無料で作れる!海外旅行保険が付帯しているクレジットカードおすすめ3枚

「海外旅行保険」とは?

海外旅行保険とは、海外での高額医療費を負担してくれる保険です。

  • 町を歩いていたら交通事故に遭ってしまった
  • ホテルのクーラーで風邪をひいてしまった
  • トレッキング中に転んで骨折してしまった

このように、海外で医療費が発生した際に金銭的にカバーしてくれるのが海外旅行保険です。

たとえば日本なら無料で救急車が来てくれます。しかし海外では救急車は有料で値段も高い国がほとんどです。

また大きなケガや病気ともなると医療費は日本とは比べ物にならないほど高額です。

海外の医療費実例(2013年度、2014年度)

地域内容費用
ハワイ脳卒中で倒れICU(集中治療室)に緊急搬送。
17日間現地で入院の後、医療専用機で日本へ搬送。
2,374万円
アメリカ急性心筋梗塞で倒れる。現地で2度の手術を受け、約40日間入院。医療専用機で日本へ搬送。5,105万円
カンボジア観光中に遺跡から転落、右後頭部骨折。タイへ緊急搬送後、ICU(集中治療室)で治療。ドクター付き添いのもと、車椅子で帰国。 634万円

出典:AIG損保の海外旅行保険の特長より抜粋

 

このように、日本でマンションや家が買えてしまうようなとんでもない金額ですよね。

もっと現実的なところで言えば、ハワイでは救急車を呼ぶだけで7万円以上、盲腸で入院・手術を行うと380万円以上かかります。

そんな金額、できればもっと安くしてもらいたいですよね。

でも安心してください。海外旅行保険に入ると100万円以上を負担してもらうことも可能になります。

外務省ホームページでも注意喚起

外務省の海外安全ホームページでは次のように書かれています。

米国国内で入院治療を受けたものの,保険に加入していなかったために,莫大な治療費の支払いに苦しむ邦人旅行者が後を絶ちません。

ハワイ州も病院の医療費は,極めて高額となっており,ICUに収容されると1日5,000ドル以上かかる例も少なくありません。

救急車も有料で状況に応じて数百ドル~千ドルを超える費用がかかります。
2週間程度の入院・加療により,病院側から総額30万ドル(約3,000万円)を超える請求があった例も報告されています。

海外を旅行する際は,海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。

出典:外務省海外安全ホームページ

 

このように外務省も海外旅行保険への加入を勧めています。

そんな海外旅行保険、実は決して高いものではなく、1週間程度の旅行なら数千円で入れます。

でもこれがもし無料になるなら、やっぱりそれに越したことはないですよね。

 

そこでおすすめするのが海外旅行保険が付帯する無料のクレジットカードを作ることです。

クレジットカードの場合、保険料を無料にできるだけでなく、一度発行してしまえばOKなので、旅行の都度申し込む必要がない、というメリットもあります。

 

そこで今回は、ご旅行パターンに合ったおすすめのクレジットカードをご紹介します。

選び方のポイントは3つ

海外旅行保険の内容(金額や条件など)は、カードによってまちまちです。

カード選びで失敗しないためにも、次の3つのポイント基準に選んでみましょう。

  1. 保険が「自動付帯」であること
  2. 医療費キャッシュレスサービスに対応していること
  3. 「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の補償金額が大きいこと

それぞれ見ていきましょう。

ポイント1 保険が「自動付帯」であること

海外旅行保険が付いているクレジットカードは、タイプが2種類あります。

  1. そのカードを作るだけで海外旅行保険が自動的に適用される「自動付帯」タイプ
  2. 旅行費用や空港までの旅費(電車代や高速バス代など)をそのカードで決済することで適用される「利用付帯」タイプ

もちろん、無条件で適用される「自動付帯」タイプがおすすめです。

ポイント2 医療費キャッシュレスサービスに対応していること

医療費キャッシュレスサービスとは、保険会社が病院に直接支払ってくれるサービスです。

医療費キャッシュレスサービスに対応していないカードの場合、いったん自分が治療費を立て替えて、後日その金額を保険会社に請求する仕組みとなっています。

医療費を自分で立て替えるの大変なので、医療費キャッシュレスサービス対応のカードがおすすめです。

ちなみに、医療費キャッシュレスサービスは、カード会社が提携している病院でないと利用できません。そのため、カード会社のサポートデスクに確認して病院を選ぶ必要があります。

ポイント3 「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の補償金額が大きいこと

先ほどご紹介した海外旅行保険の例では「傷害死亡後遺障害 2,500万円」といった金額の大きな部分につい目が行ってしまいますよね。

しかし実際は「傷害死亡後遺障害」の保険金を請求することはごくまれなので、この金額はあまり重視する必要はないんです。

それよりも、ケガや病気になる可能性の方がずっと高いため、重視すべきなのは「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の補償金額です。

そして、この2つの金額がなるべく大きいカードを選ぶのがおすすめです。

 

ここまでをまとめると、海外旅行保険が付いたクレジットカードを選ぶなら

  1. 保険が「自動付帯」であること
  2. 医療費キャッシュレスサービスに対応していること
  3. 「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の補償金額が大きいこと

 

という、3つのポイントをできるだけ満たしているものがおすすめとなります。

さてこれを踏まえて、いよいよ具体的におすすめするカードをご紹介します。

 

断然お得!年会費無料のおすすめクレジットカード3選

クレジットカードには年会費がかかるものとかからないものがあります。

当然、年会費無料で海外旅行保険が付く方がお得ですよね。

そこで今回は、先ほどご紹介した3つのポイントを満たし、且つ年会費無料のカードをおすすめ順に3つご紹介します。

 

これから紹介するカードは、別の言い方をすれば、

そもそも、年会費無料&保険が自動付帯なわけだから、作らない方が損

と言っても過言ではないカードとなります。

1位 エポスカード

マルイグループの「エポスカード」は、おすすめポイント3点すべてをクリア!年会費無料の中ではイチオシのカードとなっています。

エポスカードの特長

  • カードの発行が早い
    申し込んでから1週間くらいで手元に届くので、旅行の予定が近くても間に合わせることができます。
  • エポスポイントがもらえる
    入会でもらえるエポスポイント(2,000ポイント)は、マルイでの買い物で使えるほかクオカードやAmazonギフト券、ANAやJALのマイルに交換することもできます。
カードエポスカード
決済ブランドVisa
申込資格18歳以上(高校生を除く)
年会費無料
保険の条件自動付帯
保険内容傷害死亡後遺症 500万円
傷害治療費用 200万円
疾病治療費用 270万円
携行品損害 20万円
賠償責任 2,000万円
救援者費用 100万円
医療費キャッシュレスサービス対応している
公式サイト≫エポスカードの詳細

2位 REXカード(レックスカード)

REXカードは、価格.comなどでおなじみのカカクコムがプロデュースする年会費無料のクレジットカードです。

疾病治療費用こそエポスカードにやや劣りますが、その他は同等という優れた内容となっています。

何より、ポイント還元率が高く普段使いにもおすすめなので、持っていて損はないカードのひとつです。

REXカードの特長

  • 高ポイント還元率1.25%!
    飲食店やお買い物の際にREXカードで支払うと、代金の1.25%のポイントが貯まります。さらに、JACCSモール経由でamazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどを利用すると、プラス0.5%以上!つまり1.75%以上のさらに高い還元率に!
  • たまったポイントは「Jデポ」で値引に使える
    ポイントが貯まったら1500円ごとにJデポで1,500円分と引き換えができ、次回買い物時の利用金額の値引きに使えます。たとえば、10,000円のカード利用字にJデポ1,500円分利用すれば、請求金額が8,500円に!
カードREXカード
レックスカード
決済ブランドMasterCard・VISA
申込資格18歳以上(高校生を除く)
年会費無料
保険の条件自動付帯
保険内容傷害死亡 2,000万円
後遺障害保険金 80~2,000万円
傷害治療費用 200万円
疾病治療費用 200万円
携行品損害 20万円
賠償責任 2,000万円
救援者費用 200万円
医療費キャッシュレスサービス対応している
公式サイト≫REXカードの詳細

 

3位 Booking.comカード

Booking.comカードは、世界最大の宿泊予約サイトのBooking.com(ブッキングドットコム)が三井住友カードと提携しプロデュースしているクレジットカードです。

Booking.comカードの特長

  • Booking.com宿泊でポイントが貯まる!
    通常のカード利用では金額の1%ポイントが貯まりますが、Booking.comカード専用の予約サイトで予約し、現地でカード払いをした場合、さらに宿泊額100円につき5ポイントが還元されます!つまり、仮に10万円の旅行なら通常のカード利用分(1%)の1,000ポイントにプラスして、宿泊予約分(5%)の5,000ポイントがもらえることに!
    合計6%還元というお得なカードはほかにはなかなか見かけません!
  • ポイントは値引 or キャッシュバックに使える
    Booking.comカードでもらえるポイントのスゴいところは、貯まったポイントが次回支払時の値引きとして利用できるところです。

仮に支払い予定金額がない場合は、口座にキャッシュバックされます。
ポイントの有効期限切れなどを気にしなくていいのもうれしいですよね。

  • キャッシュバックキャンペーン実施中
    期間中に7万円以上利用すると5,000円キャッシュバックとなります。
    (対象期間はBooking.comカード公式サイトでご確認ください)
  • 先着5万名をGenius会員にアップグレード
    早めに入会すると「Booking. Genius」会員にアップグレードできるお申し込みコードがもらえます!Genius会員になると宿泊施設10%OFFになるサービスや、レイトチェックアウト・無料空港送迎・ウエルカムドリンクなどの無料特典を利用できるようになります!
カードBooking.comカード
決済ブランドVisa
申込資格18歳以上(高校生を除く)
年会費無料
保険の条件自動付帯
保険内容傷害死亡後遺症 300万円 ※1
傷害治療費用 100万円
疾病治療費用 100万円
携行品損害 20万円
賠償責任 2,500万円
救援者費用 150万円
医療費キャッシュレスサービス対応している
公式サイト≫Booking.comカードの詳細

※1 自動付帯では300万円ですが、旅行代金などを決済すると(=利用付帯)1,700万円プラスされ合計2,000万円となります

 

クレジットカードは1枚だけで十分?

さて、年会費無料カードを3つご紹介しましたが、「どのカードを作ろうかなぁ・・・」と、迷っていらっしゃるかもしれませんね。

結論としては、3枚全部作った方がお得です。

なぜなら、各カードの保証費用は合算ができるからです。

カード3枚合算時の保険金額例

カード名傷害治療費用疾病治療費用
エポスカード
200万円270万円
REXカード
レックスカード
200万円200万円
Booking.comカード
100万円100万円
保険金合計500万円570万円

ここで思い出していただきたいのが、盲腸で380万円かかるなど「海外の医療費はとても高額」という話です。

そういった高額医療費をカバーするには、クレジットカード1枚の補償だけでは不十分です。

だからこそ3枚全部作って各カードの保険を合算するというテクニックが生きてくるわけです。

 

3枚作った場合、500万円まで保険金が出ます。そのため、ある程度までのケガと病気の治療費をカバーできますよね。

同様に救援者費用、賠償責任も合算可能ですが、傷害死亡後遺障害だけは合算はされず、最高額のものが適用されます。

夫婦旅行の場合はカードをこう発行する!

ここまでは、カードの名義人(カード会員)本人の保険についての内容となっていました。

そのため、「夫婦2人の場合はどうすればいいのだろう?」と思われる方もいらっしゃいますよね。

ということで、新婚旅行など夫婦2人の旅行におすすめの発行パターンをご紹介します。

夫婦旅行  年会費無料カードの発行パターン

エポスカードとBooking.comカードには家族特約や家族カードがありませんので、夫婦それぞれで本会員カードを発行します。

REXカードについては、家族カードがあります。そのため。夫が本会員カード、妻が家族カードで大丈夫です。ただし年会費無料ですので妻も本会員カードを発行しても問題ありませんね。

なお、家族カードの場合の利用ポイントは本会員カードの方に付与されます。

夫婦旅行の場合の発行パターン

対象者エポスカードREssXカードBooking.comカード
本会員カード本会員カード本会員カード
本会員カード家族カード or 本会員カード本会員カード

 

 

家族旅行の場合はカードをこう発行する!

次は家族旅行におすすめの年会費無料カード発行パターンのご紹介します。

家族旅行 年会費無料カードの発行パターン

夫婦については上で紹介したパターンと同じですが、子どもと親御様の発行パターンは次のとおりです。

まず18歳以上(高校生を除く)については妻と同様です。ただし17歳以下と高校生はそもそもカードが発行できません。

親御様の場合は、収入がある方は夫婦と同様の発行パターンでOKです。ただし年金受給者の方は審査が通ることもあれば難しい場合もあるようです。

家族旅行の場合の発行パターン

対象者エポスカードREXカードBooking.comカード
本会員カード本会員カード本会員カード
本会員カード家族カード or 本会員カード本会員カード
子(18歳以上)※1本会員カード家族カード or 本会員カード本会員カード
子(17歳以下)×××
△本会員カード△家族カード or 本会員カード△本会員カード

※1 高校生を除く

「えー!子どもの保険がないのは困る!」

と思う方も多いのではないでしょうか。

そういったときにおすすめの一枚を紹介します。

 

夫婦旅行・家族旅行にプラスしたい1枚はコレ!

年会費無料カードではカバーできない家族の保険や、年会費無料カードの保証にもう少しプラスしたい場合におすすめしたい優秀なカードがあります。

それはセゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレス・カードです。

たとえば夫が本会員カードを作った場合、本人が手厚い保障が受けられるのはもちろん、家族特約により夫婦旅行はもちろん、家族旅行までカバーできる素晴らしいカードとなっています。

このカードは年会費が1万円なのですが、なんと初年度は年会費無料です。

そのため、初年度にカードの特典を利用してから、仮に「2年目以降は必要ないな」と感じれば年会費無料のうちに解約することも可能です。

魅力的なAMEXゴールドカード特典

このカードは1つランクが上のアメックスゴールドカードの特典が利用できるのも大きな魅力です。

たとえば、主要空港のカードラウンジが利用できるようになったり、航空機遅延補償が付いたりします。

家族カードを作らなくてもOK

また、セゾンゴールド・アメリカンエキスプレスには、家族カードも用意されていますが、海外旅行保険は家族カードを作らなくても本会員カードの家族特約でカバーされます。

さらに保険金額も高く、配偶者・子ども・同居の親が対象になるので、海外旅行保険としてはとても優れた内容となっています。

セゾンゴールドAMEXの特長

  • 初年度年会費無料
  •  5,000万円の高額傷害死亡後遺障害補償
  • 主要空港のカードラウンジの利用可
  • 航空機遅延費用補償
  • 預託手荷物遅延(ロストバゲージ)補償あり
  • 海外アシスタンスデスク(日本語対応)を利用できる
  •  帰国時手荷物無料宅配サービス付き
家族旅行までカバーできるおすすめカード
カード種類セゾンゴールドAMEX
決済ブランドAMEX
家族特約あり
(配偶者・子ども・同居の親)
会員種別本会員カード家族特約
申込資格20歳以上
(電話連絡可)
 -
初年度年会費無料
2年目以降の年会費10,000円
保険の条件自動付帯
傷害死亡後遺障害5,000万円 1,000万円
その他の保険内容傷害治療費用 300万円
疾病治療費用 300万円
携行品損害 30万円
賠償責任 3,000万円
救援者費用 200万円

医療費キャッシュレスサービス対応している
ショッピングプロテクション対応している
(200万円)
 –
公式サイト ≫セゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレスの詳細

 

まとめ

海外旅行保険は、単身者・夫婦・家族それぞれの旅行においてクレジットカードに付帯する保険をうまく活用することにより、その都度保険に加入しなくても十分カバーできます。

浮いた保険料金で、旅行先でワンランク上のホテルや美味しいものを食べたりすることもできますね。

ぜひ海外旅行保険付きのクレジットカードを活用して、海外旅行を賢く楽しんでくださいね。

今回ご紹介したクレジットカード一覧
カード名称年会費公式サイト
エポスカード無料詳細≫
REXカード無料詳細≫
Booking.comカード無料詳細≫
セゾンゴールドAMEX初年度無料詳細≫