ゴージャスなイメージのあるカタール といえば、ドーハも有名ですよね。
建物だけではなく市場など楽しめる場所の多いカタールですが、治安のイメージといえばあまり良くないはずです。
ですが、実際にはどのような治安なのか、今回注意点も含めて紹介していきます。
カタールへの観光を考えている方や予定している方は、ぜひ確認のつもりで参考にしてくださいね。
この記事の目次
世界治安ランキング30位のカタール
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、カタールは30位となっています。
結論:比較的安全
周辺国から国交を断絶されてしまったカタールですが、国内は比較的安定しているため安全に過ごすことができるでしょう。
特に、お金持ち国家であるため経済状況が安定していること、そして教育制度が整っているので治安が悪くないのです。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
海外安全ホームページでも、カタール国内に危険情報は記載されていません。
ただし、特に危険だという情報がなくても、小さな犯罪やトラブルが起きる可能性は低くはないので、注意は必要ですね。
警戒する情報がないから日本と同じというわけでもありません。
カタールも海外なので、意識としては海外にいるということを忘れないことが重要です。
また、2020年3月現在では、新型コロナウイルスによる渡航・入国制限も出ており、カタールも例に漏れず確認が必要です。
カタールへの渡航の際には必ず、渡航ができるかどうかを確認してからにしましょう。
夜の一人歩きは大丈夫?
治安の良いカタールですが、夜はやはり危険なので注意が必要なので、一人で出歩くのはできるだけ控えたほうが良いでしょう。
特に女性は性犯罪などに巻き込まれる可能性があります。
女性が標的にされる事件は意外と多いので注意しましょう。
カタール旅行で最低限気をつけるべき点3つ
カタール旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
カタール旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険が付帯しているタイプ(無料)です。
エポスカードは旅行の支払いをカード利用することで保険適用になりますが、エポスカードで「航空券」や「日本で空港に向かうリムジンバスや電車」の支払いをするだけで適用に!
もちろん、海外での「鉄道、バス、タクシー」の支払いに利用でもOKです!
海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
カタール旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
>>エポスカード公式サイト
海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、カタールで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- カタールであれば1370円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
カタールの公用語はアラビア語です。
英語はカタールでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、カタールの公用語である”アラビア語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
カタール主要エリアの治安事情
出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/
ドーハ
ドーハの治安は特に悪くはありません。
しかし、インフラ整備やビルの建設等が進んで、外国人労働者を多く雇うようになったことで、外国人による犯罪も増加傾向にあります。
ショッピングモールではスリや置き引きも横行しているので注意したほうが良いでしょう。
また、強盗や空き巣なども増加しているため、人気のない場所には行かないようにしましょう。
空き巣ではありませんが、レンタカーなどを借りた際にも車上荒らしに遭わないよう注意してください。
カタール観光客を狙った主な犯罪事例と対策
事例1.窃盗犯罪
カタールではカタールに訪れている外国人などによる窃盗犯罪も起きています。
6人の外国人女性が観光ビザで滞在中に、高級ブランド店で窃盗を行ったとのこと。
犯行に及んだ6人の女性はカタールで逮捕されています。
対策:荷物・貴重品を手から離さない
起きた事件の対象は高級ブランド店でしたが、いつ狙われるか分かりません。
買い物中や観光中は手元から荷物を離さないようにしてください。
特に財布を手に持ったまま移動したり、レストランなどで荷物を足元に置いたりするのもやめましょう。
参考:http://cardamom17.blog.fc2.com/blog-entry-496.html
事例2.性犯罪など
カタールでは休暇中に訪れていたオランダ人女性が性犯罪の被害に遭う事件が起きています。
女性は当時ドーハのホテルに宿泊していましたが、踊りに出かけた先で飲んだ飲み物に薬が混入されており、意識がない間に襲われたとのことです。
対策:一人で出歩かない
女性はできるだけ夜間の外出は控えてください。
また、昼間でも人気のない場所を一人で歩くのもやめておきましょう。
声をかけられたとしても一人なら、決してついていかないようにすることも重要です。
参考:https://www.afpbb.com/articles/-/3090331
事例3.テロ
カタールでは国際的・反社会的なテロ組織は確認されていませんが、2005年3月にドーハで自爆テロが起きています。
法人の被害者は確認されておらず、それきりとなっていますが、その後も継続して警戒されている状況です。
対策:人の多い場所でも警戒する
人の多い場所では警戒を緩めないよう意識してください。
日本人もテロの標的になる可能性は十分にあります。
テロは爆破や襲撃だけではなく、誘拐などもあるので注意が必要です。
気軽に人について行ったりしないよう気をつけましょう。
参考:https://news.livedoor.com/article/detail/1042500/
日本人女性がカタール旅行で注意すべきポイント3つ
1.露出を控える
カタールではイスラム教との戒律によって、露出の高い服装が禁止されています。
特に女性は派手で露出が高い服装は、外国人観光客であっても許されません。
そのため、ノースリーブやミニ丈のスカートやズボンはもちろん、胸元のはだけた服装やシースルー素材も控えるようにしてください。
気温がとても高い国なので辛く感じる場合もありますが、基本的には女性は肌を見せないよう意識した、露出の低い服装でいることを心がけましょう。
2.夜の一人歩き
性犯罪なども横行しているので、女性は一人で夜間に出歩かないようにしてください。
またタクシーを利用する際にも注意が必要です。
以前、夜間に女性が一人でタクシーに乗車したところ、目的地ではない場所へと連れていかれ暴行されそうになったという事件も起きていたそうです。
比較的犯罪は減少傾向にありますが、女性に対する性犯罪はまだまだ横行しているので、夜間は決して女性一人で行動することはやめましょう。
タクシーを利用する場合には、信頼できるタクシー会社を利用してください。
3.写真撮影
女性なら記念に写真撮影をしたい方も多く、SNSなどにもアップしたいところなのですが、カタールでは写真撮影が禁止の場所もあります。
撮影が禁止されている場所で写真を撮ってしまうと、カメラを没収されてしまいます。
没収だけではなく警察に連行される可能性もあるので、特に写真撮影には注意したいところですね。
もしも、写真の撮影をするのなら、この場所ではできるのか、あらかじめガイドに聞いておくか自分で調べるようにしてください。
子連れ旅行者がカタールで注意すべきポイント
子連れでカタール旅行する際には、子供の誘拐や性犯罪に注意しましょう。
特に年齢が小学生以上になると、男女関係なく性犯罪に巻き込まれる可能性があります。
また、性犯罪にまつわる誘拐も考えられるので、子供から離れない、手を離さないようにしましょう。
治安以外では気温が高いので、体温調節に注意してあげてください。
熱中症や砂塵による呼吸器疾患なども考えられるので、水分の補給と呼吸器官に持病を持つお子様は気をつけるようにしましょう。
また、飲料水もできるだけ安全なミネラルウォーターにしてください。
万が一体調を崩した場合は、医療水準も高く安心できる私立病院へいきましょう。
その他カタール観光で注意すべきポイント
パスポートのコピー
カタール旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
カタールへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
カタールのショッピングモールや観光地などでスリやひったくりが多いので、カバンを選ぶならショルダーやハンドバッグよりもリュックの方が良いでしょう。
ただし、開け口に手を入れられてしまうこともあるので、胸側荷物など工夫してください。
片方の肩だけにかけたりして持つのも、ひったくりに遭う確率が高くなります。
カタールは比較的安全な国ですが決して油断せずに、リュックの開け口や持ち方なども意識するようにしてくださいね。
ホテル
カタールでは比較的ホテルも安全だろうと考えてしまいますが、どんなホテルでもどんな人が出入りするかわからないので、できるだけ荷物の管理はしっかり行いましょう。
貴重品は必ずセーフティーボックスを利用したり、体に身につけておくことも大切です。
パソコンなどのデバイスも盗まれる可能性があるので注意しておきましょう。
また、ルームサービスを頼んだ時も、しっかり誰がきたのかを確認してからドアを開けるようにしてください。
カタールのおすすめホテル
カタールは、ラグジュアリーホテルが沢山あります。
ラグジュアリーホテルに泊まるなら、ドーハの湾岸エリアがおすすめ!
リーズナブルに泊まりたいならドーハの内陸エリアで探すのが良いでしょう。
インターコンチネンタルドーハ、ラマダホテルドーハ、Wドーハホテル&レジデンシスなどが人気ですよ。
クラブ
カタールのドーハには数多くのナイトクラブやバーがあり、夜の時間もたっぷり楽しむことができます。
夜でも比較的安全なので、人数が多ければ問題ないでしょう。
ただし、少人数であったり一人での行動には注意が必要です。
夜間は特に女性は性犯罪に遭う危険性もあるので、一人では出歩かないようにしてください。
また、お酒も入り人も多いので、スリや置き引きのほか喧嘩などにも注意しておくと良いですね。
もしも一人で外出しなければならない場合は、タクシーを利用するなど一人にならないよう工夫してください。
地下鉄
カタールの地下鉄といえばドーハメトロが2019年から順次運行が開始されたのが有名ですよね。
基本的にタクシーでの移動が主流でしたが、移動が簡単で便利なことから注目を集めています。
ただ、まだ運行し始めたばかりなので、あまり多くの人が利用していない様子でもあるとのこと。
そこで油断できないのがスリや置き引きなので、荷物から目を離さないよう注意しましょう。
居眠りなども厳禁なので、注意してくださいね。
またチケットの購入方法がわからない場合は、スタッフがすぐに駆けつけてくれるので安心です。
タクシー
カタールの正規タクシーは緑色のカルワタクシーです。
他の色は混じっていないので、偽物には注意してくださいね。
ドーハの市内なら30カタールリアル以内で観光地まで行くことが可能です。
ただし空港から乗車する場合は、もう少し高くなる可能性があります。
また、タクシーのなかにはメーターをいじっている可能性もあるので、基本的には乗車前に値段交渉から始めるのが良いでしょう。
流しのタクシーは特に注意してください。
また、住所がないので建物の名前や観光地名を伝えて乗車してくださいね。
ラマダンのシーズンの渡航には注意
ラマダンとは、イスラム教社会のヒジュラ暦における第9月のことを指し、「聖なる月」として1ヶ月、日の出から日没にかけて一日断食が行われます。
2022年は4月1日〜30日、2023年は3月22日〜4月20日がラマダンにあたります。
飲食店が開くのは、飲食可能時間の日没後になりますのでご注意ください。
観光客向けに日中でも空いているお店もありますので、事前に調べていくとよいですね。
また、ラマダン明け1日〜3日間は、お店や観光施設が休業になることが多いので注意が必要です。
カタールには現在渡航できる?
カタールの新型コロナ感染者数は1日千人以下と比較的落ちてついています。
カタールに入国するには、出発48時間前までにPCR検査陰性証明書を取得することと、渡航の3日間前までにカタール保健省のホームページ「Ehteraz」(www.ehteraz.gov.qa)にワクチン接種証明書、感染証明書、血清抗体検査結果等の情報を入力し、「渡航許可」を得る必要があります。
ワクチン接種をしていない場合は、入国後ホテル等での5日間の隔離があります。
現状の隔離期間に関して
カタールから日本への入国に関しては、現在「青色」区分となっているため、3回目のワクチン接種証明書の有無に関わらず、出国前72時間以内のPCR検査のみ必要で入国検査や隔離はありません。
状況により変動するため、随時外務省サイトでご確認ください。
https://www.mofa.go.jp
まとめ
意外と治安が良いと言われているカタールでしたが、いろいろな人がいるのでやはり犯罪は起きています。
それでも自分が注意することで十分に防ぐことができるので、安全だと分かっても巻き込まれないようにするために気をつけてください。
海外で犯罪に巻き込まれると、大きくても小さくてもとても大変なことになってしまいます。
助けてくれる人がどこにでも居るとは限らないので、自分の身は自分で守れるようにしましょう。
そして、安全で楽しいカタールの旅を楽しんでくださいね。