スウェーデンは、国民の生活水準が高く、また、社会福祉が整った国としても知られています。
そんな治安が良いと言われるスウェーデン。
特に夏の観光シーズンが訪れると、世界からスウェーデンへ旅行に行く観光客も増え、スリやひったくりなどの軽犯罪が目立ちます。
そこで今回は、スウェーデンの治安状況などを詳しく解説していきます。
この記事の目次
世界治安ランキング18位のスウェーデン
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、スウェーデンは18位となっています。
結論:スウェーデンはやや安全
世界の治安ランキング18位となるスウェーデンの治安はやや安全であると言えます。
スウェーデンは比較的治安が安定しているエリアが多いものの、主要観光スポットは観光客で賑わいを見せているため、スリなどの犯罪が多発しています。
そのため、観光旅行の際は、自身の手荷物の管理や安全面を徹底しておくようにしましょう。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省のデータによると、2020年現在、外務省の海外安全ホームページでは危険情報に関する発令は出されていません。
そのため、治安は比較的安定していると言えるでしょう。
しかし、スウェーデンは移民を受け入れている国のため、様々な人種が暮らすことで治安の悪化も懸念されています。
また、近年ではヨーロッパにおいてテロ事件が多発しているため、訪れる際は注意が必要です。
その他、犯罪発生件数は1年間に約150件以上発生していますが、その多くは重犯罪ではなく観光客を狙ったスリや置き引きなどの軽犯罪となっています。
そのため、観光スポットを訪れた際は、自身の貴重品を肌身離さず管理するようにしましょう。
なお、スウェーデン旅行へ訪れる際は、渡航前に外務省のホームページより、現地の最新安全データを確認の上、渡航するようにしましょう。
夜の一人歩きは大丈夫?
スウェーデンはとても治安の良い国として知られていますが、やはり夜間となるとその治安状況は異なり、特に22時以降はアルコールを飲んだ人が絡んでくるなどトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
そのため、夜は街を一人歩きすることは避けるようにしましょう。
スウェーデン旅行で最低限気をつけるべき点3つ
スウェーデン旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:パスポートのコピー
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:パスポートのコピー
スウェーデン旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
スウェーデンへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、スウェーデンで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
Wi-Ho!(ワイホー)がおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがWi-Ho!(ワイホー)です。
- スウェーデンであれば800円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
スウェーデンの公用語はスウェーデン語です。
英語はスウェーデンでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が74ヶ国語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、スウェーデンの公用語であるスウェーデン語には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
スウェーデン主要エリアの治安事情
出典:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_160.html#ad-image-0
マルメ
スウェーデンのマルメはスウェーデンで第三の都市。
マルメは学生街として知られており、軽犯罪は多発していますが全体的に治安は安定しています。
ただし、夜になると酔っ払いがいることがあり、治安はやや不安定に。夜間の一人での外出は控えた方が良いでしょう。
また、物乞いもいますので、声をかけられても応じてはいけません。
マルメは非常に小さな街。
基本的には安全ですが、最低限身の回りには注意するようにしてください。
スウェーデン観光客を狙った主な犯罪事例と対策
ここでは、スウェーデン観光客を狙った主な犯罪事例と対策についてみていきましょう。
事例1.ホテルのレストランで窃盗事件
ビュッフェ形式となるホテルで朝食中、バッグを座席に残したまま食事を取りに行き、戻った際にはバッグが盗まれるなどの窃盗事件が起こりました。
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_160.html
対策:貴重品は常に持ち歩く
ビュッフェ形式のレストランは特に置き引きや窃盗事件につながる恐れがあるため、手荷物の中でも特に財布などの貴重品は肌身離さずに常に持ち歩くようにしましょう。
決して座席に置いたままにすることのないよう注意してください。
事例2.リュックのファスナーを開け貴重品を盗み取られる事件が発生
街で混雑する店内でお土産を見ていると、背負っていたリュックのファスナーが開けられ、中に入れていた財布などの貴重品がすべて盗まれる事件が発生しました。
参考 : https://www.se.emb-japan.go.jp/nihongo/anzennotebiki.pdf
対策:リュックは身体の前方に抱えて持つ
観光スポットやお土産屋さんなど、混雑した場所では、たとえファスナーがついたリュックでも、スリの被害に遭わないために、身体の前方に抱え、前抱きにして持つようにしましょう。
また、必要であれば南京錠を活用するなど、スリ対策を講じておくことをおすすめします。
事例3.市街地においてバッグをひったくられる事件が発生
市街地を歩いていると、見知らぬ男性にバッグをひったくられ、その後、路上に停車していた車で逃走するという悪質なひったくり事件が発生しました。
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_160.html
対策:バッグの持ち方に注意
スウェーデンでは犯罪グループによる犯行が目立っています。
そのため、知らない人が近付いて来た際も、貴重品を盗まれることを防ぐために、バッグの持ち方を斜め掛けにする、前抱きに抱えて持つなど工夫を凝らしてください。
そうすることでひったくりの被害に遭うことを防ぐことができます。
日本人女性がスウェーデン旅行で注意すべきポイント5つ
ここでは、日本人女性がスウェーデン旅行で注意すべきポイントを5つご紹介します。
1.性犯罪に巻き込まれないよう注意
スウェーデンでは、性犯罪に巻き込まれないよう常に自身の周囲の状況の変化にアンテナを張っておくことが大切です。
これは、スウェーデンは移民が多く、様々な人種が住む国のため、旅行者を狙った性犯罪が多発しているためです。
例えば、北欧は夏に日照時間が短くなってしまい、早い時間から薄暗くなってしまいます。
安全なエリアであれば夜の外出が可能なところもありますが、路地裏などには危険が迫っているため、決して立ち入ることのないよう注意してください。
2.ATM利用時はスキミングに注意
スウェーデンでは、ATM利用時はスキミングの被害に遭わないよう注意しましょう。
これは、観光客が現地のATMを利用する際、背後から暗証番号を盗み見られる可能性があるためです。
例えば、あなたがATMを利用する時、不審者が背後にぴったりとくっついていることも考えられます。
このような被害に遭わないためにも、ATM利用時は周囲に不審者や見知らぬ人がついて回っていないかなど、十分に注意して利用するようにしましょう。
3.危険なエリアに立ち入らないこと
スウェーデンでは、危険なエリアに立ち入ることは避けるようにしましょう。
これは、繁華街や旅行計画のスケジュールにない行動をとることで、思わぬ危険なエリアに足を踏み入れてしまうことがあるためです。
例えば、暗い路地裏などは薬物の密売が行われるなど、犯罪被害に巻き込まれる可能性が高くなります。
このような被害に遭わないためにも、危険なエリアに立ち入ることは避けるようにしましょう。
4.多額の現金を持ち歩かない
スウェーデンで街を歩く際は、多額の現金を持ち歩くことは避けるようにしましょう。
これは、特に日本人女性は犯罪のターゲットになりやすく、お金持ちであるというイメージがあるためです。
例えば、ショッピングの際に現金をたくさん持ち歩いていると、スリなどの被害に遭いやすくなります。
このような被害に遭うことを避けるためにも、街を歩く際は必要最小限の現金のみ持ち歩くようにしましょう。
5.派手な服装は避けること
スウェーデンでは、派手な服装は避けるようにしましょう。
これは、肌の露出が多く派手な服装をしているだけで性犯罪などの被害に遭う恐れがあるためです。
例えば、日本で過ごす時と同じ服装をしているだけで観光客であることがわかり、犯罪のターゲットになってしまう恐れがあります。
少しでも犯罪被害に遭わないようにするためにも、できる限り現地の女性に馴染む服装で過ごすようにしましょう。
子連れ旅行者がスウェーデンで注意すべきポイント
子連れでスウェーデン旅行を計画する際は、いくつか気を付けることがあります。
それは、スウェーデンは日本のように舗装された道が街中に広がっているとは言い切れません。
観光スポットなどは石畳となった道も多く、現地で子連れの方でもベビーカーの姿は少ない傾向です。
首都のストックホルムなどは道が整備されているため、ベビーカーの利用は問題なく行えますが、観光スポットでは子連れの場合、抱っこ紐などを活用される方が良いでしょう。
その他、子供にはスウェーデンの食べ物や飲み物が口に合わないこともあります。
その場合に備え、日本から缶詰めや即席で食べられる食べ物を持参しておくと安心です。
また、スウェーデンは世界から多くの観光客が訪れるため、現地で子供が迷子になってしまうことがないよう、しっかりと子供との意思疎通を心掛けてください。
その他スウェーデン観光で注意すべきポイント
ここでは、その他スウェーデン観光で注意すべきポイントについてみていきましょう。
海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
スウェーデン旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
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スウェーデン旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入し、その際、年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
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カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
スウェーデン旅行では、人混みの中でスリやひったくりの被害に遭わないよう、貴重品の管理を徹底して行いましょう。
これは、スリ犯が巧妙な手口で犯罪を犯してくるためです。
例えば、観光地など人が多く集まる場所では、リュックの中に入れた貴重品を盗み取られる事件が多発しています。
このような被害を防ぐためにも、貴重品はリュックの中で分散させて管理する、また、リュックは背中に背負わずに前抱きにして抱えて持つなど対策を講じておくと安心です。
ホテル
スウェーデン旅行で宿泊ホテルを予約する際は、アクセスの良く治安の良いエリアを選ぶようにしましょう。
これは、観光スポットの近くであれば、長時間の観光が可能となり、様々な場所へアクセスしやすいためです。
例えば、人気スポットや人気のホテルなどを事前にリサーチしておき、スウェーデンで訪れてみたい観光スポットと照らし合わせ、口コミや評価の高いホテルを選ぶと良いでしょう。
なお、北欧のホテルは宿泊費が他の国よりも高額になる傾向にあるため、予算の範囲内で、観光スポットへアクセス良く、セキュリティが整った良いホテルを選ぶことをおすすめします。
クラブ
スウェーデン旅行で夜遊びスポットとなるナイトクラブなどを利用する際は、犯罪被害に巻き込まれることのないよう十分注意しましょう。
これは、スウェーデンは治安の良い国として知られていますが、夜になると麻薬の売買などの犯罪が発生しているためです。
特にクラブなどで起こるケースが多く、ナイトクラブを利用する際はこのような犯罪に手を染めてしまわないよう十分に注意してください。
また、あまりに遅い帰宅時間とならないよう、控え目な行動と帰りは安全のためにタクシーを利用してホテルまで戻るようにしてください。
地下鉄
スウェーデン旅行で地下鉄や鉄道を利用する際は、チケットチェックで無賃乗車と勘違いされることのないよう注意しましょう。
これは、スウェーデンの地下鉄や鉄道を利用する時は、乗務員が一人一人の乗客のチケットを確認し、無賃乗車が発覚した場合は罰金制度の対象となってしまうためです。
例えば、鉄道利用の際は時刻が指定されている鉄道を利用しなければならず、間違って他の時刻に乗車するだけで日本円にして約13,000円もの罰金が課せられてしまうのです。
このようなことを避けるためにも、スウェーデンの鉄道利用の際のルールを再度確認しておくようにしましょう。
タクシー
その他、スウェーデン旅行でタクシー利用時は白タクを利用しないよう注意してください。
これは、料金を不当に請求されるだけではなく、強盗や暴行事件に巻き込まれる可能性があるためです。
例えば、料金メーターのあるタクシーであるかを確認せずに乗車してしまった場合、高額料金の支払いを求められるなどの被害に遭ってしまいます。
このような被害を防ぐためにも、流しのタクシーやメーターのないタクシーは利用せず、タクシーはホテルやレストランなどから手配してもらうと安心です。
まとめ
今回はスウェーデン旅行を計画する際、現地で過ごす際の注意点や女性が気を付けること、また、現在のスウェーデンの治安状況など、様々な情報を詳しく解説しました。
いかがでしたでしょうか。
スウェーデンはとても治安が安定していて世界からも多くの観光客が訪れる国として人気を誇っています。
しかし、その分、観光地で軽犯罪が目立つなど、特に観光客は注意が必要です。
これからスウェーデン旅行へ訪れる方は、自身の安全を考慮し、犯罪被害に巻き込まれることのないよう、安全で楽しい思い出を作ってくださいね。
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