【2023年】チュニジアの治安情勢まとめ!旅行者が注意すべき危険ポイント

アフリカ大陸の北に位置し、地中海に面した美しい自然、そして多くの遺跡観光スポットを持つチュニジアは、その昔はとても治安が良く、ヨーロッパや日本からの観光客がたくさん訪れる国として注目を集めていました。

しかし、外国人観光客などを狙ったテロ事件が発生したことで、チュニジアの治安が懸念されるようになっています。

とは言え、チュニジアはヨーロッパに近く、街並は美しい中世を思わせる雰囲気もあり、地中海沿岸部にある街では、新鮮は地中海ならではシーフード料理を楽しめるなど、観光旅行にとてもおすすめの国です。

そこで今回は、不安定に思われるチュニジアの現在の治安状況や、現地を訪れた際の注意点、また、日本人女性がチュニジア旅行の際に気を付けること、その他、実際にチュニジアで起こった犯罪事例や対処法について詳しく解説していきます。

 

この記事の目次

世界治安ランキング85位のチュニジア

参考サイト:http://worldpopulationreview.com/

アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、チュニジアは85位となっています。

結論:チュニジアは危険

世界の治安ランキング85位のチュニジアの治安は危険であると言えるでしょう。

現在もなお、チュニジアのデモ隊と治安部隊が紛争を繰り返し、テロ事件が起こっているため、油断は禁物です。

また、凶器を用いた強盗・窃盗事件が多発し、日本人観光客が被害に遭うという事例も多いため、現地で過ごす際は十分注意するようにしてください。

外務省のデータも確認

参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ

外務省のデータによると、現在、チュニジアは、国境付近となるアルジェリアやリビアなどは危険レベル3「渡航や止めてください(渡航中止警告)」が発令されるなど、その他エリアにおいては危険レベル2「不要不急の渡航は止めてください」という勧告がなされています。

そのため、チュニジアを訪れる際は、強盗や窃盗事件だけではなく、突然勃発するテロ事件など、避けようのない事件に巻き込まれる可能性もあります。

このような事態が起こり得ることを念頭に置き、チュニジア旅行を計画した際は、事前に外務省のホームページの最新となる安全データを確認の上、渡航するようにしましょう。

夜の一人歩きは大丈夫?

チュニジアは以前よりも治安状況は落ち着き、やや安全な状態であると言われています。

しかし、男性であれ女性であれ、繁華街など夜の街を一人で歩くことは避ける方が良いでしょう。

これは、チュニジアは日本とは異なり、21時以降は街灯が消え、街全体が暗くなる上、人通りも少なくなり、強盗の被害に遭いやすくなるためです。このようなことから、夜の一人歩きは避けるようにしましょう。

コロナウイルス関連情報

チュニジアの外務省による感染症危険レベルは「レベル2 不要不急の渡航中止」となっています。

チュニジアへの入国に関しては、18歳以上で新型コロナウィルスのワクチン接種が住んでいる方は、ワクチン・パスまたはワクチン接種証明書の提示でPCR検査等は無しで入国が可能です。

18歳以上でワクチン未接種の方は、チェックイン前48時間以内のPCR検査または抗体検査の陰性証明書が必要です。

18歳未満の方は、いずれも不要となります。

チュニジアから日本への入国に関しては、ワクチンを3回接種している方は、入国時検査や入国後の待機期間はありませんが、3回目のワクチンを未接種の方は、入国時検査と「3日間自宅等待機+自主検査陰性」(検査を受けない場合は5日間待機)が必要です。ご注意ください。

 

マナー

チュニジアはイスラム国家です。日本と違うところが多々ありますのでマナーを意識して行動しましょう。

飲酒
イスラム教は一般的に飲酒を禁止となっていますが、チュニジアは寛容ですので飲める場所もあり、購入もできます。
ですが、公共の場での飲酒は禁止とされていますので気をつけましょう。

喫煙
シーシャ(水たばこ)を楽しむ人が多いチュニジアですが、公共交通機関での喫煙は禁止となっています。
電車やバス、病院などでは禁煙しましょう。


写真撮影
綺麗なモスクを見るとついつい写真を撮りたくなってしまいます。しかし、モスクの中は撮影禁止です。
他にも、警察や軍関連施設、空港や鉄道なども撮影禁止となっていますので注意が必要です。

チップ
チュニジアではチップが必要です。レストラン等サービスを受けたところでは請求額の10%を目安にチップを渡しましょう。

 

チュニジア旅行で最低限気をつけるべき点3つ

チュニジア旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。

  • 注意点①:海外旅行保険
  • 注意点②:インターネット環境
  • 注意点③:言語の問題

それぞれ詳しく見ていきましょう。

注意点①:海外旅行保険に加入しておく

海外旅行保険とは

チュニジア旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。

これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。

おすすめはエポスカード【年会費無料】

年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。

エポスカードは海外旅行保険が付帯しているタイプ(無料)です。

エポスカードは旅行の支払いをカード利用することで保険適用になりますが、エポスカードで「航空券」や「日本で空港に向かうリムジンバスや電車」の支払いをするだけで適用に!

もちろん、海外での「鉄道、バス、タクシー」の支払いに利用でもOKです!

海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。

特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。

チュニジア旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識

海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。

  • 自動付帯
    カード持っているだけで自動的に保険が適用される
  • 利用付帯
    旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される

自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。

また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます

海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。

 

さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技でも紹介していますので読んでみてください。

注意点②:インターネット環境

海外旅行で重要なのがインターネット環境。

結論としては、チュニジアで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。

フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる

まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。

しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。

仲間とはぐれる危険性がある

そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。

  • スマホで地図を見ながら移動できない
  • 移動中に観光地など調べ物ができない
  • SNSに写真をアップロードできない

スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意

なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。

グローバルWi-Fiがおすすめ


旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。

グローバルWiFiの特徴は

  • チュニジアであれば1970円/日程度
  • 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる

このように、とにかくコスパが良いです。

デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります

そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。

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注意点③:言語の問題


旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。

日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。

 

チュニジアの公用語はアラビア語です。

英語はチュニジアでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。

 

しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。

その理由を以下に簡単にまとめました。

公用語が話せないと困ってしまうこと

  1. 道に迷ってしまった
  2. レストランでの注文
  3. 交通機関が思うように利用できないとき
  4. 急な体調不良
  5. トラブル全般

これらで困ってしまう。

英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ


旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。

ポケトークを持っているメリットとは

  • 旅行中の不安やストレスから解放される
  • 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
  • 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
  • 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
  • 翻訳の正確さが高い
  • Wi-Fi環境がなくても利用ができる

また、チュニジアの公用語であるアラビア語には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。

ポケトークさえ持っていれば

今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!

なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。

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チュニジア観光客を狙った主な犯罪事例と対策

ここでは、チュニジア観光客を狙った主な犯罪事例と対策についてみていきましょう。

事例1.リゾート襲撃事件

チュニジアのスース郊外のビーチリゾートで38人が殺害されました。

チュニジア政府は容疑者を特定し逮捕しています。

参考 : https://www.afpbb.com/articles/-/3053132

対策:周囲の状況に目を配る

チュニジアで事件に巻き込まれないようにするには、人が多いところは避けることが大切です。

事例2.ATMからカードが出てこなくなった

日本人旅行者がチュニジアの首都、チュニス・カルタゴ国際空港でお金を引き出そうとしたら現金もカードもATMから出てこなくなるというトラブルが発生しました。

参考 : https://www.myzakuro.com/archives/2659

対策:旅行者が多く利用しているATMを利用する

ATMを利用する際は、旅行者がよく利用している機器を選びましょう。

事例3.置き引き事件が発生

チュニジアを旅行中の日本人が、南部方面へ向かう電車を利用した際、自身の横にリュックを置いた後、その中から現金や旅行券が盗み取られる置き引き事件が発生しました。

参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_113.html

対策:身体から手荷物を離さない

たとえ空席のある電車を利用する際でも、貴重品の入ったリュックやバッグなど手荷物を身体から離してしまわないよう、常に持ったままの状態にしておきましょう。

 

日本人女性がチュニジア旅行で注意すべきポイント5つ

ここでは日本人女性がチュニジアで注意すべき点を5つご紹介していきます。

1.派手で目立つ服装は避ける

日本人女性がチュニジアへ旅行に行く際は派手で目立つ服装に注意しましょう。

これは、チュニジアはイスラム国家のため、基本的に女性は肌の露出を行ってはならないためです。

また、肌の露出は性犯罪に巻き込まれる可能性も高くなるため注意が必要です。

また、モスクなど場所によってはより服装に注意が必要です。

また、胸元が見える、また身体のラインが目立つような服装は避け、黒っぽく現地の女性に馴染むような服装を心掛けるようにしましょう。

2.知らない人が近付いて来ても相手にしないこと

日本人女性がチュニジアへ旅行に行く際は知らない人が近付いて来ても相手にしないよう注意しましょう。

これは、現地の男性と必要以上に親し気な関係になると、あなたが性犯罪の被害に遭う可能性が高くなるためです。

例えば、食事に誘われ、ついて行くだけで気を許していると判断され、相手を誤解させてしまうことにつながります。

このような誤解から性犯罪へつながることを避けるためにも、知らない人に声を掛けられる、あるいは近付いて来るようなことがあっても、決して相手にしないようにしましょう。

3.両替トラブルに見舞われないよう注意

日本人女性がチュニジアへ旅行に行く際は両替トラブルに見舞われないように注意しましょう。

これは、観光客であるがゆえ、チュニジアの通過に精通していないことから、実際に支払うべき両替金よりも少ない金額で両替に応じられるなどのトラブルが相次いで起こっているためです。

例えば、両替所で両替を行った際は、その場ですぐに金額が正しいかどうか、レートを確認の上、紙幣を数えて確かめるようにしましょう。

万一両替金に相違がある場合はすぐに対応してもらうようにしてください。

4.写真撮影時のルールに従うこと

日本人女性がチュニジアへ旅行に行く際は写真撮影時はルールがることに注意しましょう。

これは、チュニジアではモスクの中や空港、また政府や軍関係、警察署などの施設内においては写真撮影が禁止となっているためです。

また、イスラムの女性を被写体とする際、相手に対し写真撮影が可能かを確認することが大切です。

もしもこれらのルールに違反した場合はカメラを没収されてしまうなど、せっかくの旅行が台無しになってしまうため、チュニジアの写真撮影のルールに従うよう十分な配慮を行いましょう。

5.危険なエリアに立ち入らないこと

日本人女性がチュニジアへ旅行に行く際は国境付近などの危険なエリアに立ち入らないように注意しましょう。

これは、危険な国境だと言われるアルジェリアやリビアは、内戦が続き、治安が不安定な状態となっている上、武装勢力による被害を受ける可能性があるからです。

そのため、これらの国境付近はとても危険なため、絶対に近付いてはいけません。

旅行計画を立てる際は、行先をしっかりとリサーチしておくことをおすすめします。

 

子連れ旅行者がチュニジアで注意すべきポイント

子連れでチュニジア旅行を訪れる際は、いくつか注意すべきことがあります。

チュニジアは日本との時差も大きく、機内ももちろん、宿泊先のホテルにおいても、子供には時差が理解できずグズって大泣きしてしまい、他の搭乗客や宿泊者に迷惑をかけてしまう可能性があります。

また、時差や気候の違いから体調不良に陥る可能性もあるため、そのようなことを避けるためにも、チュニジア旅行の際は常備薬などを必ず持参しておくと安心です。

また、子供の体力に合わせ、観光スケジュールに余裕を持たせることをおすすめします。

さらに、チュニジアは日本とは異なり、衛生環境などは悪く、宿泊ホテルを選ぶ際も、ダニなどの被害に遭わないよう虫除けスプレーなどの対策が可能なアイテムを準備しておきましょう。

ホテルはある程度清潔感があり、口コミの良いホテルを選ぶと確実です。

このように、子連れでチュニジア旅行を訪れる際は、様々な点に注意し、準備すべきものは持参した上で渡航するようにしましょう。

 

その他チュニジア観光で注意すべきポイント

ここでは、その他チュニジア観光で注意すべきポイントについてみていきましょう。

パスポートのコピー

チュニジア旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。

これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。

チュニジアへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。

そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。

当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。

このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。

 

カメラは盗まれるリスクが最も高い

海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。

理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。

実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。

カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。

レンタルカメラが人気

そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。

こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。

Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。

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リュック

チュニジアではスリやひったくりなど盗難や窃盗事件がの発生率が高く、特に観光客をターゲットにしているケースが目立ちます。

そのため、チュニジアの街を歩く際は、多くの現金を持ち歩くことはせず、貴重品はファスナーが付いたリュックの中に保管しましょう。

繁華街などでは前抱きに抱えて持つようにすることで被害に遭うことを防ぐことができます。

このように、自身が犯罪のターゲットとなってしまわないよう十分注意した上でチュニジア旅行を訪れてください。

ホテル

チュニジア旅行では、セキュリティが高く、口コミや評判の良いホテルに宿泊するようにしましょう。

これは、ホテルのランクによって、ホテルのセキュリティ体制も異なり、窃盗などの被害に遭う恐れがあるためです。

例えば、セキュリティの低いホテルの場合、たとえ部屋にあるセーフティボックスに貴重品を入れていたとしても、従業員が犯人となり貴重品を奪われることもあります。

このようなことを避けるためにも、比較的物価の安いチュニジアでは、ある程度のランクとなる高級ホテルを選び宿泊されることをおすすめします。

クラブ

チュニジア旅行では、クラブ利用時は置き引きや睡眠薬混入による犯罪に巻き込まれることのないよう注意しましょう。

これは、暗がりの店内において、貴重品の管理を行っていない場合、置き引きの被害に遭う、また、アルコール飲料に睡眠薬を混入され、眠らされている間に貴重品をすべて盗まれるなどの被害が多発しているからです。

このような被害に遭わないためにも、クラブを利用する際は、自身の貴重品を管理するとともに、人から奢ってもらうアルコール飲料等には絶対に手を付けないようにしましょう。

地下鉄

チュニジア旅行で地下鉄や路面電車を利用する際は、スリの被害に遭わないよう注意しましょう。

これは、チュニジアに住む人多くは街を移動する際に主に路面電車を利用し、常に満員状態で乗車するため、観光客を狙ったスリ事件は多発しているためです。

例えば、バッグのファスナーを開け、財布をすられる被害が目立っています。

このような被害に遭わないためにも、路面電車を利用する際は、自身の手荷物をしっかりと管理し、バッグを身体の前に抱えるなどの対策を講じるようにしましょう。

タクシー

その他、チュニジア旅行で現地でタクシーを利用する際は、利用料金の高額請求の被害に遭わないよう注意しましょう。

これは、特に日本人など観光客を狙って行われることが多く、被害に遭うケースが目立っているからです。

例えば、目的地までの料金を確認せずに乗車した場合などはぼったくりの被害に遭う可能性が高いと言えます。

このような被害を防ぐためにも、行先に応じた利用料金がいったいいくらであるかを運転手に確認してからタクシーを利用するようにしましょう。

 

チュニジア主要エリアの治安事情

チュニス

チュニジアの首都でもあるチュニスは、地中海に面したチュニス湾に高級リゾートが立ち並んでいたり、城壁内に美しいイスラム的な建築物が立ち並んでいる世界遺産の旧市街「メディナ」を有する人気の観光地です。

メディナからフランスモンを潜り、外に出ると19世紀にフランス保護領となった新市街が広がります。

西側が旧市街、東側が新市街とアラブの雰囲気な旧市街とフランスの雰囲気が漂う新市街の新旧の街並みを楽しむことができます。

そんな美しい街チュニスですが、2019年にはチュニス中心部のブルギバ通り付近で、2020年には米国大使館前でテロ事件が発生しています。観光地付近で起こっていますので十分に注意してください。

また、政府機関、軍関連、大型商業施設や外国人が多く集まるところは狙われやすいので避けるようにしましょう。

スリやひったくり事件も多く発生していますので手荷物や貴重品の管理は厳重にしましょう。

スファックス

チュニジア第二の都市で中部にあり、経済の中心地となっています。

スファックスにはメディナにつながる6つの門のうちの一つ、ディワン門があります。
また、Dar Jellouli Museumという17世紀の上流階級の住宅がミュージアムになっており、当時の生活や建築様式を見学することができます。

そんなスファックスでは、2021年にゴミ処理書場の毒性などを発端とした行政への抗議デモで死者が出ています。

デモが発生した場合は、近づかず身の安全を守りましょう。

カルタゴ

カルタゴは、地中海の交易で繁栄し独占、ローマ帝国との三度のポエニ戦争で敗れ破壊されました。

そんなフェニキア人最高神を祀ったトフェの墓地や当時の住居跡ポエニ街など古代カルタゴの遺跡を見ることができることで有名な観光地となっています。

アントニヌスの共同浴場跡は、まさにあの映画化もされた銭湯漫画に出てきそうな風景です。

カルタゴ遺跡は世界文化遺産でもあります。

閑静なベッドタウンでもありますが、スリやひったくりなど注意が必要です。またホテルでも安心せず施錠し、ホテルの金庫も信用しないようにしましょう。

貴重品はスーツケースにワイヤーや南京錠などで頑丈に施錠する方が良いでしょう。

スース

スースはチュニジアの第三の都市です。

地中海に面しており、「サヘルの真珠」とも称されるビーチリゾートでも有名です。
また、こちらにもフェニキア人の港町、世界遺産の旧市街メディナがあります。

カルタゴと違い、ローマ帝国と同盟を持っていたため破壊を免れたそうです。
アグラブ朝が9世紀に築いた高さ約8mもの石造の城壁、グランド・モスクなどがあります。

また、高さ約38mの監視塔で、スース旧市街最古の建造物でもあるリバトがあります。
リバトは、登ることもできるので頂上から美しいスースの街並みを眺めることができます。

スースでは2020年に観光地付近でテロリストが警官を襲撃するテロ事件が起こっています。

気軽に訪れることができる街ですが、十分注意が必要です。

 

チュニジアのおすすめホテル

イベロスター ディアー エル アンダロス

スース市内中心部より少し離れた海岸エリアにある5つ星ホテル。

美しい地中海のビーチまでわずか徒歩1分です。

滞在中はスパでゆっくり日頃の疲れを癒したり、テニスをしたりして過ごすことができます。

ホテルのレストランではチュニジア料理や多国籍料理を堪能できます。

エル モウラディ ホテル アフリカ チュニス

チュニスの中心部にある5つ星ホテル。

広々したお部屋は防音対策がされており静かな空間でゆっくりお休みできます。

また、市街のパノラマを望むことができます。

レストランでは地中海料理を堪能できます。

Radisson Blu Resort & Thalasso Hammamet

チュニジアのビーチリゾートの一つハンマメットにある5つ星ホテル。

白浜のビーチに白い建物が並ぶ美しい街並みを望めます。

ビーチまでは徒歩6分。ホテルにはプールもあります。

テラスからはドリンク片手に美しい青い海を眺めながらゆったり過ごすこともできます。

Samarons Hotels


出典:Bokking.com 

旧市街メディナまで7.5Km、ハビブ・ブルギバ通りまで7.6km、チュニス国際空港まで5kmの位置にあるチュニスにある5つ星ホテル。

チュニスの中心部からは少し離れているアリアナの住宅街にありますが、レストラン等は徒歩圏内にあるので不便なく過ごすことができます。

カルタゴ タラソ リゾート

チュニスから車で25分ほどのガルマトビーチ沿いにあるスパリゾート。

ビーチにも直結で行くことができます。

ホテル内には、ウォータースライドがある広々したプールもあり、タラソテラピーやトルコ式のバスを受けることもできます。

豪華な室内のバスルームは大理石で作られています。

ザ ルセリア ホテル & スパ

チュニジアのビーチリゾートハマメットにあるワールドクラスの5つ星ホテル。

プライベートビーチまでは徒歩7分で行くことができます。

館内には、プールやトルコ式のお風呂「ハマム付きのスパ」や庭園を見渡せるテラスなどがあります。

レストランではアジア料理も堪能することができます。

近くにはマリーナや遊園地もあります。

エル モウラディ ガマート

チュニスの海沿いの街、ガマルトにある5つ星ホテル。

青い地中海を望めるガマルトは高級ホテルやショップが立ち並ぶ高級リゾートです。

カルタゴの海岸沿いにあり、ビーチまでは徒歩3分。ビーチはプライベートビーチになっています。

広い館内には、屋内と屋外のプール、トルコ式バス、タラソテラピーなどを楽しむこともできます。

レストランも4軒あり、チュニジア料理やイタリア料理など世界各国の料理を楽しめます。

ホテル ラ メゾン ブランシェ


出典:agoda

チュニスの中心部に位置している5つ星ホテルです。

メディナまでは車で10分ほどで行くことができるため観光にも便利です。

客室は、エキゾチックでゴージャスな作りとなっており、バスルームは大理石でできています。

コンコルド レ ベルジュ ド ラック


出典:Trip.com

広大なチュニス湖に面して佇んでいるモダンな作りの5つ星ホテル。

市内中心部まで車で10分、チュニス・カルタゴ国際空港から車で約5分です。

すぐ近くには遊園地もあります。

施設内には、トルコ式バスを楽しめるスパや温水プール、サウナ、ジムなどフィットネス関係も充実しています。

まとめ

今回は未だ不安定な治安状況だと言われるチュニジアの治安や、現地を訪れた際の注意点、また、日本人女性が現地で気を付けること、その他、実際にチュニジアで起こった犯罪事例や対処法について詳しく解説しました。

いかがでしたでしょうか。

チュニジアはとても歴史深い、遺跡や自然を感じられるとても魅力的な国です。

特にモスクなど観光スポットが人気で多くの観光客が訪れると言われているほどです。

現在は治安については以前ほど安全とは言い切れませんが、訪れる際に注意すべきことを理解し、対策を講じることで安全で楽しいチュニジア旅行が実現します。

これからチュニジアを訪れる方は、ぜひこの記事を参考に、安全策をしっかりと徹底させた楽しいチュニジア旅行を満喫してくださいね。

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