対策:ATM利用時は周囲の状況をよく観察しておく

ATMを利用する際、自身の前方、後方、また、周囲に不審な人物がいないかどうか、改めて確認してから機械の操作を行いましょう。

さらに、不意に話しかけられるようなことがあっても、一切受け応えを行わず、どのような状況であっても他人に自分のキャッシュカードを手渡すようなことはしてはいけません

事例4.麻薬犯罪に巻き込まれる

2019年5月24日未明、メキシコ市から成田空港行きの飛行機に搭乗していた日本人男性が死亡しまいした。

体内からはコカインのカプセル246個が検出され、男性は運び屋で密輸を企てていたとされています。

メキシコはコカインの産地の一つであり、小分けしたカプセルや袋をのみ込んで密輸する手口が横行しています。

対策:荷物から目を離さない

犯罪グループは警察に密告して報奨金を得るために、旅行者の荷物にわざと薬物を忍ばせる事案が多発しているため、荷物からは絶対に目を離さないようにしましょう。

特に空港やバスターミナルは狙われやすいので荷物は肌身離さず持っているようにしてください。

メキシコの治安の改善状況

メキシコは治安維持のために、観光名所が多いメキシコシティやカンクンなどの都市を中心に犯罪の抑制に力を入れています。

しかし、それ以外の都市や州では未だに治安が改善されていません。

特に一番根深いのは麻薬関係です。

古くからメキシコはヘロインと大麻の主要生産国であり、コロンビアと結託してアメリカへコカインの密輸を行なっていました。

その後、時代の流れと共に取り締まりが厳しくなったものの、治安当局と犯罪組織の抗争や犯罪組織同士による殺人・銃撃戦が今もなお発生しています。

その抗争や銃撃戦に巻き込まれる日本を含む外国人旅行者も多く存在します。

2017年の殺人件数は25,000件を超え、麻薬組織との抗争に加わった者や関係のない市民や旅行者が多く亡くなっています。

また、麻薬関係以外にも身代金や金品目的で強盗や誘拐をする事件が頻発しています。

犯罪が横行する地域では、道を歩いているだけで攫われたり脅されたりするので、夜間の行動は避け日中は人通りの多いところや車両で移動しましょう。

 

日本人女性がメキシコ旅行で注意すべきポイント3つ

ここではメキシコで女性が気をつけることを3つご紹介します。

1.肌の露出を避けた服装を心掛ける

女性がメキシコに旅行に行く際は、派手な服装は避け、メイクもナチュラルメイクに、また、短いスカートを履くなど、肌の露出の多い服装は避けるようにしましょう。

特に日本人女性は外国へ行っても日本の街を歩く際と同じ感覚で服装が軽装備になりやすく、あまりに肌の露出が多い場合は性犯罪の標的になりやすいと言えるでしょう。

このようなことから、メキシコ旅行の際は、派手な服装や肌の露出は避けた服装を心掛けるようにしてください。

2.現地の人に声をかけられても無視する

女性がメキシコに旅行に行く際は、現地の人に声をかけられるようなことがあっても安易に受け答えするのではなく、無視するようにしましょう。

これは、私たちが日本人であり、観光客であることを相手が分かっている上で、あえて仲良くなろうと近付いてきます。

その戦法に引っ掛かってしまうと、金品狙いである、あるいは性犯罪へと発展する恐れもあるでしょう。

このように、現地の人から声をかけられるようなことがあっても、身の安全を最優先にする行動をとるようにしてください。

3.笑顔を振りまかない

女性がメキシコに旅行に行く際は、笑顔をあまり人に向けないようにしましょう。

日本人女性は特に愛想が良く、可愛いと感じる外国人も多いようです。

これも文化の違いによるもので、常に角が立たないよう、断り方も優しく、笑顔であることが多い傾向です。

しかし、本当に断りたい時に笑顔を見せることで相手を油断させてしまう可能性があります。

その結果、私たちのような日本人観光客が犯罪に巻き込まれるケースも多発しているため、むやみに笑顔を振り向かせすぎることは避けるようにしましょう。

 

子連れ旅行者がメキシコで注意すべきポイント

メキシコには、博物館や遺跡など、観光地がたくさんあるため、子連れ旅行で訪れるにもおすすめの国です。

しかし、そんな子連れでメキシコ旅行へ行く際に気をつけることがいくつかあります。

子連れ旅行で最も気になることは、子供の食事や衛生面などについてではないでしょうか?

メキシコは比較的衛生面でも気になることはありませんが、やはり外国です。

日本のように水道水を飲めるという訳ではありません。

そのため、子連れでメキシコを訪れる際は、飲料水や子供の食事など、必要なものは必ず持参しておきましょう。

また、アルコール除菌やウエットティッシュなど、常備しておくと安心です。

現地では観光地には多くの観光客が訪れています。

子供が泣いて愚図り、周囲の人の迷惑にならないよう、十分注意してください。

また、体調不良に陥った場合の医療機関受診の際は、高額医療となる可能性があるため、事前にかかりつけ医から旅行のために必要な薬を処方してもらい、渡航することをおすすめします。

その他メキシコ観光で注意すべきポイント

ここでは、その他メキシコ観光で注意すべきポイントについてご紹介します。

パスポートのコピー

メキシコ旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。

これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。

メキシコへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。

そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。

当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。

このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。

 

カメラは盗まれるリスクが最も高い

海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。

理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。

実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。

カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。

レンタルカメラが人気

そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。

こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。

Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。

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リュック

メキシコに行く際は、リュックに気をつけましょう。

メキシコには人混みなどにはスリやひったくり犯が潜んでいます。

そのため、自身の手荷物はファスナーが付いたリュックなどをしっかりと前に抱えるようにして持つなど工夫するようにしましょう。

また、貴重品は一ヵ所に固めて持つのではなく、ファスナーが付いたリュックのポケットなど、数ヵ所に分散させて入れておくなど、スリの被害を最小限に抑えることが大切です。

ホテル

メキシコに行く際は、信用あるホテルに泊まりましょう。

外出の際はパスポートや使用予定のないクレジットカードなどはホテルのセーフティボックスなどに置いておくようにしてください。

また、滞在するホテルのランクに関わらず、部屋の見えるところに貴金属や貴重品などを放置したまま外出することは避けましょう。

なお、宿泊ホテルの予約を行う際は、実際に宿泊された方の口コミを参考にホテルを選ぶようにすると安心です。

クラブ

メキシコに行く際は、クラブに気をつけましょう。

メキシコにも夜遊びスポットとしてナイトクラブがあります。

メキシコのクラブは日本のクラブと大差はなく、とても盛り上がりを見せています。

また、水曜日がレディースディになっているなど、お得に遊ぶことができます。

しかし、メキシコも昼と夜で治安が変わるエリア、また、治安がそもそも悪いエリアも。

クラブで遊んだ帰りはタクシーを利用してホテルへ帰るなど、あまり羽目をはずしすぎないよう注意しましょう。

地下鉄

メキシコに行く際は、地下鉄に気をつけましょう。

メキシコには地下鉄が12路線走っています。

各線ごとに色分けがなされ、日本と同様の地下鉄の様子を見せています。

そのため、観光客の私たちも地下鉄を利用しやすい環境だと言えます。

しかし、朝と夕方は通勤ラッシュとなり、混み合いを見せる中ため、スリやひったくりなどの被害にも遭いやすいです。

利用時間帯を考慮するようにしましょう。

また、夜遅くに地下鉄を利用することは、治安の面で不安があるため、利用は昼間の明るいうちだけに留めておくのが賢明です。

タクシー

メキシコに行く際は、利用タクシーを見分けるようにしましょう。

メキシコには5種類のタクシーがあり、空港専用タクシー、ホテル専用タクシー、無線タクシー、流しのタクシー、無認可タクシーに分かれています。

この時、観光客に利用をおすすめするのは空港タクシーとホテル専用タクシーです。

これらは料金が明確なため、安心して利用することができます。

また、無線タクシーには料金メーターがあるため、こちらも利用可能です。

危険なのは料金メーターのないタクシー。

そのようなタクシーは利用を避けるようにしてください。

なお、タクシー乗車時は、信号待ちでドアを開けられることのないよう必ず施錠しておくようにしましょう。

 

まとめ

メキシコは世界の中でも観光地としても訪れたいと思う方も多く、毎年多くの観光客が旅行で訪れる国です。

そのため、治安もエリアによって異なるため、楽しみながらも安全には十分配慮しなければならないことが分かりましたね。

1年を通して安定した気候のためとても過ごしやすく、エリアによっては不安定な治安の場所もありますが、しっかりと安全情報をリサーチしておくことで、メキシコ旅行を最大限に楽しむことができます。

ぜひ、この記事を参考に、安全で楽しいメキシコ旅行を計画してくださいね。

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