「茨城と言えば?」と言われてもすぐに「これだっ!」という観光名所が出てくる方はすくないと思います。
そんなみなさま、「都道府県魅力度ランキング」をご存知でしょうか??
2009年より始まった、この都道府県魅力度ランキング。
株式会社ブランド総合研究所が実施している「地域ブランド調査」に基づき、都道府県のブランドを評価した指標を魅力度としてランキングにしたものなんです。
日本の最北端・最南端に位置する北海道と沖縄、そして東京や京都などは毎年上位を独占しています。
そんな中、茨城はというと・・・
2012年の46位を除き、毎年最下位を独占しているのです。
都心からもちかく、サッカーの人気チーム鹿島アントラーズの本拠地もある茨城だけにもっと人気があってもいいはずかと思うのですが・・・。
茨城県が観光地として魅力がないのには理由がありました。
その一部をご紹介すると・・・
・交通が不便。新幹線が通っているにも関わらず、止まらない唯一の県。
・関東一都六県の中で、唯一東武鉄道の車両が乗り入れてない。
・道路設備率ワースト1
などなど・・・
その他にも、言われたら納得する茨城県が観光地として伸び悩む理由が様々ありました!
その理由をまとめてみましたので、是非ご覧下さい!
この記事の目次
首都圏に近いため、都内の人から『旅行先』というイメージがわかないのでは?
北関東は人気ランキングの上位に上がりにくいという説があります。
茨城以外を見ると群馬県44位、栃木県41位と北関東3県は順位が低くくて、埼玉県にいたっては45位と下位に沈んでいるのです。
茨城県の主要都市
水戸市
水戸市は茨城県のほぼ中央に位置しています。
人口は約27万人。
人気のご当地グルメとしては、水戸納豆、野菜がたくさん入った熱々の餡をかけたスタミナラーメン、干し芋などで知られています。
観光地には、梅の名所として有名な偕楽園や水戸黄門で知られている徳川光圀公がまつられた常磐神社、水戸芸術館などがあります。
つくば市
水戸市は茨城県のやや南側に位置しています。
人口は約25万人。
人気のご当地グルメとしては、肉のだしを使ったつくばうどんやラーメン、筑波宇宙センターのレトルトカレーなどが人気といわれています。
観光地には、縁結びの神様で知られている筑波山神社や大きなブロンズ像の牛久大仏、めずらしい植物が数多く見られる国立科学博物館筑波実験植物園などがあります。
日立市
日立市は茨城県のやや北側に位置しています。
人口は約17万人。
人気のご当地グルメとしては、温かい汁につけて食べるけんちんそばや数種類の刺身を使った海鮮丼、巨峰などで知られています。
観光地には、日立市かみね動物園や平安時代からの歴史がある花園神社、日本一といわれる長さの竜神大吊橋などがあります。
ひたちなか市
日立市は茨城県の中央に位置しています。
人口は約16万人。
人気のご当地グルメとしては、パンの消費量が全国で最も多いためパン屋の数がたくさんあります。
その他にもコーヒーが人気なのでカフェがたくさんあります。スタミナラーメンも人気です。
観光地には、国営ひたち海浜公園や日本最大級のアクアワールド茨城県大洗水族館、平磯海水浴場などがあります。
土浦市
土浦市は茨城県の南側に位置しています。
人口は約14万人。
人気のご当地グルメとしては、レンコンの生産地であるためレンコンを使った和洋食のお店がたくさんあります。
また小魚などの佃煮がお土産として人気です。
観光地には、花畑が一面に広がる霞ヶ浦総合公園や室町時代からの歴史がある土浦城跡、比較的波が穏やかとされる平磯海水浴場などがあります。
他県からの所要時間及び費用
東京の主要都市から茨城の水戸までの距離を計っても
東京の主要都市から茨城の水戸までの距離を計っても・・・
1)電車の場合 135.1km
渋谷駅~(JR山手線)品川駅~(常磐線 特急ひたち9号)水戸駅
2)車の場合 約137km
※google mapで渋谷駅~水戸駅まで
たしかに旅行に行く距離としては物足りない感じがありますね。
電車だと時間にして約2時間。車でも2時間半と少し物足りない気がする上に、意外と交通費がかかります・・・。
上記のルート、電車では3818円(IC利用時)、車だと大体3000~5000円(普通車での通常料金またはETC料金)もかかります。
ただ2015年4月に上野東京ラインの開業で、JR常磐線が東京駅と品川駅に乗り入れ、茨城と 都心が近くなったことをアピールし観光客を呼び込もうと、県広報 広聴課は、PR動画を制作して集客を図っているとのことです。
茨城県の有名スポットが少ない?
筑波山
茨城最大の観光名所とも言えるのが筑波山ですね!
筑波山を登りに県外から訪れる方も多いとのことです。
ただ筑波山を訪れる方にココまでのアクセスを訪ねると、苦笑いをされました・・・。
その理由として筑波山までの交通手段は、
車でお越しの場合→常磐自動車道「土浦北I.C」より車で約45分/北関東自動車道「桜川筑西I.C」より車にのって約40分
電車でお越しの場合→つくばエクスプレス「つくば駅」から直行シャトルバス(1番のりば・関鉄バス)約45分
牛久大仏
牛久大仏は、ギネスブックにも登録されている全長120mの大仏です。
奈良の大仏よりも大きいので、奈良の大仏を手にのせてみれば、手に納まるくらいの大きさです。
大仏のなかは5段階に分かれていて、1階から光の世界、念仏の間・知恩報徳の世界、蓮華蔵世界、霊鷲山の間・展望台となっています。
周辺には仲見世通りとなっている食事処やお土産屋が立ち並んでいて、牛久大仏のお土産も販売されています。
偕楽園
偕楽園は、江戸時代に水戸の藩主徳川斉昭(なりあき)によって造られた日本庭園です。
石川の兼六園や岡山の後楽園と並ぶ、日本三大庭園として知られています。
偕楽園は学問・武芸の修行と休息の場として造られました。
木造の建造物や庭の木々は陽を表し、黒門や1000本以上で埋まる竹林は闇を表したとされる、徳川斉昭の陰と陽の世界は一番の見所です。
また、毎年12月から3月までには3,000本もの梅が咲き始め、辺りは鮮やかなピンク色に染まります。
国営ひたち海浜公園
国営ひたち海浜公園は、四季折々の花々が楽しめる都市公園です。
1年を通して約10種類以上の花々を見ることができ、春は水仙やチューリップ、夏はひまわりや薔薇、秋はコキアやコスモス、冬はチューリップがあたり一面に咲き誇ります。
園内は散歩コースになっており、散策しながら花の観賞ができます。
花畑以外にも、アトラクションやレストラン、バーべキューエリアも充実していますので、1日いても十分に楽しむことが出来ます。
鹿島神社
鹿島神社は、日本の初代天皇である神武天皇が創設した神社です。
神代の頃、鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神から神武天皇は韴霊剣を受け取ったとされています。
そして神武天皇が東方に行く途中で窮地に立たされた際、韴霊剣によって救われたことがありました。
それから神武天皇はこの地に勅祭するようになり、篤く信仰するようになったといわれています。
その韴霊剣をはじめ、藤原家や徳川家による国宝の品が数多く収められています。
えっ!?こんなに遠いの?と思われた方も多いはず。電車とバスを乗り継いでやっと着いたと頃はヘトヘトに。。
そんな疲れている中で山登りなんて、登山初心者の方にはちょっと辛いですよね。
筑波山には素晴らしい魅力がたっぷり溢れているので、もっとアクセスがよければ頻繁に訪れ、様々な景色を楽しみたいですよね!
PR力が弱い??
そもそも他の県に比べて茨城は、魅力的な観光スポットが少ないのでは?
ということで調べてみると偕楽園(かいらくえん)や袋田の滝、筑波山と観光名所は決して少なくはないのですが、他の人気ある県に比べたら「地味」なところばかりで年中ファミリーやカップルで楽しめるかと聞かれたら困ってしまいそうですね。
最近では「万年最下位」を逆手にとり、あの人気芸人2人を茨城のPRに使っているのです。
その人気芸人とは・・あの茨城出身のピース・綾部祐二さんと渡辺直美さんです!
そのPR写真も、2人がヤンキー?(リーゼントにサングラス)姿に変身しなんともキャッチーな広告になっております。
参考URL:http://www.pref.ibaraki.jp/
また、二人が出演している「のびしろ日本一。いばらき県」というPR動画は必見ですよ。
他の都道府県の良いところを紹介しつつも、茨城の注目所を面白おかしく紹介しています。
なんと、あのゆるキャラ「のびーる君」も出演しているんです。
こんなにSNSが普及しているのに、何も知られていない茨城を2人でどう盛り上げて行くかは見所満載ですね。
またスローガンは「なめんなよいばらき県」とお二人らしい強気なものとなっております。
是非このお二人のPRを見て、茨城の素晴らしい魅力を感じてください。
ただ茨城の魅力として「マイホームを安く持てる」「大自然の中子育てできるなど」PR材料が多い反面、都心に比べ子供が病気になった際や共働きの夫婦の場合は近くに預ける場所がないなどの、マイナス面を改善しない限り、人の繁栄、観光客の増加は難しいそうですね。
茨城県の食べ物やお土産を、買いたいと思うのか?
実は茨城県には特産品は多いのですが、知られていないのが現実なんです。
農林水産物の産出高が全国2位で生産量日本一のメロンや元納豆やアンコウといった全国区の名産もあり、一度訪れた人は茨城の魅力に取り付かれる人も多いとよく聞きます。
実は他にも、よく食卓に並ぶレンコンやほしいも、常陸牛、奥久慈しゃもは国内の生産のほどんどが茨城県なんですよ。
ご存知でしたか?
また、「茨城県には、気軽に渡せるおみやげが少ない」と皆さん言いがちですが、実はたくさんあるんですよ。
皆さんが茨城県へ遊びに行って、買いたくなるような品々を少しご紹介いたしますね。
メロンバーム(ファームクーヘンフカサク)
生産量日本一の茨城産のメロンを使用したメロンのバームクーヘン!
なんと2014年に行われた「第一回茨城おみやげコンクール」において、最優秀賞を受賞した一品なんです。
梅香百年梅酒(明利酒類)
2008年に開催された全国梅酒大会では日本一に選ばれた超本格梅酒です。
厳選された国内産の青梅にブランデーと蜂蜜が加わり、最高の梅酒と仕上がっています。
お酒好きの方には絶対に喜ばれる一品ですね。
元祖はま栗(丸三老舗)
鹿島灘の名産であるハマグリの形をしたモナカの中に、栗をたっぷりと使用した餡と求肥が練りこまれたお菓子です。
べっ甲ほしいも(株式会社幸田商店)
そこらへんのほしいもとは味が違います。
食べてビックリ!独特の甘みがあり、一口食べたらやめられませんでした。
数量限定商品ですので、購入できる時期になったら是非食べてみてください!きっとハマりますよ!
こちらで紹介させていただいたのはほんの一部です。
茨城には、もっとたくさんのオススメお土産があるんですよ。
自分へのお土産はもちろんですが、家族、友達、会社へのお土産として、もらったら嬉しい商品がたくさんありますね。
まとめ
皆様いかがでしたでしょうか?茨城県が毎年最下位になってしまった理由を解説しながら魅力もお伝え出来たかと思います。
観光スポットをしっかり調べて、お得な交通手段ででかければ満足のいく旅行になること間違い無しです!
茨城観光の参考に!!
茨城県の観光名所おすすめ人気ランキング10選 穴場から子供が楽しめる場所まで!
今が一番観光客を伸び込もうと茨城県が盛り上がっている最中なので、このお得な期間に行く事をお勧め致します。
都心から近いというマイナスポイントも疲れる事なく、みじかで普段味わえない体験や料理を楽しめると思ったら、次の旅行は茨城県をチョイスするのも良いかも♫
また茨城には、国内線だけではなく、一部海外へも行ける国外線がある空港が設備されているんです。
しかし空港までの交通の便が悪く、都心にある羽田空港または成田空港の利用率の方がまだまだ高いようです・・・。
そんな中で茨城空港では、都心からの交通の便の悪さを補うための対策とし、東京駅から片道1000円の高速バスを運行しているのです!
これは、なかなか知っている人も少ないので、これを機に利用してみるのはいかがでしょうか?
茨城空港は格安フライトが飛んでいるので、国内だけでなく、近くの中国や台湾へ意外とお得に、そして快適に旅行に行ける秘策かもしれませんよ。
ぜひ「茨城空港」チェックしてみてくださいね。
この記事を参考に、これから伸びるであろう「茨城」を楽しんでくださいね!