インドは観光地にもなっていて、日本とは異なる異文化を感じることができる楽しさがあるため、日本人がよく旅行に行く国としても知られています。
そんなインドは、外国であっても比較的治安の安定した国だと言われています。
しかし、2012年に起こった集団強姦事件により、インドに対する治安の不安を感じる方も増えているのが現状です。
そこで今回は、インド旅行を計画する際に知識として得ておくべきこと、また、起こり得るトラブルに対応するためのポイントをご紹介します。
この記事の目次
世界治安ランキング132位のインド
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、インドは132位となっています。
結論:インドの治安は危険
インドは多くの方がイメージしているように、治安が安定していない状態にあると言えるでしょう。
ただ、地域によっては安全なところもあり、あくまで旅行などでインドに滞在する際は、あなた自身が身の安全に配慮した行動をとっていれば、危険な目に遭わない場合もあります。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省のデータによると、インドの全域において、治安の危険度はレベル1であるとされています。
実際、置き引きやスリ、詐欺などの軽犯罪は、駅、空港、タクシーなどで多発傾向にあるようですが、殺人や誘拐などの重犯罪はあまり多く目立ちません。
しかし、日本とは文化の異なるため、インドへ渡航する際は、事前に外務省海外安全ホームページにおいて、全土の安全確認を行い、現地では注意喚起に従った安全な行動を行うようにしましょう。
夜の一人歩きは大丈夫?
女性が夜の街を一人歩きしていると、その大半はインド人男性から声を掛けられるでしょう。
その際、甘い言葉に乗せられて見知らぬ相手を信用してしまわないよう、十分注意してください。
何があっても連絡先を交換するなどということは犯罪へとつながる恐れがあるため、絶対に「ノー」と強く断るようにしましょう。
インド旅行で最低限気をつけるべき点3つ
インド旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
インド旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、インドで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- インドであれば670円/日程度
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このように、とにかくコスパが良いです。
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そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
インドの公用語はヒンディー語です。
英語はインドでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、インドの公用語であるヒンディー語には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
インド主要エリアの治安事情
ここではインド主要エリアの治安情報をご紹介します。
デリー
インドのデリーは、特に治安の悪いエリアとして知られています。
2012年に起こった集団強姦事件による性犯罪以降、デリーは女性はもちろん、男性もひとり行動は避けるべきです。
また、深夜の外出は一切行うべきではありません。
また、デリーにある世界遺産「レッドフォート」は観光名所とも言われていますが、特に日本人観光客が狙われやすく、一緒に観光しようと誘ってきたインド人と一緒に食事をし、睡眠薬を導入され窃盗被害に遭うなどのケースが多発しています。
このように、デリーでは日常的に軽犯罪が多発するエリアのため、観光の際は十分注意してください。
グルガオン(グルグラム)
2016年4月、都市名をグルグラムに変更したグルガオンは、首都デリーから車で40分程のところにあります。
日系・外資系の企業が多く構えており、日本のレストランや食材店などが多く並んでいるため、インドの中で一番日本人が多く住んでいます。
そんなグルグラムはインドの中で比較的治安がいいことが有名です。
夜は1人で出歩かない、むやみに人の誘いに乗らないなど、最低限のことを守れば安心して観光ができます。
ムンバイ
インドのムンバイは、マハーシュトラ州にあり、インド最大のムンバイ市があります。
このムンバイ市には2300万人以上もの人が住む大都会となっています。
また、インドの金融都市とも言われ、経済の中心地としても知られています。
そのため、デリーなどとは異なり、軽犯罪も少なくなっています。
一方で、ビジネス街も多く、2008年に起こった同時多発テロと同様に、テロの標的になりやすい大都市である傾向もあり、ムンバイを訪れる際は、特にあなた自身の身の安全に十分注意が必要です。
ゴア
日本全土の9倍もの面積を持つ南インドのゴア州は、ビーチリゾートとしても知られる観光スポットです。
南インド周辺は、北部周辺よりも治安が良いと言われています。
しかし、かつでは世界から多くの麻薬も流通されていたため、現在も麻薬への警戒がなされています。そして、ゴアで気をつけるべきことに交通事情があります。
ゴアは国際免許を所持せず運転し、検問で検挙された際、1000ルピーの罰金を支払わなければなりません。
また、日本と同様、飲酒運転の取り締まりが非常に厳しく、飲酒運転で検挙された際は5000ルピーの罰金を課せられるため注意してください。
バンガロール
インドの3大都市とも言われるバンガロールは、外国人居住者や移住者も多い割には、重犯罪や性犯罪などの被害は少なく、軽犯罪は日常的に起こっていますが、比較的治安は良い都市であると言えます。
様々な人種が集まる都市でありながらも、安全に生活するためのモラルのある人が多く居住しているようですね。
また、宗教的な偏りも見受けられず、住みやすい街としても知ら得ています。
とは言え、日本とは異なるため、スリや置き引きなどの軽犯罪は起こっていますがそれらの被害に遭わないための常識的な海外旅行の心構えをしておくと、意外とターゲットになりにくく安全に過ごせるエリアです。
チェンナイ
南インドの東側に位置するチャンナイは、ベンガル湾に面しているタミルナードウ州にあります。
このチェンナイはインドの4大都市のひとつとも言われていることもあり、そのエリアに住む人も多く、日本人も多く居住しているなど、ところどころに日本の文化も見られるとても治安の良いエリアですよ。
また、観光地も多いため、観光客も多く集まるなど、とても賑やかな街です。
しかし、交通事情が非常に悪く、世界ワースト1位とも言われるほど死亡事故が多発しているエリアのため、チェンナイを訪れた際は交通事情に十分注意してください。
ニューデリー
インドのニューデリーは、インドに住む現地の人も危険であると言われるほどのエリアのため、観光に訪れる私たち日本人は特に注意が必要です。
また、ニューデリーには高層ビルをはじめ、大型ショッピングモールなどもあり、多くの人が訪れる街となり、経済成長の中心として魅力を感じる一面もあります。
しかし、スリやひったくり、ぼったくりなどの被害が多発しているため、治安の悪さもうかがえます。
このように、ニューデリーは様々な犯罪が多発するエリアのため、訪れる際は安全情報をしっかりと確認しておくことが大切です。
クジャラート
クジャラートは、宗教上の理由により、1960年から禁酒法が施行されているため、街中でもお酒を取り扱う店舗は一切ありません。
また、レストランなどでもアルコール飲料の取扱いがなく、インド人はとても厳しい飲酒制限がしかれていると言えるでしょう。
そのため、クジャラートを訪れる際は、禁酒を覚悟しておくことが大切です。
また、アルコールが出回っていない分、夜の街は平和であるとも言い切れず、特に私たち日本人観光客が夜に出歩くことは安全を考慮し、避けることが賢明です。
プネ
プネは、インドの南西部にあるムンバイの内陸部にあります。
インド国内でも人口が多い大都市としても知られており、プネは、とても深緑が多く、空気のきれいな都市です。
大都会とはまた違った雰囲気のため、比較的治安も安定しています。
また、プネには世界から留学生が学習のために留学で訪れる地としても知られています。
観光や学問でも人気であることから「マハーラーシュトラ州における文化的首都」などと言われ、現在もプネを訪れる観光客や留学生が多く滞在しています。
コルカタ
西ベンガル州の州都となるコルカタは、かつてイギリス領インド帝国の首都として、植民地時代に建造された建築物があることで、多くの観光客が訪れるなど、観光地としても知られています。
そのため、デリーやムンバイの大型首都以上に人口も密となった都市です。
そんなコルカタは、観光地ともあり、危険なエリアということなく治安は安定しています。
しかし、日常起こるスリなどの被害は多発傾向のため、特に日本人観光客は狙われやすく、観光の際は自身の手荷物の管理をしっかりと行っておきましょう。
ハイデラバード
ハイデラバードは、インド南部にあるテランガーナ州にある最大の都市として知られています。
そんなハイデラバードは、インドの中でもIT関連企業が多く、経済成長を遂げる発展都市となっています。
そのため、多くの方がイメージするインドの様子とはまったく異なり、ハイデラバードこそ欧米化が進む街の様子が見られます。
とは言え、他の大都市と比較してもハイデラバードの治安は良く、昼間も夜間も安全に過ごせるエリアですよ。
アグラ
北インドに位置するアグラの治安はさほど悪くありません。
しかし、エリアによっては客引きなどの強引な勧誘もあるようですが、デリーやバラナシで行われる勧誘と比較するとしつこさはないようです。
また、観光客を狙ったスリや置き引きなどの軽犯罪は起こりやすい傾向ですが、自身で注意することで防ぐことができるため、他のインドのエリアと比較してもとてもゆっくりと心を休めて過ごせる場所だと言えるでしょう。
バラナシ
インドの聖地とも言われるバラナシは、インド旅行の際に観光地として訪れる観光客の多いエリアです。しかし、バラナシの治安はあまり良いとは言えません。
これは、観光客を狙った詐欺や殺人事件なども起こっているため、観光地とは言え、十分注意が必要です。
特に日が暮れてからの一人歩きは性犯罪につながる恐れもあるため避けるようにしましょう。
また、日本人観光客を狙って街の観光に声掛けするインド人の姿も目立ちます。
彼らはガイド料の支払いのみならず、提携の土産物屋へ連れて行き、商品を買わせることで利益を得ようとする詐欺者です。
そのため、日本語で話しかけてくるインド人には注意しましょう。
北インドと南インドどっちが治安がいいの?南部と北部で違いを徹底調査
インドは首都デリーを中心とした北インドとアジア感が強い南インドで区別されます。
性犯罪・軽犯罪が横行しているインドですが、果たしてどちらの方が治安がいいのでしょうか。
最初に結果を申し上げると、治安がいいのは「南インド」です。
南インドの人々は観光客に不干渉気味で、無闇に近づいてこない印象です。
穏やかで優しい人柄の方が多いので、こちら側が話しかけたら親切に対応してくれます。
もちろん、夜の1人歩き、窃盗・詐欺など気を付けるところはありますが、北インドに比べるとだいぶ治安は落ち着いています。
一方で北インドは、デリー・バラナシ・アグラテなど観光地が多いところを中心にかなり治安が悪いです。
ナンパや強姦、スリ、ひったくり、置き引き、ぼったくり、詐欺などの他に最悪、殺人やテロに巻き込まれる可能性があります。
特に日本人は、物言いが柔らかく人当たりがいいため、いいカモとして目をつけられやすいです。
都会になればなるほど、声掛けのしつこさが増し巧妙な手口で近づいてきます。
基本的に一人旅行は禁止し、よく周囲を観察し、しつこく声をかけられても「NO!」と言える強さを持つようにしましょう。
インド観光客を狙った主な犯罪事例と対策
ここではインド観光客を狙った主な犯罪事例と対策をご紹介します。
事例1.性的暴行事件が起こる
2013年2月14日にインド西部のマハラシュトラ州において、6歳、9歳、11歳の3姉妹が行方不明となりました。
3姉妹は性的暴行を受け、殺害された上、井戸に捨てられるという痛ましい事件に終わりました。
対策:女性だけでの行動は避けるべき
インドにおいて性的事件が後を断ちません。
そのため、まだ小さな子供でさえもその被害者となってしまいます。
このようなことを防ぐためにも、小学生であっても、女の子だけで行動することは避けなければいけません。
事例2.集団レイプ事件
2013年1月13日、インド東部ビハール州において、酒に酔ったインド人男性によって集団レイプの被害に遭った女性がその後殺害され、木に吊るされている状態で発見されました。
女性は子供を連れていて拉致され、襲われた上殺害されるという痛ましい結果となってしまいました。
対策:女性と子供は夜の外出を控えること
インドはエリアによって治安の悪化が懸念されています。
特に弱者という立場に見られる女性や子供がその標的になってしまい、レイプなどの性的暴行が急増しています。
そのため、どんなことがあっても、女性と子供だけでの夜の外出は控えるようにしましょう。
事例3.集団レイプによって女子学生が死亡
2012年12月16日に、インドの首都ニューデリーにおいて路線バスを装ったバスに乗り、インド人男性6人から集団レイプされた後、半裸状態のままバスから投げ出された後、周囲の人は誰も手を差し伸べることなく病院への搬送も3時間を要しました。
その後、女子学生は入院先の病院で死亡するという事件が起きました。
参考 https://www.afpbb.com/articles/-/2919030
対策:危険を察知することが大切
集団レイプは突如として襲い掛かってくる出来事です。
しかし、明らかに怪しい人物、あるいは男性だけが集団で集まるような場所には足を踏み入れない、近付かないようにしましょう。
自身の安全を最優先させるためにも、危険を察知することが大切です。
日本人女性がインド旅行で注意すべきポイント5つ
ここでは日本人女性がインド旅行で注意すべきポイントをご紹介します。
1.出掛ける時間に注意
インド旅行の際に女性が気をつけることには、街に出掛ける時間帯には十分注意してください。
特に日が暮れて暗くなっているにも関わらず、ひとりで街に出歩くことは非常に危険が伴うため避けるべきです。
また、明るい昼間でも、人が少ない路地裏では、人目がつかないことから女性が強姦されるなどの被害も多発しています。
特に日本人観光客はターゲットになりやすいため、決して人通りの少ない場所へ、自ら入っていくようなことのないよう十分注意してください。
2.トイレが不衛生であること
インド旅行の際に女性が気をつけることの中に、トイレの衛生状態が非常に悪いことが挙げられます。
実際、インドは日本のようにトレイが設置されていますが、下水設備が整っていないため、不衛生な環境にあると言えます。
また、公共のトイレを利用する際は、集団強姦事件が起こるほど女性にとって劣悪な環境下にあるため、利用の際は十部注意しましょう。
また、トイレットペーパーなどの設置はなく、ポケットティッシュなどは常に携帯しておくようにしましょう。
3.詐欺師に騙されないよう注意
インド旅行の際に女性が気をつけることの中に、観光地を訪れた際は、必ず詐欺師が待機していると思って常に警戒しておくようにしてください。
これは、観光客に対してフレンドリーな話しかけを行い、安い金額で観光案内を行う、あるいは安く宿泊できる場所を紹介するなどと親切に話かけてくることがあります。
これらはすべて詐欺師による犯行の罠です。
そのため、片言の日本語で話しかけられるようなことがあっても動じることなく無視する行動をとってください。
4食べ物を勧められても口にしないこと
インド旅行の際に女性が気をつけることの中に、現地の人と仲良くなることがあり、一緒にご飯を食べることがあった場合は特に注意してください。
信頼していると思っていても、あなたが食事する食べ物や飲み物の中に睡眠薬を導入され、しらないまま食べたり飲んだりして意識を失っている間に金品をすべて奪われるなどの犯行が目立っています。
このように、容易に相手を信用しすぎることのないよう、食べ物や飲み物を勧められても口にすることは避けるべきだと言えますね。
5肌の露出を避けた服装をすること
インド旅行の際に女性が気をつけることの中に「服装」があります。
これは、インドと日本とでは、文化も考え方も異なるため、日本にいる時と同じ感覚で過ごしていると、危険な犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。
そのため、インド旅行の際は、キャミソールやスカートなど、肌を露出させるような服装は避けるようにしましょう。
また、インドでは女性が脚を出す服装は禁止されているため、ロングスカートなどを着用するようにしてください。
さらに、観光目的で寺院などを訪れる際は、髪の毛を隠す必要もあるため、大判ストールを常に携帯しておくと良いでしょう。
子連れ旅行者がインドで注意すべきポイント
子連れでインド旅行に訪れる際は、いくつか気をつけることがあります。
インドは日本よりも衛生状態は悪いため、小さな子供はすぐに体調を崩してしまいます。
そのため、インド旅行の前には、かかりつけの医師から必要となる薬を処方してもらっておきましょう。
また、現地での衛生面を考慮し、除菌アルコールスプレーやトイレ事情の悪さに対応できるよう、ウエットティッシュやポケットティッシュなども準備しておきましょう。
また、虫も多く、虫刺されに対応できるよう、虫除けスプレーや救急道具なども持参しておくと安心です。
食べ物が口に合わないこともあるため、アルファ米や缶詰め、粉末飲料なども準備しておきましょう。
もしもの場合は子供に食べされることができますね。このように、小さな子供を連れてのインド旅行の際は、特に衛生面に注意し、必要なものを準備した上で渡航するようにしてください。
その他インド観光で注意すべきポイント
ここではその他インド観光で注意すべきポイントをご紹介します。
パスポートのコピー
インド旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておきましょう。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
インドへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
しかし、毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
その他、インド旅行で気をつけることの中には、街に出掛ける際は、必要最小限のお金と荷物で行くようにしましょう。
また、手持ちのバッグは避け、リュックや肩掛けできるショルダーバッグなどを活用すると、スリなどの被害に遭いにくくおすすめです。
しかし、リュックを背中に背負った状態で人混みの中にいると、知らぬ間にファスナーを開けられ、リュックの中身をすべて盗まれるなどの被害も多発しています。
あなたがそのような被害に遭わないためにも、街の中を歩く際にリュックを活用する場合は、できる限り自分の胸に抱えるようい持つことをおすすめします。
ホテル
滞在ホテルの予約をどのクラスやエリアにするかということは非常に大切です。
例えば、インドは水事情やトイレ事情が悪く、一般的にスタンダードクラスのホテルを予約した場合、まず水が使用できない、あるいは使用できてもお湯が出ないなどということも多々あるようです。
そのため、特に女性はスーペリアクラス以上のホテルを予約しておくことをおすすめします。
これ以上のクラスであればお湯が出ないという心配もなく、アメニティも揃っているため、快適なインド旅行を過ごせるでしょう。
価格が安いからと言って、ホテルのランクを下げてしまうと滞在中に不便に感じることも多くなるため、事前にしっかりとリサーチした上でホテルを予約するようにしましょう。
クラブ
その他、インド旅行で気をつけることの中には、ナイトスポットで過ごす時は、自分自身の自己責任と安全に配慮した行動を行いましょう。
特に夜遊びできるナイトスポットはデリー周辺に多く点在していますが、デリーじたいの治安があまり良いとは言えず、特に夜になると日本人観光客などが犯罪に巻き込まれるケースも多く注意が必要です。
例えば、飲み物を飲む際も、グラスで注文しないようにしましょう。
これは、中に睡眠薬を入れられ、意識を失っている間に貴金属が現金を盗まれてしまうなど軽犯罪が多発しているためです。
このように、夜遊びできるクラブはありますが、身の安全に十分注意して出掛けるようにしましょう。
地下鉄
その他、インド旅行で気をつけることの中には、インドで地下鉄や列車を利用する際は、料金によって列車のクラスが分けられ、高額運賃の列車はエアコンが完備されているなど、利用の際に客層が分かれるのがインドの特徴です。
そのため、下のクラスで列車を利用する場合は、少しの睡眠の間にバッグの中身を抜き取られてしまうなどという窃盗被害が多発しています。
そのため、地下鉄や列車を利用する際は、特に一人で列車に乗るという時こそ、窃盗被害に遭わないために十分注意してください。
タクシー
その他、インド旅行で気をつけることの中には、ホテルや空港などからタクシーを利用する際は注意してください。
これは、インドのタクシーにはメーターが設置されていないケースが多く、乗車前には行先を告げ、料金を確認した上でタクシーを利用するようにしましょう。
特に、日本人はぼったくられてしまうケースも多く、しっかりと正しい主張を行うようにしてください。
なお、インドでタクシーを利用する際は流しのタクシーは利用できないことも多く、その倍はオートリキシャを利用してみても良いですね。
インドには現在渡航できる?
2022年8月15日現在、入国条件をクリアすれば観光やビジネス目的でインドへ渡航することが可能です。
入国条件は以下の通りです。
- ワクチン接種証明書
- 渡航前に過去14日間の旅行歴
- 出発72時間前に検査したPCR陰性証明書
- PCR陰性証明書が真正であることの誓約書
なお、2022年7月1日に、インドの感染症危険情報はレベル1の「十分注意」に引き下げられました。
2021年5月には新規感染者が40万以上いましたが、2022年8月時点で7日間の平均感染者数は1万5千人とだいぶ落ち着いています。
公共交通機関やホテルなど一部ではマスク着用が必要ですが、普段の生活でマスクやソーシャルディスタンスを徹底する必要はありません。
現状の隔離期間に関して
インド政府は2022年1月10日以降、日本を含む全ての外国人入国者に対し、7日間の隔離期間が義務付けられていました。
しかし、感染者減少により2月14日、日本を含む全ての外国人入国者の隔離を撤廃しました。
インドへ入国する際には、無作為に選ばれた全体の2%のみが到着時にPCR検査を受ける義務があります。
また入国者全員に対し、入国後14日間セルフモニタリング(検温や体調管理)をする必要があります。
まとめ
インドは、エリアによって治安の良いところ、悪いところに分かれるということがわかり、決して全土において治安が悪く危険な国ということではないと言えますね。
また、軽犯罪は目立つものの、凶悪な犯罪発生件数も少なく、比較的安全な場合も多いです。
しかし、人通りの少ない路地裏などは、強姦事件やスリ、ひったくりなどの被害に遭いやすく、そのような場所に自ら入って行かないよう、注意しましょう。
身の安全に配慮した行動をとることで、安全に楽しいインド旅行を行うことができるため、ぜひ、インド旅行を計画した際は、事前に安全情報を確認の上で渡航することをおすすめします。