ポルトガルの治安はどのぐい良いのか知っていますか?
今回は日本人旅行者に向けて、ポルトガルで気を付けるべき注意点や治安事情について解説していきます。
この記事を読む事で、ポルトガルで起きやすい犯罪やトラブルを防ぐことが可能です。
それではさっそく見ていきましょう。
この記事の目次
世界治安ランキング19位のポルトガル
世界では190以上の国がありますが、その中でもポルトガルは19位と上位のクラスにいます。
上位クラスであるポルトガルですが、実際にどのような犯罪が多いのか、行ってもいい場所なのか詳しく見ていきましょう。
結論:重犯罪はほとんどないが、スリ・置き引きが多い
殺人や誘拐、強盗などといった重犯罪に巻き込まれることはほとんどありません。
しかし、スリ・置き引きの犯罪は多発しているので気を付けるようにしましょう。
参考:外務省のデータ
実際にポルトガルで起こっている犯罪を見てみましょう。
犯罪内容 | 件数または増加率 |
車上狙い | 20,958件 |
通信関連詐欺 | 19,855件 |
暴行 | 18,389件 |
貨幣の偽造および行使 | 前年比37.2%減 |
商業・工業施設への窃盗 | 前年比18.3%減 |
自動車窃盗 | 前年比13.8%減 |
その他の詐欺 | 前年比12.6%増 |
2021年のポルトガルにおける犯罪認知件数は全部で301,364件でした。
前年度の2020年と比べ0.9%増加していて、認知件数が多かったのは車上狙いや通信関連詐欺などです。
暴行の被害に会う人も多い上に、強盗や傷害なども増えています。
外務省での危険レベルは0ですが、詐欺や車上狙いといったスリには気を付けるようにしましょう。
夜の一人歩きは大丈夫?
強盗や傷害が多発しているため、夜の一人歩きはおすすめできません。
また、酔っ払いも多くナンパされることも多いので女性の方は気を付けましょう。
ポルトガル旅行で最低限気をつけるべきポイント3つ
ポルトガル旅行で最低限気を付けておくべきポイントを3つ紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
ポルトガル旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
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エポスカードは海外旅行保険が付帯しているタイプ(無料)です。
エポスカードは旅行の支払いをカード利用することで保険適用になりますが、エポスカードで「航空券」や「日本で空港に向かうリムジンバスや電車」の支払いをするだけで適用に!
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海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
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ポルトガル旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、ポルトガルで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- ポルトガルであれば2,570円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
ポルトガルの公用語はポルトガル語と英語です。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、ポルトガルの公用語である”ポルトガル語”英語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
コロナウイルス関連情報
外務省の情報によれば、2021年の8月24日から危険レベルは2から1に引き下げられました。
ポルトガルの入国ではコロナの危険レベルが落ちているので、陰性証明やワクチン証明の必要はありません。
日本への帰国の場合、現在新型コロナウイルスの新規感染者も増えていますが、感染を疑われない限りは検査されることはないです。
しかし、ワクチン3回分の証明書、または出国前72時間以内に受けた陰性証明書の提示が求められます。
ワクチンや陰性証明がない入国者は拒否されるので、帰国前に必ず検査を受けるか、旅行前にわっくちん接種を3回以上受けるようにしておきましょう。
ポルトガル主要エリアの治安事情
ポルトガルで犯罪が起きやすい主要エリアの情報を解説していきます。
犯罪が起きやすい場所は以下の通りです。
- リスボン
- ポルト
- セトゥーバル
- ファロ
- アヴェイロ
1つずつ見ていきましょう。
リスボン
リスボンはポルトガルの首都でもあり、数々の世界遺産が並ぶ観光客の多い地域です。
しかし、有名な人気観光スポット「サン・ジョルジュ」や「ロッソ広場」などではスリ・置き引きの軽犯罪が多発しています。
観光客を装って鞄からこっそり財布を抜き取ったり、犯人グループに巻き込まれて脅迫され貴重品を奪われることもあるようです。
そして、バイシャ地区の細い路地にはバーやレストランが多く並んでいるので、マリファナを売られることもあるので注意しましょう。
ポルト
ポルトはポルトガル北部ドゥエロ川河口に位置し、ローマ帝国時代から発展が続いている最古の地域です。
コチラもリスボンに続き、スリ・置き引きの犯罪が多発しています。
ポルト地域の中でも注意すべき場所は、Bairro do Aleixoやlagareiroです。
Bairro do Aleixoはポルト西部にある地域で、貧困率が高く薬物犯罪が多いようなので気を付けましょう。
lagareiroは東部にある地域で夜間に薬物取引をするエリアとして使われることが多いので、行かないほうがいいです。
セトゥーバル
セトゥーバルはポルトガルの4番目の都市にあたります。
リスボンからバスで1時間ほどで到着し、造船業や自動車工業が盛んな地域です。
観光地となる教会や綺麗な海がみえるアラービダ自然公園などがある美しい街ですが、コチラも観光地を狙ったスリ目的の犯人グループも存在します。
とある口コミでは教会の入り口に物乞いの三人がいたり、奇声を発しているおじさんもいたようなので注しましょう。
ファロ
ファロはポルトガル南部に位置し、ファロ大聖堂やアルコ・ダ・ヴィラといった門が有名ですね。
教会や古風な感じの民家が並んでいて、のんびり雰囲気を楽しむことができる地域です。
しかし、旧市街で路地や狭い道が多く、スプレーなどで落書きされていて如何にも犯人グループのたまり場のような場所が多いので気を付けてください。
コチラも観光客が多いのでにぎわっているので、スリ・置き引きに対する注意が必要です。
アヴェイロ
ポルトガル中部にあるアヴェイロ大聖堂や美術館などがあります。
口コミではほとんど犯罪に巻き込まれたという人はいませんが、ポルトとリスボンに挟まれた地域です。
観光地もあるので、スリ・置き引きに注意しましょう。
観光客を狙った主な犯罪事例と対策
次はポルトガルで起こった犯罪の事例と対策方法について解説していきます。
ポルトガルで一番気を付けておきたいことはやはり、スリ・置き引きです。
近年では暴行や薬物売り、詐欺も増えているのでそれらの事例も詳しく見ていきましょう。
事例1.ひったくり
- 地下鉄やバスで数人の犯人グループに囲まれ、バッグから財布を抜き取られることがある
- 観光客を装った二人組が道に迷ったフリをして話しかけてきて、対応している間に財布を抜き取られる
対策:なるべく貴重品は持ち歩かない
観光中は多くのカードや現金を持ち込まないようにしましょう。
出来れば電子マネーにとどめておくか、持ち歩くのであればバッグを複数持つなどして分散させましょう。
事例2.強盗・ひったくり
- 歩道を歩いていると、後方からバイクに乗った男性からバックを盗まれる
- ATMや両替所で銃やナイフを突きつけられる
対策:人気のない場所には寄らない
なるべく夜の街は歩かないようにします。
もし、犯人と遭遇したときは抵抗はせずに、すぐに渡して警察んい連絡しましょう。
車の走行先から反対側にバッグを持つようにしましょう。
事例3.車上狙い
- 駐車場に車を止めているときに、後部座席に置いていたバッグが盗まれる
- 観光バスにバッグを座席に置いたまま降りて、観光を満喫した後に戻ったら盗まれている
対策:駐車位置、車両を選ぶ
人目につくような駐車場に止めるようにしましょう。
また、盗難防止装置のついた車を用意し、なるべく荷物は車の中に置かないようにします。
日本人女性がポルトガルで注意すべきポイント
派手な服装をしない
派手な服装をしないようにしましょう。
色鮮やかな衣装を着てしまうと、観光客であることに気づかれることがあります。
日本人旅行者だと特に狙われやすいので、シンプルで無難な服装にしましょう。
夜道を一人で歩かない
とくに女性は夜道を一人で歩くのはやめましょう。
ポルトガルでは物乞いをする人や、ホームレスなども少なくありません。
薬物売りなどもいるので、なるべく人気のない夜道を一人で歩かないようにしましょう。
ナンパされることもあるので、注意です。
写真を許可なしに撮らない
男女共通ですが女性の方が比較的写真を撮ったり、インスタグラムをよく利用すると思うので、許可なしに写真を撮るのは控えたほうがいいです。
たとえ建物を映していたとしても、人の姿が映っているとバレたときに金額を請求されることがあります。
写真を写すときは必ず、人を写さないようにするか、許可を得てから移すようにしましょう。
子供の場合は要求されることはないですが、非常識なので勝手に移すのは控えたほうがいいかもしれません。
子連れ旅行者がポルトガルで注意すべきポイント
ポルトガルが他国と比べ治安の良い国なので、誘拐されることはほとんどありません。
ですが、子供に気を取られているうちにスリ・置き引きに遭う可能性があります。
子連れ旅行者は多くの荷物や貴重品をできるだけ持ち歩かないようにした上に、子供の手を離さないようにしましょう。
その他注意すべきポイント
次はポルトガル旅行で気を付けておくべきポイントを解説します。
スリ・置き引きはどのような場所でも頻繁に起き、特に注意すべき場面や場所、荷物についても詳しく見ていきましょう。
パスポートのコピー
ポルトガル旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
ポルトガルへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
リュック
リュックは持ち物が多くても、コンパクトにまとめられるのがいいところですよね。
しかし、リュックだけでは背後からスリに遭ってしまう恐れがあります。
狙われないためにも、ショルダーバッグまたはボディバッグと併用するように心がけましょう。
ホテル
上記で紹介したホテルのように、できるだけセキュリュティの高い場所で宿泊するようにしましょう。
安全なホテルとは以下の通りです。
- 入退室がカードキーを通さなければならない
- フロント24時間対応可能
- 防犯カメラが多く設置されている
- 荷物を保管するセーフティーボックスや貸金庫がある
- アクセスコントロール(入退室の制限)を行っている
- 従業員にしっかりとコンプライアンスに関する研修を行っている
ポルトガルで宿泊するなら、上記のようなセキュリュティ項目の確認が必要です。
最低でもセーフティーボックスや貸金庫、カードキー式であるお店がいいですね。
セキュリュティがしっかりしている場所は宿泊代が少し高かったりしますが、万全なスリ対策になります。
クラブ
観光客としてクラブに行くことはないと思うかもしませんが、実はホテルにナイトクラブが併設されていたりします。
その際にクラブで楽しむことにもなるかもしれません。
その時にアルコールが入って注意散漫になり、荷物が盗まれたりする危険があります。
また、女性は酔っ払いに声を掛けられることもあると思います。
クラブで遊ぶときもなるべく荷物はもちこまないうに気を付けましょう。
そしてもう1つ、欧州では黄色人種を差別する傾向があるので酔っ払いに喧嘩を売られる場合もあります。
悪口を言われたり、喧嘩を売られても絶対に反応してはいけません。
地下鉄
特にスリ・置き引きでは地下鉄で頻繁に起こりやすいです。
地下鉄は昼は人混みに紛れて金品を盗む輩がいたり、夜は人気がないので強盗やひったくりに遭ってしまうこともあるかもしれません。
夜は地下鉄に入るのをなるべく避け、人混みの多い日中はバッグを手から離さないようにしましょう。
知らない人や酔っ払いから声をかけられることもあるので、注意した方がいいです。
タクシー
ポルトガルでは基本、偽装や誘拐のような悪徳タクシードライバーはいません。
しかし、空港発着のタクシードライバーは料金をぼったくる人も中にはいるようです。
相場価格とは違った高額であれば、請求されても支払わずに降りるようにします。
そして、近くのレストランやホテルのフロントに対応してもらいましょう。
また、夜間帯になると金額が高くなったり、初乗り追加料金などは悪徳ではなく一般的に決まっているので注意した方がいいです。
まとめ
ポルトガルの治安について解説しました。
治安は世界で19番目と危険レベル0でとてもいい国なのですが、車上狙いやスリに気を付けましょう。
また、治安の悪い街では夜の一人歩きは避けた方がいいです。
本記事で紹介した注意点や対処法を実践し、窃盗に合わないようにしましょう。
それでは、ポルトガル旅行楽しんでくださいね。