ウクライナは東ヨーロッパに位置する大きな国で、美女が多い国として知られています。
しかし、その裏では、ロシアとの関係も良いとは言えず、緊迫した状況が今でも続いています。
今回は、ウクライナの治安や、ウクライナを観光する際の注意点について解説していきます。
この記事の目次
世界治安ランキング116位のウクライナ
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、ウクライナは116位となっています。
結論:ウクライナは一部の地域はとても危険!
クリミア自治共和国(セヴァストーポリ市)
ドネツク州(ハンスク州)
この2つの州はロシアの不法占拠により、
ウクライナ政府の統治が十分に及んでいないため、
現在でも渡航中止勧告が出されており、治安が悪く、大変危険です。
危険度:★★★★
旅行オススメ度:★★★★
外務省のデータも確認【危険度】
参考サイト:https://www.anzen.mofa.go.jp/
外務省のデータによると、ウクライナの一部の地域は渡航中止勧告が出ていて危険な状態です。
その他の地域は危険度レベル1とされていますが、これは、殺人、強盗、スリなどが常に起こりうる可能性があるということです。
十分に注意して常に危機感を持った行動を心がけましょう。
夜の一人歩きは大丈夫?
治安の悪いウクライナでは夜の一人歩きは男女問わず大変危険です。
特に日本人観光客だとわかると、強盗のターゲットになり、襲われる可能性が高まります。できるだけ出歩かないようにしましょう。
理由があって夜間に出歩く場合は人通りの多いところを歩いたり、タクシーを利用しましょう。
ウクライナの文化を知ろう!!
ウクライナは、温暖な気候である穀倉地帯です。
しかし、ロシアとウクライナの料理の区別はかなり難しいです。
日本で聞いたことがあるボルシチなどはウクライナのメニューです。
ウクライナの気になるコロナウィルス事情
ウクライナでは、新型コロナウイルスの流行は高止まりです。
医療状況については、全国的には医療逼迫の状況ではありません。
ウクライナ国内での感染拡大を受けて検疫措置が 8月31日まで 延長されました。
感染状況に応じて検疫措置があります。
引き続き感染予防をしてください。
ウクライナ旅行で注意すべき点3つ
ウクライナ旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
ウクライナ旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険が自動付帯しているタイプ(無料)です。
エポスカードは海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
ウクライナ旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険自動付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「旅好きのクレジットカードおすすめ4選 クレカで得する裏ワザ」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、ウクライナで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- ウクライナであれば1370円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
ウクライナの公用語はウクライナ語です。ウクライナ語と同じくらいロシア語も話す人が多いです。
英語はウクライナではほとんど通じません。主要観光スポット・空港やホテルでは英語が通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、ウクライナの公用語である”ウクライナ語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
主要エリアの治安事情
出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/
リヴィウ
ウクライナの首都キエフから西へ電車で5時間ほど行くとリヴィウという都市があります。
ウクライナで最もヨーロッパらしい街で、中世の街並みが今も残っている人気な観光地です。
治安はウクライナの他の地域に比べると比較的安定していますが、スリや置き引きなどの軽犯罪などはやはり注意が必要です。
キエフ
ウクライナの首都キエフ。
1500年の歴史を持つ古都です。たくさんの公園があり、四季折々の美しい景色がどのシーズンに行っても見ることができます。世界文化遺産に登録されている観光地が多いのも特徴です。
ここでは、スリや置き引き以外にも記念撮影詐欺などが流行っているので、見知らぬ人と写真を撮ることは避けましょう。
観光客を狙った主な犯罪事例と対策
事例1.財布拾い詐欺
「財布落とし詐欺」を簡単に説明します。
財布を拾った詐欺師をA、財布を落とした詐欺師をBとする。
詐欺師Bが財布(もしくは札束)を、旅行者の目の前でわざと落とします。
それを拾ったAが旅行者に対して、「2人で山分けしないか?」などと話しかけてくるわけです。
そうやって会話をしている途中で
Bが「それは俺の財布だ、どうも中身が足りないから、お前らの財布の中身を確認させてくれ」
などと言って財布の中身を確認するふりをして、お札を抜き取る。という手法です。
出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_182.html
対策:とにかく関わらないことが一番
・詐欺師が現金を落とそうが拾おうが、とにかく知らないふり。無視をする。
・会話をしてしまって、絶対に自分の財布は見せない。まずは警察を呼ぶ事をひたすら提案する
・それでも無理ならとにかくその場を離れる
事例2.スリ
ウクライナでは、背中のリュックサックやポケットから、財布や貴重品を抜き取られる事例が多く報告されています。スリ被害の場所は、地下鉄車内、市場、レストラン、イベント会場など、様々なので、常に注意が必要です。
出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_182.html
対策:自分(旅行客)が常に狙われていることを自覚する
貴重品はできるだけ持ち歩かないようにしましょう。また、お金は分散させる事を心がけましょう。
目立つ格好をするとスリのターゲットになりやすいので、格好に気をつける事も大切です。
事例3.スキミング
ウクライナでは、クレジットカードやキャッシュカードのスキミング行為にも注意が必要です。銀行やホテルのATMは比較的安全だと言えますが、その他の場所では、スキミングの機器が取り付けられている可能性があるので、できる限り利用を避けましょう。
出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_182.html
対策:常にスキミングに対する警戒心を持つ
できる限り、銀行や、ホテルのATMを利用する。また、クレジットカードの使用履歴をこまめに確認し、いつでもクレジットカードを無効にできるようにしておく事も被害に合わない為の対策です。
日本人女性がウクライナ旅行で注意すべきポイント
荷物から目を離さない
ウクライナでは、スリや置き引きなどの軽犯罪が非常に多いので、リュックや自分の荷物からは目を離さないようにしましょう。
ながらスマホをしたり、インスタグラムのための写真撮影に夢中になっていると、思わぬ犯罪に巻き込まれることもあるので、危機感を持って行動しましょう。
子連れ旅行者がウクライナ観光で注意すべきポイント
動物には近づかない
ウクライナの動物、特に哺乳類は狂犬病の可能性があるので、不用意に近づいてはいけません。
動物と行う写真撮影なども極力避けましょう。犬や猫だけでなく、リスやコウモリなどの小動物までリスクがあるので、絶対に子供と動物の触れ合いはやめさせてください。
その他ウクライナ観光で注意すべきポイント
パスポートのコピー
ウクライナ旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
ウクライナへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
画像の追記
ウクライナでは、リュックの管理は必須です。これはウクライナでは、スリやひったくり、置き引きなどが非常に多いためです。
そのため、リュックのファスナー部分に南京錠をつけておく事をオススメします。また、貴重品は分散させて持つ事も大切です。
ホテル
ホテルは予約をする前にそのホテルのレビューや口コミをしっかり確認しておきましょう。
ホテルの価格はピンキリなのですが、安すぎるホテルだと、思わぬトラブルに発展する恐れがあるので、しっかりと前もって下調べを行いましょう。
クラブ
ウクライナにはナイトクラブが多数存在します。ウクライナには美人も多いためクラブに遊びに行く観光客も少なくありません。
言うまでもなく治安はあまり良くないので、トラブルに巻き込まれないためにも、財布の管理や、身の安全に注意して過ごしましょう。
地下鉄
ウクライナの地下鉄は、値段も安く大変便利です。また、キエフにあるキエフ地下鉄は核シェルターとしての機能も期待して作られているため、とても深いのが特徴です。しかし、日本と同じように通勤時などは非常に混み合うので、痴漢や、スリなどの軽犯罪には十分注意が必要です。
タクシー
ウクライナのタクシーはアプリを使って呼ぶことができるので、大変便利です。
その上、運転手にチップを渡す必要もないため、料金分の支払いでオッケーです。
また、タクシー配車アプリUberも使うことができます。ウクライナ観光の際は、安全面も考慮してタクシーをご利用する事を強くお勧めします。
まとめ
今回はウクライナの最新治安情勢について解説しました。
ウクライナは一部の危険地域があるだけではなく、全体的に見て治安が悪いことがわかりました。
日本を観光するような感覚で行くことはお勧めしません。しっかりとした下調べを行い、安全に最新の注意を払って行動しましょう。
しかし、ウクライナには素晴らしい観光地がたくさんあるので、十分行く価値がある場所だと言えるでしょう。
ウクライナを観光する際は、危険区域には決して近づかず、安全なエリアに限定して旅行を楽しみましょう。