アフガニスタン旅行は実は危険?治安と最低、注意しておきたい8つのこと

「アフガニスタン」と聞くとどんなイメージがあるのでしょうか。

 

アフガニスタンは南アジアにある共和制国家で、周りをパキスタン、イラン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンに囲まれている内陸国です。

 

2019年現在、外務省の運営する海外安全ホームページを見ると、アフガニスタン全土において危険度レベル4(退避してください。渡航は止めてください)の勧告が出ていますので、現時点ではアフガニスタン旅行は基本的に不可です。

 

今回はアフガニスタンの最新治安情報、アフガニスタン人の国民性、アフガニスタン旅行の際の注意点についてご紹介していきますので、具体的な渡航というよりは、参考程度に見ていただければと思います。

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アフガニスタンの最新治安情報2019

アフガニスタンの治安状況は現在どうなっているのでしょうか。

ここではアフガニスタンの最新治安情報をご紹介します。

アフガニスタンとはどんな国?

まずはアフガニスタンとはどんな国なのか「危険」とは切り離してみてみましょう。

 

アフガニスタンは南アジアにある国で、人口は3000万人ほどです。

 

首都はカブール、農業と牧畜によって生計を立てている人が多いです。

 

開発途上国の1つで、国民の3分の2が1日2ドル以下で生活をしています。

 

この水準はアジアの中で最も低く、多くの国民が貧しい生活を強いられていると言えるでしょう。

 

また、失業率も非常に高く、失業率は40%にも及びます。

 

また、乳児の死亡率も高く死亡率は約25%で4人に1人が乳児のうちに亡くなっています。

 

これは非衛生的な水が原因で、それらを飲むことによって慢性的な下痢を引き起こしているのです。

 

しかし、一方で希望もあります。

 

アフガニスタンには古くから世界最大規模の希少金属、貴金属、宝石などの鉱脈が数多く存在すると言われており、これらの発掘開発が進めば莫大な富をもたらすと考えられています。

 

アフガニスタンは反政府武装勢力の動向に注目が集まりがちですが、このようにあまり知られていない事実もあるのです。

 

現在アフガニスタンへのビザはまず取れない

アフガニスタンへの渡航にはビザが必要ですが、日本政府がアフガニスタンへの渡航を制限しているため、ビザはまずおりないと考えて良いでしょう。

 

団体で政府に許可を出し、安全性が確保された状態でなら行くことができるかもしれませんが、個人旅行でビザを申請しても現時点では許可される可能性はほとんどありません。

 

アフガニスタンの周辺国に入り、そこから陸路でアフガニスタンに入ることも地理上はできますが、国境地帯は治安が不安定で無法地帯化しており、危ないので絶対におすすめできません。

 

この状況はアフガニスタンの情勢が安定すれば変わる可能性もありますが、現時点ではアフガニスタンに行ける可能性はかなり低いと考えて良いでしょう。

 

反政府武装勢力が根強い勢力を持っている

アフガニスタンの歴史は激動の歴史でした。

 

1900年代前半にはソ連に侵攻され、その後内戦が起こり、2001年の同時多発テロをきっかけにアフガニスタン空爆が起こり、その後タリバン政権が崩壊してからも不安定な情勢が続いています。

 

現在アフガニスタン国軍はほとんど機能していないと言っても過言ではなく、反政府武装勢力の攻撃が激化しています。

 

タリバーンやイラクとレバノンのイスラム国であるISILなどの反政府武装勢力は依然として強い勢力を持っており、政府関係や軍関係の施設を攻撃したりそれらの関係施設に勤める人々を誘拐したりといったことが繰り返されています。

 

アフガニスタンでは誘拐事件が多く発生しており、これらの現地の関係者の中でも外国人は特に標的にされやすいです。

 

日本人の被害例としては、2015年にアフガニスタンとパキスタンの国境地帯で日本人旅行者男女2人が殺害された事件や、2010年にアフガニスタン北部において日本人ジャーナリストが誘拐され5ヶ月間監禁されていましたが、その後解放されました。

 

アフガニスタンは現在世界中で最も情勢が不安定な国の一つ。

 

反政府勢力のテロなどに多くの一般市民が巻き込まれています。

 

ポリオにかかる危険性がある

アフガニスタンでは現在、腸チフス、アメーバ赤痢、マラリア、狂犬病、高山病、A型肝炎などさまざまな病気が蔓延していますが、ポリオに関してもアフガニスタンでかかりやすくなっています。

 

ポリオはウイルス性の感染症で、感染すると風邪のような症状が出て足の手足の麻痺などが出る可能性もあります。

 

アフガニスタンにはポリオの野生株感染者が存在しており、2019年現在でも新規感染者が認められています。

 

ポリオは予防接種をすれば感染を防げる病気ですが、アフガニスタンの場合は治安の問題で十分な予防接種が一般市民に行き渡らず、感染する人が後を立ちません。

 

また、アフガニスタンに長期滞在する場合にはポリオの予防接種を受けた証明書の提出が求められ、アフガニスタンから周辺諸国に渡航する際も、このポリオ予防接種の照明が必要です。

 

万が一アフガニスタンに渡航する場合は日本でポリオの予防接種を必ず受けておくようにしてください。

 

また、予防接種を受けた際は、国際規格の摂取証明書を手に入れておくと、出入国の際に困らなくなります。

 

アフガニスタンでは外国人が満足な医療を受けられる病院はありません。

 

国に入ってくる薬や医療器具も海外製の粗悪なものばかりで、信頼性に欠けるものも多くなっています。

 

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アフガニスタンの国民性は?

アフガニスタンではさまざまな民族が一緒に暮らしています。

 

割合として一番多いのはイラン系民族のパシュトゥーン人で全体の45%を占めています。

 

続いて多いのはタジキスタンやアフガニスタン北部で暮らしているタジク人で、タジク人は32%ほど。

 

他にもアフガニスタンに暮らしているハザーラ人、ウズベク人やトルクメン人などもおり、言語も民族によって異なります。

 

公用語はパシュート語となっていますが、地方の方言などを含めるとアフガニスタンでは15もの言葉が話されています。

 

さて、そんなアフガニスタンに暮らす人々の国民性とは一体どんなものなのでしょうか?

 

あまりアフガニスタン人の性格について考えたことがないかもしれませんが、ここではアフガニスタン人の国民性についてご紹介していきましょう。

体格はアジア人、顔つきはヨーロッパ人

アフガニスタンに多く暮らすパシュトゥーン人は東西の文化が入り混じる歴史を歩んできました。

 

そのためアジア人の特徴とヨーロッパ人の特徴の両方を兼ねそろえていると言えます。

 

そんなパシュトゥーン人はアジア人のように小柄ですが、ヨーロッパ人のような彫りの深い顔つきが特徴。

 

民族の良いとこどりをして、美男美女が多い民族とも言えます。

 

パシュトゥーン族は60ほどの部族に分かれるので、パシュトゥーン人といってもいろいろ。

 

遊牧生活をしている人もいれば、定住生活をしている人もいます。

 

アフガニスタン人はアジア人の体格でヨーロッパ人の顔つきの、東西の特徴が入り混じった特徴を持っていると言えるでしょう。

 

我慢強い人が多い

アフガニスタン国内は、北側にヒンドゥークシュ山脈が、西側にサフィードクーフ山脈があり国土の大部分が標高の高い山岳国家となっています。

 

首都カブールは標高が1800メートルにもなり、年間を通して寒暖差が激しいです。

 

そんな厳しい気候の中で生きるアフガニスタン人は、我慢強い人が多いと言えるでしょう。

 

また、アフガニスタンには手つかずの自然も多く残っているため、素朴な心を持つ人も多いです。

 

海に接していない内陸国ですので、近隣諸国との関係も大事。我慢強く素朴ですが、自分の主張はしっかりと持っています。

 

コツコツと真面目で努力家の人が多いですので、その部分はアジア的な特徴を持っていると言えるでしょう。

 

アフガニスタンでなく海外にいるアフガニスタン人もそうですが、物静かで目標に向かってコツコツ努力する人が多いです。

 

女性はたくましい

アフガニスタンはイスラム国家ですので女性軽視が激しいと思われがちですが、アフガニスタンの女性は意外とたくましい人が多いです。

 

女性の地位を向上させる人権団体の活動を積極的に行なっている女性もいますし、家では男性よりも女性の方が強いこともしばしば。

 

学歴や仕事があり、自立心が強い女性も多く、たくましい女性が多いのです。

 

おしゃべり好きな女性も多く、話し出したら止まらないことも。

 

女性軽視で女性はいつも可哀想、というイメージがあるかもしれませんが、アフガニスタンの女性は想像とは裏腹に明るく強い人もたくさんいます。

 

イスラム教の影響であまり女性が表に出ることがありませんので気づかないかもしれませんが、親しくなるとアフガニスタンの女性は自立していて非常にたくましいです。

 

時間にルーズ

アフガニスタン人は時間にルーズです。

 

時間に遅れることは当たり前で、時間に遅れたから謝らなければいけないという感覚もありません。

 

これは、アフガニスタンが山岳地帯だということも関係しているかもしれません。

 

山岳地帯では天気が急に変わったりと不測の事態も多いもの。

 

予定通りに物事が進むことが当たり前ではありません。

 

時間に守ろうとするよりも、少しぐらい時間に遅れることをお互いに許し合う方が効率が良いのです。

 

これはビジネスの場でも変わらず、ビジネスであっても時間に遅れてくることは当たり前です。

 

アフガニスタン人と待ち合わせをするときは少しぐらい時間に遅れても怒らずにゆったりと構えるのが良いでしょう。

 

フレンドリー

意外かもしれませんが、アフガニスタン人はフレンドリーな人も多いです。

 

知らない人と会話をすることが当たり前になっていますので、知らない人とちょっと世間話をするのも得意です。

 

また、アフガニスタン人だけではありませんが、イスラム教の人は嘘をつくこと=悪いという意識があまりありません。

 

というのも、嘘は自分を守るものだという認識があり、時には親が子どもに嘘をつくように教えることもあるのです。

 

そのため、アフガニスタン人は小さい嘘をついてそれが嘘だとバレても、持ち前のフレンドリーさで乗り切ってしまうことも。

 

外国人に対しても親切で、友達になるととても優しくしてくれますよ。

 

アフガニスタン旅行で注意しておきたい8つのこと

では、もしも今後アフガニスタンを旅行する際はどんなことに気をつけたらよいのでしょうか。

 

今回はアフガニスタンの情報について書いていますが、これらの注意点はアフガニスタンだけでなく他の国に海外旅行に行く際も当てはまる可能性があります。では、さっそくみていきましょう。

1.インターネット環境

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旅行に行く際、重要になってくるところはインターネット環境

結論としては、アフガニスタンで移動中にスマホを使用するのであればポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。

 

主要施設のみフリーWi-Fiが飛んでいる

まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。

しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。

そのため、ポケットWi-Fiが無ければ

  1. スマホで地図を見ながら移動する
  2. 移動中に観光地など調べ物をする
  3. SNSに写真をアップロードする

アフガニスタンでこれらができません。

 

イモトのWi-Fiがおすすめ

旅行好きに人気なポケットWi-FiがイモトのWiFiです。

イモトのWiFiの特徴は

  • アフガニスタンであれば1200円/日程度
  • 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる

このように、とにかくコスパが良いです。

デメリットといえば、予約が多いため、直前の予約だと在庫切れになっていることが多いです。

そのため、格安でWi-Fiを利用したい方は早めに準備しておきましょう。

イモトのWi-Fi公式サイト

 

2.写真撮影が禁止されている場所がある

アフガニスタンではどこでも写真が撮れる訳ではありません。

 

軍関係施設や空港、アフガニスタンと周辺の国境地帯、政府関係施設などは写真撮影が禁止となっているため、写真撮影をしてしまうと当局に連行されてしまいます。

 

アフガニスタンでは内戦が続き、国の情勢が不安定となっているため現在は観光できる状態ではありません。

 

しかし、アフガニスタンに観光資源がないかと言えばそんなことはありません。

 

アフガニスタンには過去の文明の繁栄を現在に伝える歴史的建造物や、美しい自然があり、素晴らしい観光スポットもたくさんあるのです。

 

例えばジャムのミナレットと考古遺跡群は世界遺産としても登録されており、屋根をもつ塔を見ることができます。

 

この塔には細かい模様がおられており、その緻密さにはため息が出てしまうほど。

 

現在欧米諸国の一部では、アフガニスタン政府による統治が進んでいる地域のみ、一般観光客の旅行が許可されている場合もあります。

 

もちろんアフガニスタン政府が統治に力を注いでいても、タリバーンなどによる反政府武装勢力による爆破テロや攻撃は起きていますので、旅行ができる状態ではありませんが、アフガニスタンに全く生活できる状態の地域がないのか、といえばそれは違うと言えるでしょう。

 

3.道路には地雷が放置されている

アフガニスタンの人々の交通ルールを守る意識は決して高くありません。

 

対向車線を逆走したり、割り込み、追い越しなどルールが守られていないことも多々あります。

 

交差点や横断歩道はありますが、信号を守る人は少なく、信号機があってもあまり頼りにしないほうが良い場合が多いです。

 

また、アフガニスタンには現在5万〜7万の地雷が放置されていると言われています。

 

これらの地雷は幹線道路脇に埋められており、数が多いのでどこで爆発するか分かりません。

 

土地勘のない外国人観光客は、どこに地雷が埋まっているか、どの道路が安全でどの道路が危険か、などを見極めることが困難ですので、必ず信頼のできるガイドと一緒に移動するようにしてください。

 

4.ゴミの処理システムが存在しない

アフガニスタンにはゴミの処理システムが存在しません。

 

ゴミの処理システムが確立されておらず、非衛生な環境で過ごすことを強いられていますので、一般市民の体調にも影響を与えています。

 

井戸水からは細菌や大腸菌が頻繁に検出され、この飲み水によって多くの子どもたちの命が奪われているのです。

 

水を飲むときは必ずミネラルウォーターを買うようにしてください。

 

環境が非衛生ですので、空気も汚染されており、鼻炎や気管支炎などにかかることもあります。

 

アフガニスタンで外出する際は大気汚染された空気を吸い込まないように、マスクやゴーグル、喉の保護薬などを携帯して喉を汚染された空気から守るようにしましょう。

 

万が一アフガニスタンで病気にかかった場合は、カブールにでは外国人が手術、入院ができる病院はありません。

 

軽傷の場合はカブール市内の病院で診てもらうこともできますが、重症化した場合海外に移送してもらわなければいけませんので注意が必要です。

 

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5.食べ物に注意する

アフガニスタンの主食は小麦粉を練って作ったナンです。

 

アフガニスタン人の定番朝食は、アフガニスタンと砂糖をたっぷり入れた緑茶。

 

それにゆで卵や卵焼きをプラスすることもあります。

 

昼食や夕食ではナンと一緒にカレーを食べます。アフガニスタンのカレーは辛さ控えめで素朴な味のカレーとなっています。

 

さて、そんなアフガニスタンでは生の野菜を食べないようにしましょう。

 

アフガニスタンは衛生的な環境が保たれておらず、人々の衛生に対する意識も高くありません。

 

特に夏の暑い時期は、口に入れるものは必ず火を通すようにしてください。

 

火を通さないと下痢や吐き気などの症状を引き起こすこともありますので、注意が必要です。

 

6.気候に注意する

アフガニスタンは雨季と乾季があり、雨季は12月〜3月、乾季は4月〜11月となっています。

 

雨季は冷え込みが激しく、最低気温はマイナス20度にもなることも。

 

雪が降ることもあり、道路などは舗装されていませんので道がぬかるんで交通事情が悪くなることもあります。

 

乾季は気温が高く、最高気温は30度にもなります。

 

湿度が30%程度と非常に乾燥していますので、水分補給をこまめに取ることが大切です。

 

首都カブールは山岳地帯で朝晩の冷え込みが激しく、1日の間でも大きく気温が変化しますので体調管理には注意が必要です。

 

7.イスラム教の教えに従う

アフガニスタンはイスラム教徒が99%を占めているイスラム国家です。

 

イスラム教のスンナ派が85%、シーア派が14%となっています。

 

他宗教への改宗は非常に罰則が厳しく、2006年にはドイツでキリスト教に改宗したアフガニスタン人に死刑が言い渡され、国際社会で批判を浴びて、改宗によって罰せられることはなくなりました。

 

そんなアフガニスタンではイスラム教の教えは絶対です。

 

アフガニスタンは比較的自由度の高いイスラム国家ですので、女性は街中でも顔を出して生活しています。

 

しかし、それでもアフガニスタンはイスラム教の国。

 

女性はなるべく肌の露出を避け、異性の身体には触れないように気をつけるようにしましょう。

 

たとえ挨拶の握手などでも、男性が女性に触れたり、女性が男性に触れたりするのは好意的に見られません。

 

時にはむやみに異性に話しかけたりするだけでも、よく見られないこともあります。

 

8.政府や軍の関係機関には近づかない

反政府武装勢力は、政府の関係機関や軍の関係機関を狙って攻撃を行います。

 

実際に以前アフガニスタンではインド大使館が自爆テロの攻撃に遭い、50人以上の犠牲者を出しています。

 

もちろんアフガニスタン政府側も少しでも統制を試みようとしていますが、400ほどあるアフガニスタンの郡のうち半分ほどしか統制が進んでいないのが現状です。

 

アフガニスタンでは政府や軍の関係機関には近づかないようにしてください。

まとめ

今回はアフガニスタンの最新治安情報とアフガニスタン人の国民性、アフガニスタンで注意しなければいけないことについてご紹介していきました。

 

アフガニスタンは現在旅行ができる状態ではありません。

 

本記事の内容は他の国にも当てはまることがありますので、あくまで参考程度にご覧いただければと思います。

 

将来アフガニスタンの治安が改善され、旅行に行くチャンスがあれば本記事をもう一度読んでみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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