中米にあるコスタリカは通称「幸せの国」とも呼ばれるほど、経済も発展しかつては幸福度指数が世界一にもなりました。
ですが近年は麻薬犯罪などに悩まされるなど、幸福度の裏に隠れた犯罪も目立つようになっています。
せっかく観光をするなら楽しい思い出にするために、今回はコスタリカの治安について紹介していきますので、是非参考にしてください。
この記事の目次
コロナウィルスの状況について
コスタリカの現在のコロナウィル感染者数は上記の通り、一度増加傾向にありましたが、
現在は比較的落ち着いているようです。(2022年7月22日時点)
コスタリカへ入国するには2つのことが必要になっています。
一つは、出発72時間前までにオンライン検疫申告書(https://salud.go.cr/)を入力。
こちらは対象者のみですが、18歳以上で新型コロナワクチン接種が未接種の方は、
滞在期間中の海外保険に加入することを忘れないようにしてくださいね。
コスタリカからの帰国に関しては、
3回目のワクチン接種証明書の有無に関わらず、出国前72時間以内のPCR検査のみ必要で
入国検査や隔離はありません。
詳しくは外務省サイトでご確認ください。
https://www.mofa.go.jp
世界治安ランキング32位のコスタリカ
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、コスタリカは32位となっています。
結論:比較的安全
コスタリカの治安は比較的良いため、大きな犯罪に巻き込まれることはないでしょう。
ただし、安全な国とはいえ、スリや置き引きなどの軽犯罪は多いので、観光の際には注意が必要です。
また、麻薬にまつわる犯罪も起こっているので、麻薬犯罪に巻き込まれないように行動することも重要となるでしょう。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省の海外安全ホームページでは、コスタリカの首都サンホセ市を含む周辺地域を危険レベル1としています。
首都サンホセ市を含む周辺地域では、麻薬犯罪が起きているので巻き込まれないよう警戒が必要です。
強盗や盗難も起きているため、この地域での観光には注意しましょう。
夜の一人歩きは大丈夫?
コスタリカでは夜の一人歩きは、男女関係なく危険です。
治安の良いコスタリカでも、夜間は麻薬の取引などが頻繁におこなわれているので、遭遇すればトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
夜は危険なので、外出の際はできるだけ多い人数か控えるようにしましょう。
コスタリカ旅行で最低限気をつけるべき点3つ
コスタリカ旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
コスタリカ旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険が自動付帯しているタイプ(無料)です。
エポスカードは海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
コスタリカ旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
>>エポスカード公式サイト
海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険自動付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「旅好きのクレジットカードおすすめ4選 クレカで得する裏ワザ」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、コスタリカで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- コスタリカであれば1070円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
コスタリカの公用語はスペイン語です。
英語はコスタリカでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、コスタリカの公用語である”スペイン語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
コスタリカ主要エリアの治安事情
出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_247.html#ad-image-0
サンホセ
サンホセは主要な観光地が集中する場所なので、人も多いことから凶悪犯罪が起きる可能性は、日中に限り感じられません。
ただし、サンホセにも危険なエリアが点在するため、夜間などは注意が必要となります。
特にサンホセのコカコーラ地区では、麻薬犯罪や浮浪者が多く危険エリアとしても有名です。
日中であっても気軽に立ち寄れる場所ではないので、用事がない限り行かないようにしてください。
宿泊する際も、できるだけセントラル通り沿いのホテルにしましょう。
長距離バスターミナル
コスタリカの観光の移動手段の一つ長距離バス。
バスターミナルの治安はよくなく、荷物の盗難やスリが多く発生しています。
荷物は放置せず、手を離さないようにしましょう。
バス車内でも荷物は網棚に置かず、貴重品はたとえ持っていかれそうになっても
手から離れないように荷物の持ち手に手を絡ませるなど用心深く対処しましょう。
コスタリカ観光客を狙った主な犯罪事例と対策
事例1.強盗
コスタリカでは日本人観光客が路上で強盗に遭う事件が起きました。
その際に、拳銃やナイフなどの刃物を利用されています。強盗犯罪の件数も増加傾向にあり、日本人も関係なく巻き込まれているのです。
対策:夜間の外出は避ける
夜間に強盗が起きる確率も上がるので、夜間は複数人で行動していたとしてもできるだけ控えた方が良いでしょう。
大人数でない状態なら、夜間は大人しく宿泊所で楽しむことが一番安全です。
また、一人の場合は夜間は決して外出しないでください。
参考:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_247.html
事例2.盗難
日本人観光客がコスタリカの宿泊所で、貴重品の盗難被害に遭いました。
有名な観光地をはじめとする各地域で起こっていることから、日本人が被害に遭ってもおかしくはない状態です。
信頼できるホテルでも起きる可能性はあると考えられます。
対策:貴重品は金庫へ
貴重品の取り扱いに注意してください。
セキュリティの整ったホテルでも、貴重品をそのままの状態で部屋に置いておくと、盗難に遭う可能性は十分にあります。
必ず金庫がついたホテルで、貴重品は全て金庫へ保管しましょう。
参考:https://www.cr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/conslar_jp.html
事例3.スリやひったくり
有名な観光地であるハコやタマリンド、マヌエルアントニオやカリブ海地域ではスリや置き引き・ひったくりなどが発生しています。
日本人観光客も実際に被害に遭っている状況で、日本人に限らず外国人観光客が狙われています。
対策:貴重品の持ち歩きに注意
貴重品を多く持ち歩かない、もしくはすぐに取り出せるような場所に収納するのは控えましょう。
肌に近い場所へ隠すように所持するか、ひったくりに遭いにくいようなカバンを持つようにしてください。
片方の肩にかけるだけのショルダーバッグなどは使わないようにしましょう。
参考:https://www.cr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/conslar_jp.html
日本人女性がコスタリカ旅行で注意すべきポイント3つ
1.ナンパ
コスタリカでは男性が女性に対してよく声をかけてきますが、その気があっても応えないようにしてください。
犯罪目的で近寄ってきている可能性もありますし、そうでなかったとしても万が一トラブルに巻き込まれてしまったら、命を落とす危険性もあります。
あまりにもしつこいナンパでも、曖昧に対応するのではなくはっきりした態度で、無視しましょう。
ちょっとでも応えてしまうと調子に乗られる可能性もあります。
さらに絡まれてしまうことにもなりかねないため、気をつけるようにしましょう。
2.夜の一人歩き
コスタリカでは夜になると危険度が高くなるので、男女問わず一人で出歩くのはやめてください。
また女性は特に性犯罪に遭う可能性もあるため、絶対に夜は一人で出歩かないようにしましょう。
できる限り外出の予定は夜間には組まないようにして、どうしても出かけたい場合は複数人または男性と一緒に出かけるようにしてください。
それでも犯罪に遭う可能性は高くなるため、夜間に外出がどうしてもしたい場合は覚悟して出かけましょう。
3.荷物
女性はショルダーバッグなどを利用することも多く、特に日本の女性はハンドバッグ派も多いですよね。
オシャレなので持ち歩きたい気持ちは分かりますが、ハンドバッグはひったくりに遭う可能性が高くなります。
ショルダーバッグも片方の肩だけにかけていると、すぐに盗られてしまうでしょう。
また、置き引きも多発しているので、椅子の背中に置いていたり足元に置くのも注意です。
とにかく荷物から手を離さないように気をつけましょう。
子連れ旅行者がコスタリカで注意すべきポイント
コスタリカでは子供に対する目線は日本よりも優しいと言われているので、比較的安心して連れていくことができるかもしれません。
ですが、子供が誘拐される事件も起きているので、十分注意しなくてはなりません。
手を離さないようにしましょう。
また、衛生面では特にあまり問題がないと言われていますが、海外なのでお腹に合わない子供もいるでしょう。
飲料水はミネラルウォーターを購入するなど、注意してあげてくださいね。
生物も子供には与えないように、サラダなどにも注意しましょう。
コスタリカでは医療費がとても高くなる可能性があるので、病院にかからないように体調管理だけはしっかりと行ってください。
気温は年中通して暖かいですが、夜間は少し冷えるので子供用の長袖も用意してあげてください。
その他コスタリカ観光で注意すべきポイント
パスポートのコピー
コスタリカ旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
コスタリカへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
コスタリカで使用するならバッグはやはりリュックがおすすめです。
スリやひったくりが多いので、ショルダーバッグやハンドバッグは盗難に遭いやすいでしょう。
また、カバンはできるだけ背中側に持つのではなく、前に持ってくるようにしましょう。
気がつけばスリの被害に遭うことも少なくはないのです。気がつかない間に閉じていた蓋が開いていた、ということもあります。
ジッパーだから安心ということもないので、意識して荷物を持つようにしてください。
ホテル
ホテルはできるだけダウンタウンではなくセントラル通り沿いがおすすめです。
セントラル通り沿いならホテルに比較的近い場所にスーパーなどもあり、夜間の外出も少しだけなら行ける可能性もあります。
また、ホテルを選ぶならちょっと高級でセキュリティが高めのホテルがおすすめです。
アジア人はただでさえ目立っており、そのうえ日本人ならお金を持っているイメージを持たれてしまうため、盗難被害に遭うことも少なくありません。
できるだけ貴重品の管理も厳重にして、セキュリティのしっかりしているホテルを利用しましょう。
クラブ
サンフランシスコダウンタウンなら夜遅くまでやっているお店も多く、西海岸のナイトクラブを味わうことができます。
ただし、夜になると麻薬取引から凶悪犯罪などが起こりやすくなるので、できるだけナイトクラブへ行くときは複数人で行くようにしてください。
また、ダウンタウンなので、夜歩いているときに犯罪に巻き込まれる可能性も高くなるため、歩いている最中も十分気をつけられるようにしましょう。
地下鉄
コスタリカには観光用として残されている鉄道以外、ほとんどが廃線となっています。
そのため鉄道に乗る機会はもちろん地下鉄に乗ることもないでしょう。
昔も主にコーヒーやバナナを積み出すために利用されていたことから、あまり電車で移動するという意識もないようですね。
というわけで、コスタリカではタクシーやバス、飛行機などが交通手段となるので、地下鉄などはないということも覚えておきましょう。
タクシー
タクリーを利用するなら配車サービスを使いましょう。
特に普通に流しているタクシーの場合、ぼったくりやタクシー強盗に遭う可能性があります。
ハイヤーは少し価格が高くなるので、配車サービスで安全なタクシーを利用してください。
どうしてもタクシーを使わないといけない時は、赤い車体に三角形のマークの許可を受けたタクシーを利用しましょう。
また、ひったくりに遭う可能性もあるため、タクシーの窓は閉めておいてください。
窓から手を入れて荷物が盗まれるケースの犯罪も多発しているのです。
タクシーに乗っても安全とは限らないため、注意しましょう。
まとめ
コスタリカは幸せの国と言われていますが、犯罪は日本よりも起きているので注意が必要な国でもあります。
当然、海外だということもあるので、意識は日本と同じではなく、常に警戒することが大切です。
気を抜いたら楽しい旅行も台無しになってしまうでしょう。
コスタリカにもたくさんの観光地があり、楽しめる場所でもあります。
できる限りの注意を払いながら、コスタリカをたっぷり堪能できるようにしてくださいね。