エルサルバドルには遺跡や数多くの観光地がある国ですが、内戦中に流出した銃がいまだに利用されている危険な国でもあります。
注意すべきこともたくさんあり、楽しい旅行にするためには自分が気をつけなければなりません。
そこで、今回はエルサルバドルの治安についてご紹介していきますので、是非参考にして下さいね。
この記事の目次
世界治安ランキング105位のエルサルバドル
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、エルサルバドルは105位となっています。
結論:要注意
エルサルバドルは観光地が多いものの、南米の中でも地区に治安が悪いため注意が必要です。
ギャングも多く銃の所持も21歳から申請すれば可能なので、殺人事件も起きています。
犯罪集団もいるので、特に注意が必要でしょう。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
海外安全ホームページでは、犯罪集団マラスの支配下にあるとしたメヒカノス市,アポパ市,シウダ・デルガード市,パンチマルコ市,アギラレス市,コロン市,ケサルテペケ市,サン・マティアス市,サカテコルカ市,及びサンサルバドル市セントロ地区の10都市を、レベル2「不要不急の渡航はやめて下さい」と勧告しています。
そして10都市以外のエルサルバドル全域で「十分に注意が必要」と勧告しています。
観光地のエルサルバドル旧市街付近で治安が悪いエリアは、旧市街地の東部または北部イロパンゴ市、ソヤパンゴ市、シウダ・デルガード市、メヒカーノス市です。
マラスはテロ集団であることから、邦人の被害はエルサルバドルではないものの、注意が必要だと考えられているのです。
夜の一人歩きは大丈夫?
エルサルバドルでは日中の犯罪発生率も高いため、夜はもっと高くなる可能性があります。
男女共に絶対に一人では出歩かない方が良いでしょう。
また、目をつけられる可能性もあるので、複数人でも夜の外出は注意が必要です。
エルサルバドルのコロナウィルスの状況
エルサルバドルの新型コロナウィルス感染者の危険度レベルは「レベル1」となっています。
ですが、日本と同様に再流行傾向にあり、1日の感染者数は増加傾向にあります。(2022年8月1日時点)
エルサルバドルへの入国に関しては、規制やPCR検査もなく入国が可能です。
エルサルバドルから日本への入国に関しては、3回目のワクチン接種証明書の有無に関わらず、出国前72時間以内のPCR検査のみ必要で入国検査や隔離はありません。
状況により変動するため、随時外務省サイトでご確認ください。https://www.mofa.go.jp
エルサルバドル旅行で最低限気をつけるべき点3つ
エルサルバドル旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
エルサルバドル旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険が付帯しているタイプ(無料)です。
エポスカードは旅行の支払いをカード利用することで保険適用になりますが、エポスカードで「航空券」や「日本で空港に向かうリムジンバスや電車」の支払いをするだけで適用に!
もちろん、海外での「鉄道、バス、タクシー」の支払いに利用でもOKです!
海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
エルサルバドル旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、エルサルバドルで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- エルサルバドルであれば1570円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
エルサルバドルの公用語はスペイン語です。
英語はエルサルバドルでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、エルサルバドルの公用語である”スペイン語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
エルサルバドル観光客を狙った主な犯罪事例と対策
事例1.強盗
夜間、徒歩で移動中の日本人が数人の強盗犯によって刃物で脅され、バッグを強奪されてしまう犯罪が起きています。
バッグには財布のほかパスポートなどの貴重品が入っていました。また、刃物で腹部を刺されて重傷を負っています。
対策:夜間の外出に注意
夜間の徒歩での移動は危険なので基本的には出歩かない方が良いですが、やむを得ない場合はタクシーなどを利用して下さい。
また、強盗に遭遇した場合は、怪我をする可能性があるので決して反撃しないようにしましょう。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_244.html
事例2.ホテルでの窃盗
宿泊しているホテルの部屋に置いていた現金や航空券などが、外出中に盗まれるなどの犯罪が起きています。
寝袋なども盗まれているという事なので、金品だけではなく様々なものが盗まれてしまう可能性が高い事がわかります。
対策:セーフティーボックスを利用する
ホテルの部屋に無防備に貴重品を置くのはやめて下さい。
セーフティーボックスなどを利用して、貴重品を取られないよう管理しましょう。
また、貴重品はあまり多く持ってこないようにして、できるだけ最小限の貴重品で旅行するようにして下さい。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_244.html
事例3.置き引き
レストランで食事中に隣の席に置いていたバッグを、目を離したすきに盗まれる事件が起きています。
目を離したのも少しの間でした。
また、バッグには現金やクレジットカードの入った財布が入っていました。
対策:バッグから手を離さない
バッグや手荷物は必ず手から離さないようにしましょう。
どこに行ったとしても、置いたりしないよう気を付けて下さい。
手から離れてしまうと、見ている目の前でもバッグや荷物が盗まれてしまう危険性があります。
必ず手から離さないようにしましょう。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_244.html
日本人女性がエルサルバドル旅行で注意すべきポイント3つ
1.性犯罪
首都サンサルバドルの旧市街地では、性犯罪も横行しているため女性は注意が必要です。
現地の数多くの女性が性犯罪の被害にも合っているので、日本人でも観光客でも関係なく被害に遭う可能性があるでしょう。
エルサルバドルの人たちはとても真面目で親切なのですが、その優しさを利用して近づいてくる犯罪者もなかにはいます。
性犯罪に巻き込まれないように、誰にでもついていかないように注意して下さい。
また、相手を誘う行為にもなってしまうので、露出の高い服装にも気をつけるようにしましょう。
2.窃盗
人が多い場所では、スリやひったくりなどの窃盗犯罪に注意して下さい。
特に女性はショルダーバッグやハンドバッグなどを持つ方も多いですが、ひったくられる可能性が高くなるのでたすき掛けにするなど持ち方に気を付けましょう。
また、強盗や恐喝なども横行しているので、人気の少ない場所にも注意して下さい。
派手な装いは目をつけられる可能性も高まるため、控えめな格好でいることも大切です。
ブランド品やブランドの貴金属などはあまり多く身につけないようにしましょう。
3.夜の外出
女性は夜の外出は控えて下さい。
夜は犯罪率も高くなり、女性は性犯罪に遭う可能性も高まります。
一人で出歩くのはもちろん、少人数で女性だけの行動はやめておきましょう。
複数人でも危険な場合があるので、男性がいたとしてもあまり出掛けない方が賢明です。
もしも、夜間に移動する必要があるなら、誰かと一緒に信頼できるタクシーを利用するなど工夫して下さい。
間違っても一人で出歩いたりするのは、絶対にやめて下さいね。
子連れ旅行者がエルサルバドルで注意すべきポイント
子供をエルサルバドルに連れていく際、注意すべきなのが荷物の管理でしょう。
ひったくりなどが多いので、荷物が多くなる際の移動には注意して下さい。
また、子供には実害が加わることもあまりないとは思われますが、あらゆる凶悪犯罪が横行しているので、人気の少ない場所や夜間の外出は絶対にやめておきましょう。
誘拐などに遭う危険性もあるので、必ず子供から離れないようにすることも意識して下さい。
他に、治安以外では水道水に注意です。
体調を崩してしまうため、ミネラルウォーターを購入して下さい。
また、高温多湿の国なので日中は薄い服装でも構いませんが、朝晩は冷え込むこともあるので、少し暖かい服装も用意しておくと安心でしょう。
その他エルサルバドル観光で注意すべきポイント
パスポートのコピー
エルサルバドル旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
エルサルバドルへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
スリやひったくりが多いので、旅行の際にはリュックがおすすめ。
リュックなら簡単にひったくられることもないでしょう。
ただし、気がつかないうちに中に手を入れられてしまう可能性もあります。
開け口が簡単なタイプは危険なので、開けにくいジップタイプやしっかりと口が閉じられるタイプにしましょう。
それでも心配なときや、電車内など人が多い場所では自分の胸側にリュックを持つようにして下さい。
片方の肩だけに紐をかける持ち方にも気をつけるように、意識して持つようにすることも大切です。
ホテル
首都サンサルバドルにある旧市街地は安いホテルが多いですが、ホテルのセキュリティに期待する事ができません。
また、旧市街地は治安があまり良くないので、宿泊場所としても避けた方が良いです。
ホテルを選ぶ際にはランクの高いホテルであれば、セーフティーボックスや警備員の配置など安全性が高いので、比較的安心して泊まることができるでしょう。
場所はもちろんホテルのランクも安全性に影響する可能性があるので、ホテルを選ぶときも意識して選ぶようにして下さい。
クラブ
エルサルバドルにも楽しめるバーやナイトクラブがありますが、人が多い場合はスリに注意して下さい。
荷物を置いたままにすると、置き引きに遭う可能性もあります。
また、酔った人も多いのでトラブルに合う危険も考えられるため気を付けましょう。
さらに、夜間なので出歩く際にも注意が必要です。
一人はもちろん複数人でも、人気のない場所へ出歩くのはやめて下さい。
移動手段にタクシーを利用するなど工夫して、注意しながら楽しみましょう。
地下鉄
エルサルバドルには地下鉄がなく、鉄道のみとなりますが現在では運行されていないようです。
以前は短期間で、交通渋滞緩和のため運行されていましたが、その後運行が停止されています。
再会は計画されていますが、まだ計画中なので今後進行していく事が期待されています。
また、鉄道や地下鉄がないために、そのため移動手段はタクシーやバスなどを利用して下さい。
タクシー
エルサルバドルのタクシーには基本的にチップは必要ありません。
そのため、メーター通りの正規料金を支払って下さい。
ただし、ダウンタウンも含めエルサルバドルでは流しのタクシーには無許可も多く、無許可タクシーはギャングとの関わりもあるので使用しない方が良いでしょう。
ぼったくりはもちろん強盗や恐喝など危険な目に遭う可能性もあります。
信頼できる許可を取得したタクシー会社を事前に調べるか、信頼できるホテルなどで手配してもらってから利用しましょう。
まとめ
エルサルバドルは世界でも危険な国として有名です。
内戦で流出した銃がまだ使用されていたり、テロ認定されているギャングがいたり、実際にまだまだ危険です。
人通りの少ない場所や路地へは入らないようにし、万が一被害にあった場合でも抵抗したり刺激したりしない。
また、ポケットなどに手を入れていると、武器を取り出そうとしているものと誤解される恐れがあるので避けましょう。
強盗対策として20ドル程度の現金を持っておき、金品を要求された際に渡すことも有効です。
安全に過ごすためには、昼夜問わず自分で注意する必要があるので、必ず危険な地域などはチェックしておきましょう。
楽しめる観光地もたくさんあるので、良い思い出となるエルサルバドル旅行にするためにも、危険を回避できるような範囲で満喫して下さいね。