世界幸福度ランキングでも上位の国フィジー。
リゾート観光としても日本では人気の高い国ですが、比較的注意すべきところも多いです。
そこで、安全で楽しい旅行にするためにも、今回はフィジーの治安についてまとめてみました。
是非フィジー観光を検討されている方は、様々な注意点を参考に楽しい旅にしてください。
この記事の目次
結論:注意が必要
発展途上国の中では比較的安全な方だと言われていますが、日本と比べれば危険な地域も多々あり、経済的な発展が乏しいため窃盗や詐欺などの犯罪が多いです。
しかし銃社会ではないので、凶悪犯罪は比較的少ないでしょう。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省の世界安全ホームページでは、フィジーの首都圏のスバ市・ラミ町・ナシム町・ナウソリ町と、ラウトカ市・ナンディ町・バ町に危険レベル1の「十分注意してください」と警告されています。
主に窃盗などの犯罪が横行しているので、スリやぼったくりなどの詐欺にも注意が必要です。
また、2020年3月現在、コロナウイルスによる入国制限が行われているので、渡航の際にはスムーズな入国ができない場合もあるでしょう。
他、コロナウイルス以外にも2019年には麻しんについての注意喚起もあったので、感染症に関しても注意してください。
夜の一人歩きは大丈夫?
フィジーでは窃盗などの犯罪が横行しているため、夜は特に強盗に遭う可能性があるため危険です。
一人では決して出歩かないようにしてください。
男女関係なく被害に遭う場合もあるので、出歩く際には少数にならないよう気を付けましょう。
フィジー旅行で最低限気をつけるべき点3つ
フィジー旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
フィジー旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
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年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険が付帯しているタイプ(無料)です。
エポスカードは旅行の支払いをカード利用することで保険適用になりますが、エポスカードで「航空券」や「日本で空港に向かうリムジンバスや電車」の支払いをするだけで適用に!
もちろん、海外での「鉄道、バス、タクシー」の支払いに利用でもOKです!
海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
フィジー旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、フィジーで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- フィジーであれば1370円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
フィジーの公用語は英語です。
英語はフィジーでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、フィジーの公用語である”英語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
フィジー観光客を狙った主な犯罪事例と対策
事例1.強盗・傷害
夜間にホテルから外出しナイトクラブへ行った際、飲酒した後で複数の男に囲まれ、現金やスマートフォンなどを強奪された事件が起きています。
強奪されたときに抵抗したこともあり、複数の男性から暴行も受けています。
対策:夜間の外出を控える
夜間にナイトクラブなどへの外出を控えるか、もしくは複数人で行動するようにしてください。
金品を見せつけたりスマートフォンを出したままにするのも良くありませんので、できるだけ質素な状態で出かけましょう。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_076.html
事例2.窃盗
ホテルに宿泊していた際に、外出している間にベランダから侵入され、部屋においたままの貴重品が全て盗まれてしまう事件が起こっています。
ホテルは2階建てで、宿泊していたのも2階部分でした。
対策:貴重品は最小限に抑える
ホテルに置いておく貴重品はもちろん、身につけておく貴重品も最小限に抑えましょう。
あまり多くの物を持ち歩くと、スリやひったくりに遭う可能性もあります。
貴重品の携行は最小限に抑えてください。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_076.html
事例3.詐欺
ホテルにチェックインする際に貴重した宿泊カードに、クレジットカードの番号を記載ました。
その後、ホテルの支払いは現金であるにもかかわらず、複数回にわたり不正使用されていたことが判明する事件が起きています。
対策:クレジットカードを利用しない
クレジットカードを使用するとスキミングの被害に遭う可能性があります。
また、カードの番号だけでも不正利用される可能性があるので、気軽にクレジットカードを利用しないようにしましょう。
カードの情報も気軽に教えないでください。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_076.html
日本人女性がフィジー旅行で注意すべきポイント3つ
1.しつこいナンパ
気軽に声をかけてくれるフィジーの方も多いですが、ナンパ目的で声をかけてくる人も多いでしょう。
意外としつこく声をかけてくるので、日本で遭遇するナンパよりもしつこい場合があります。
曖昧な態度ではあきらめないこともあるので、はっきりとした態度をとるようにしてください。
また、ナンパによって気軽についていかないようにすることも大切です。
気軽について行ったことで、性犯罪や窃盗などのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
女性は特に気軽な態度を取らないように、十分に注意しながら現地の人と触れ合うようにしてくださいね。
2.肌の露出
フィジーの現地女性は肌の露出を抑えた服装が一般的なので、あまり肌を露出することに関しては好まれない場合もあります。
他の肌を露出してはいけない国よりも観光客に関しては比較的甘い方ではありますが、それでも肌の露出が目立つのは良くありません。
目立ってしまえばひったくりやナンパなどにも遭う可能性があるでしょう。
胸がはだけている、ミニのパンツやスカートで足が出過ぎているなどの服装は注意したいですね。
トラブルに巻き込まれてしまう可能性も否定はできませんので、特に女性は暑くてもできるだけ露出を抑えた服装を心がけるようにしてください。
3.フィジアンアタック
フィジーでは「フィジアンアタック」と呼ばれるひったくりが横行しています。
昼間でも関係なく犯行に及ぶので、誰でも関係なく襲われる可能性があるでしょう。
フィジー人はとても体格が良いので、小柄な日本人なら特に女性は間違い無く負けてしまいます。
さらに、フィジー人は足が速いのも特徴なので、カバンを取られてしまえば取り戻すことができない可能性も高いです。
バッグはもちろん手荷物などは決して気軽に持つのではなく、しっかりと取られないように持ってください。
荷物が多い時は出歩く時間を短めにして、タクシーなどで移動しましょう。
子連れ旅行者がフィジーで注意すべきポイント
フィジーに子連れで旅行する際には、車に注意しましょう。
フィジーでは信号がほとんどなく、車の運転も比較的荒め。
道路を渡るのは危険ですが、どうしても渡らないといけない場合は必ず手を引くか、まだ小さいお子様なら抱きかかえてください。
また、飲料水は天然水を輸出されるほど美味しいと有名ですが、お子様の体調を考えてミネラルウォーターの購入も検討してください。
他にも、アリが多いので噛まれる可能性もあります。
虫除けなども持ち歩いておくと安心でしょう。
治安については、フィジー人は子供にとても優しいので、親切にしてもらえることも多いはずです。
ただし、大人に対しては金品の窃盗事件も多いため荷物が多い場合は注意してください。
その他フィジー観光で注意すべきポイント
パスポートのコピー
フィジー旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
フィジーへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
フィジーアタックと呼ばれるひったくりが横行しているので、できるだけリュックはしっかりと胸の前で固定できるベルトがついているものか、前側に持つようにしてください。
胸の前に持っていても肩の紐を引っ張られて持っていかれる可能性もあります。
スリも多いのでフタが簡単に開けられるタイプにも注意が必要です。
リュックの方がショルダーバッグよりも安心できますが、リュックだから絶対に盗られないということはないので、気を付けましょう。
ホテル
フィジーではチップの習慣はありませんが、ホテルで良いサービスをしてもらえたと思った時は、多少の心付けを渡しても良いでしょう。
また、ホテル内での治安については悪いわけではありませんが、貴重品はセーフティボックスを利用し、大切なものは部屋に放置しないでください。
他にも、ホテルでは安全でも場所によってはホテル周辺が危険な場合もあるので、必ず説明があったときには注意するようにしましょう。
さらに、フィジーのホテルは比較的高いので、ロングステイの際は現地で見つけるのではなく、日本でお得なサイトから事前予約してください。
クラブ
フィジーには観光客向けのバーやクラブも数多くあるので、夜も楽しむことができますが、本島では路地にある小さなパブなどは危険なので入らないようにしましょう。
路地にあるパブなどは日本人などの観光客向けではないので、入るととても目立ちます。
お金持ちだというイメージが強い日本人なので、トラブルに巻き込まれる危険もあるでしょう。
夜の一人歩きも危険だというのもあわせて、ナイトスポットでの遊びには充分注意してください。
地下鉄
フィジーには普通の鉄道がなく、荷物を運ぶ貨物列車か観光用の列車しかありません。
観光用の列車はコーラルコースとトレインと呼ばれ、フィジアンホテルの入り口あたりからナタンドラビーチまでのんびりと進みます。
観光用なのでツアーでの利用となるため、乗車したい場合はツアー会社などに問い合わせると良いでしょう。
ただし、観光用の列車でもスリやひったくりに遭う可能性もあるので、決して寝ないようにしてくださいね。
タクシー
フィジーにはバスやミニバスが通らない場所も多いので、タクシーの利用が欠かせません。
利用の際には自分でタクシー会社に連絡してチャーターしておくか、現地の人に呼んでもらうかのどちらかになります。
ただし、ぼったくりが多いため料金を大幅に超えて請求するか、遠回りして料金を釣り上げたりされるので、信頼できるタクシー会社を利用してください。
また、信頼できるタクシードライバーがいれば、専用ドライバーとしてもチャーターできるので、電話番号などを聞いておくと良いですね。
野良犬
野良犬を見かけた場合は、十分注意する必要があります。
道端で見かける野良犬は、狂犬病にかかっている可能性が格段に高いからです。
フィジーのような発展途上国では、狂犬病への対策がしっかり執られていないため、狂犬病にかかる人の割合が最も高くなっています。
狂犬病にかかった犬は、想像以上に狂暴的で執拗に人から離れません。
野良犬に気を付けるために、もし見かけた際は建物内にすぐに逃げ込むこと、狂犬病の感染を防ぐためにも生き物には触れないことが重要です。
現在コロナで人が足りず、狂犬病にかかった場合の治療が受けられないことも考えられますので、自身で十分な予防策を取ることが必要となってきています。
高波・ウミヘビ
フィジーでは、高波にさらわれる確率とウミヘビに遭遇する確率がどちらも高いです。
フィジーは島国で周りはすべて海ですが、海にはサンゴ礁が連なっており島を取り囲むように形作られています。
珊瑚の内側は安全ですが、珊瑚の外側は波が高く、サメなどの危険生物に遭遇しやすくなっています。
またフィジーの海は日本と異なり、亜熱帯地域のためウミヘビを多く見かけます。
ウミヘビはほとんどが毒性で、現地の方もめったに近づきません。
高波やウミヘビの被害に遭わないために、海に出る際はサンゴ礁の内部で行動すること、水中や陸でウミヘビに遭遇した際はすぐにその場を離れることに気を付けてください。
違法薬物
フィジーでは、違法薬物の取引は頻繁に行われています。
なぜなら、フィジーは発展途上国で貧しい国なので、高価に取引できる違法薬物に手を出す人が多いからです。
発展途上国では、生活のために仕方なく違法薬物に手を出してしまう人が多いといわれています。
それほど日本よりも薬物が身近にあるということです。
薬物の取引に巻き込まれないためには、知らない人の誘いに対応しないことや無料の物を受け取らないこと、また物品を強引に押し付けられることにも十分注意してください。
フィジーには現在渡航できる?
フィジーへの渡航は可能です。
フィジーへの渡航について詳しく説明していますので、確認しておきましょう。
現状の隔離期間に関して
フィジーへの渡航は可能ですが、外務省が公開する情報によるとフィジーへの渡航の危険度をあらわすレベル指数は、現在レベル1となっています。
これは「十分注意してください」という注意にあたり、前回からの継続になりますが、引き続き注意が必要です。
有効なワクチン接種証明書を持っている場合は、出国前検査、到着時検査、待機は必要ありません。
もしも有効なワクチン接種証明書がない場合は、出国前検査、到着時検査、待機が必要です。
これにより、今現在フィジーから日本への入国時は、場合により隔離が必要ということになります。
まとめ
フィジーはゆったりと楽しむことができるリゾート地ではありますが、やはり危険な目に遭う可能性がある国でもあるのです。
せっかくのリゾート観光だから目一杯楽しみたいと思う方も多いでしょう。
そのためには、注意すべきとことを忘れないことが重要です。
ひったくりはもちろんスリも多いですし、もしかしたらそれ以外にも凶悪な犯罪に巻き込まれる可能性は十分にあります。
自分の行動次第なので、自分でもしっかりと気を付けながらフィジーを堪能しましょう。