
フィリピン旅行は実は危険?治安と最低、注意しておきたい9つのこと
2017/11/16
自然豊かな場所でサーフィンやダイビングなどのウォータースポーツが楽しむことができるフィリピン。
しかし、どこの国でも海外旅行には、トラブルがつきもの。
せっかくの楽しい旅行が嫌な思い出とならないためにも、出発の前に注意しておくべきことを知って、良い思い出をたくさんつくりましょう。
この記事の目次
フィリピンの最新治安情報2017
2016年6月に大統領がドゥテルテ氏になってから、警備が厳しくなり、治安は良くなっているのですが、その過程でいろいろと問題が起きています。
彼は麻薬犯罪者に懸賞金をかけるため、「嫁が殺し屋になってしまった」なんて笑い話もあります。
また自首する犯罪者が多いため、収容所がいっぱいだったり、口止めのために犯罪者を殺そうとする政治家がいたり、フィリピンらしい話が尽きません。
ドゥテルテ氏について賛否両論はありますが、腐敗と汚職の国を変えるには彼しかいないと国民が葛藤しつつ選んだのは事実です。
そして、2017年5月23日には、ISに忠誠を誓う「アブ・サヤフ」幹部のイスニロン・ハピロンがミンダオ島に潜伏しているという情報を得て、フィリピン政府軍が身柄確保に向かったところ、イスラム過激派「マウテ・グループ」と銃撃戦になりました。
そのため、ドゥテルテ大統領はミンダオ全島に戒厳令を布告し、その後、5月30日までに民間人を含む100人超が死亡しています。
危ない場所に行かなければ、さほど問題はありませんが、もしフィリピンに行く場合には必ず、最新の情報を確認してください。
フィリピンの人口と国民性は?
フィリピンの人口は、年々増加しており、約1億628万人です。
フィリピン人は、時間にルーズで通称平気で1,2時間遅刻してきます。また、噂好きでお金が好きで見栄っ張りです。
結婚相手を選ぶ時も恋愛感情よりもお金を優先します。加えて嫉妬深く適当なところも多いです。
カップルでなくても頻繁に連絡を取りたがり、ひどい時にはふられた腹いせに人を傷つけることもあります。
一方、いつも明るく元気で、歌ったり踊ったりすることが好きで、初対面でも物怖じせず、恥ずかしがらず社交的です。
また、寛容で優しく、人前でメンツをつぶすことがありません。
フィリピンの文化では、他人の悪いところを指摘する時や怒るときは誰もいないところで1対1で行うようです。
そして家族を大切にし、働き者です。
子どもが親の面倒を見るのが当たり前の文化で、祝日や国民的なお祭りの時は親戚一同集まってお祝いをするほど、フィリピンは家族文化の強い国です。
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フィリピン旅行で注意しておきたい9つのこと
その1 スリや置き引き、ひったくり
観光客にとって最も気をつけなければならないのが、スリや置き引きといった軽犯罪です。
「空港で荷物から目を離した隙にケースに入れて置いたカメラがなくなっていた」
「ショッピングモールで買い物をしている間にバッグから財布を盗られた」
「カバンを車の後部座席に置いておいたら、車上荒らしに遭ってしまった」などはよく聞く話です。
このような被害に遭わないためにも、所持品は自分でしっかり管理する、大金は持ち歩かない、車の中にバッグや金目の物を置く際は外から見えない場所に置くなどの対処が必要です。
またスクーターによる通りすがりのひったくりなどは、日常茶飯事です。
加えて、繁華街で目立つ格好をしていると金目の物をめがけて襲い掛かってくるケースもあるため注意が必要です。
歩行中にネックレスをむしり取られるなんてこともあります。
そのため、繁華街を歩く際には、ネックレスやピアスなどは身につけない、バッグは抱えるように持つ、リュックサックも前に抱えて持つ(後ろからこっそり財布を抜き取られたりする危険があるため)などの対策が必要です。
そして、財布をズボンのポケットの後ろには絶対に入れないようにしましょう。
その2 売春・男女間のトラブル
風俗店やゴーゴーバー、カラオケ店などの多いフィリピンでよくあるのが色恋沙汰の犯罪です。
フィリピン人女性は明るくフレンドリーなため、「自分のことが好きかも」と勘違いする男性も少なくないようですが、多くの女性たちは「実家のための仕送り」や「家族を養うため」といった家族のためにという目的をもって働いています。
衛生面に関しては、定期的な衛生検査も質が高いとは言い難く、風俗産業に従事する女性の中には性病にかかっている人も少なくないようです。
「風俗店やゴーゴーバーなどで親しくなったフィリピン女性に本気になって貢いでいるうちに無一文になってしまった」「実は美人局だった」という話も珍しいことではありません。
また女性にはまってしまったがために結婚詐欺の被害に遭うなんてこともあります。
フィリピン人と日本人のカップルの恋愛や結婚のもつれが原因で、相手に刃物で切りつけられるといった事件も報告されています。
夜遊びも旅の楽しみの一つではありますが、節度をわきまえた行動をとりたいものです。
その3 強盗
路上強盗はひったくり同様、日常茶飯事ともいえる犯罪です。
銃を突き付けられ、財布を要求されたり、ATMから所持金をすべて引き下ろすよう脅されたりということがあります。
集団で行動をしていたとしても襲われる可能性があるため、深夜遅くや早朝の行動はなるべく控えた方が良いです。
また、スマートフォンを道端で操作している最中にひったくられるケースも多々あるため、注意が必要です。
過去にはスマートフォン欲しさにナイフで刺した相手が死亡したといった事件があります。
道端だけではなく、バスやジープニーといった公共交通機関内でスマートフォンやタブレットを触るのはやめておいた方が身のためです。デジタルカメラも目立つため、同様の注意が必要です。
そして睡眠強盗に巻き込まれる日本人の被害も多いようです。
現地人が単独もしくはカップル、家族連れを装って日本人旅行者に近づき、親しげに話しかけてきて、レストランや自宅などに案内し、睡眠薬の入った食べ物や飲み物を勧めてきて眠らせ、その間に現金やカード、所持品などを盗むというものです。
このような被害が毎月、在フィリピン大使館に報告があるようです。そのため、見知らぬ人から食べ物や飲み物を勧められても、気軽に口にしないようにしましょう。
その4 麻薬関連のトラブル
大麻やエクスタシー、また覚せい剤の一種のメタンフェタミンやコカインといった薬物関係のトラブルにも注意が必要です。
当然許されることではありませんが、メタンフェタミンは市場で出回っており、それに関連するトラブルが多いようです。
アメリカの海外安全機関の「OSAC」によれば、フィリピンはアフリカから東南アジア地域に密輸されるメタンフェタミンの中継地であり、温床となっているそうです。
薬を勧められた場合には断るのはもちろんのことですが、見知らぬ人から「日本へ持って行ってほしい」と荷物や手紙を手渡された場合も要注意です。
言い遣ったものの、中に覚せい剤が入っていたなんていうことがないようにするためにもです。
過去には知らないうちに麻薬の運び屋になってしまった日本人旅行者が、フィリピンの刑務所に16年もの間、身柄を拘束されたという記録もあります。
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その5 ビーチリゾートでのナンパ
滅多に耳にする話ではありませんが、日本人女性をターゲットにしたフィリピン人男性とのトラブルもあります。
ダイビングの講習を通じて知り合ったインストラクターの男性と親しくなり、食事をすることになり、その後、ホテルの部屋まで押しかけてきて強姦されそうになったという話もあります。
フィリピン人男性は、とても優しくて話し上手です。
特に観光客を相手にしている人々は、生活が懸かっていますから、相手を惹きつけるポイントをわきまえているのでしょう。
旅行中は気が緩んでしまうかもしれませんが、そんなに美味しい話は転がっていないと肝に銘じ、親しげに近寄ってくる異性には気を付けるようにしてください。
その6 凶悪犯罪
残念ながら、毎年のように日本人が犠牲となるケースが報告されており、フィリピンは世界の中でも日本人の殺害事件が多い国となっています。
だからといって、旅行者が凶悪犯罪に遭うというのはほとんど考えられません。
殺害被害に遭う日本人は、暴力団関係者や麻薬関係者、フィリピン人とのトラブルを抱えた中年以上の男性などのフィリピン人とのトラブルを抱えたケースがほとんどです。
そのため、そのような人々となるべく関わらないようにすることが重要です。
その7 物乞い
犯罪とは直接関係のないことですが、路上生活の人々と関わることによる被害もあります。
マニラには至る所に小さな子ども(ストリートチルドレン)から老人までたくさんの物乞いの人たちがひしめいています。
お金をせびられるのは日常茶飯事です。
彼らの姿に同情をして、少しでも生活の足しになればといってお金を渡すようなことはやめておいた方が良いです。
なぜなら、渡したお金はこういった人々を管理している元締めに渡ることとなり、物乞いの人たちの収入にはならない場合が多いからです。
また、一人にお金を渡すと周囲に物乞いの人々が集まってくるので、要注意です。
どさくさに紛れて所持品を盗られるというケースもあります。
どうしても何かしたいということであれば、お金ではなく、パンやお菓子などの消費できるものをあげるようにしてください。
それであれば、相手もきっと喜んで受け取ってくれるはずです。
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その8 水事情
フィリピンでは水道水は飲むことができません。
水道管が古く、不衛生です。加えて、水道管を途中で勝手に分岐して使っている人もいて、そこからさらに衛生状態が悪化しているということもあります。
そのため、現地ではたくさんの飲料用水が販売されており、スーパーやコンビニで安く購入することができ、デリバリーショップもあちこちにあります。
それらは日本でいうミネラルウォーターではなく、殺菌処理された水でミネラルと呼ばれています。
直接飲む水としてはこれらを利用した方が良いでしょう。
水道水は料理やご飯を炊くときなど、沸騰して使う分には特に問題はありません。
また歯磨きやうがいに水道水を使うことは比較的大丈夫といわれていますが、あまりお勧めできません。
レストランで提供される水にも注意してください。
大きなショッピングモールに入っているレストランや日本人・韓国人が経営しているレストランは大丈夫かと考えられますが、日本人とフィリピン人では衛生面に対する考え方が違うため、ローカルなレストランで提供された水は飲むのは避けたほうが良いでしょう。
そして、そういったレストランでは氷にも注意が必要です。
氷も水道水からつくられている可能性が高いからです。
もし万が一、不衛生な水を飲んでしまって、お腹を壊してしまった時には、体の外にバクテリアを排出するために、購入した綺麗な水をたくさん飲むと良いでしょう。
その9 フィリピンの気候と服装
フィリピンは、熱帯モンスーン気候に属し、1年を通して気温・湿度が高く、年間平均気温は26~27℃で年間を通して暖かいです。
主に6~10月の雨期と11月~5月の乾期に分けられることが多いですが、正確には季節風の影響により、11月~2月の乾期、3~5月の暑期、6~10月の雨期の3つに分けられます。
また、南北に細長いフィリピンは、緯度15度以上に広がる高い山々も多いことから、これらの地域的要因によって気候にも地域差があります。
気温はルソン北部などの標高が高い地域を除いて季節によってそれほどの違いはありません。
雨量に関わらず、年間を通して温暖なフィリピンですが、高い山々が連なり標高の高いルソン北部のバギオやバナウェなどでは、基本的にマニラよりも10℃近く気温が下がります。
服装は基本的に年間を通して日本の夏の服装で大丈夫ですが、時期と行き先にあった対策が必要となりますので注意しましょう。
6~11月は雨期、12~5月は乾期と分かれていますが、地域によってかなり差があります。
フィリピンは、地理的要因によって大きく4つのエリアに分けられます。
マニラやルソン島北部、パラワンのエルニドなどの雨期と乾期が明確に区別されたエリア。
ミンダオ島のスリガオやサマール島などの乾期がなく、11~1月に大雨に見舞われるエリア。
セブやボラカイ島、ミンダナオ島のサンボアンガなどの雨期と乾期の区別がなく1~3月頃乾期が訪れるエリア。
ダバオやボホール島などは、雨期と乾期の明確な区別はありませんが、年間を通してかなり雨が降るエリアがあります。
一般的に雨期は、毎日のようにスコールが降ります。
マニラなどの道路は水はけの設備があまり整っていないため、大きな水たまりができ、歩行者や車が身動きできなくなる状態となることもあります。
また、フィリピンは一部の地域を除き台風の通過点となっています。
フィリピンにやってくる台風の85%以上は、サマール島以北を通過します。
特に7~9月は、ビサヤ諸島、ルソン島南部、ミンダナオ島北東が台風の通り道になることが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スリやひったくり以外にも売春や麻薬、殺人などの凶悪な犯罪が起こっており、治安が良いとは言えませんが、いつも明るくて笑顔のフィリピンの人々と豊かな自然に、こころ奪われること間違いないでしょう。
以上のことに注意しながらも、フィリピンの文化や人に積極的に触れてみてください。
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