南アフリカ最大の都市とも言われるヨハネスブルグは、現在も外務省が危険情報を発令している大都市として知られています。
そんなヨハネスブルグは世界一治安が悪いと言われていることから、街を歩くなどということは一切行えないエリアとなっています。
そんな南アフリカのヨハネスブルグへ旅行計画を立てた際、やはり気になるのは現地の治安状況やどのような点に注意して過ごせばよいかという点ではないでしょうか?
そこで今回は、南アフリカのヨハネスブルグを訪れる際に気を付けるべきこと、また、現地の現在の治安状況、さらに、現地であなたが注意することなど、実際にヨハネスブルグで起こった犯罪事例もご紹介しながら詳しく解説していきます。
この記事の目次
結論:ヨハネスブルグは危険
ヨハネスブルグは南アフリカの中でも特に治安状況は悪く、毎日絶えず犯罪が起こっています。
そのため、昼間であっても街中を徒歩で歩いていても何者かに連れ去られ、気付けば誰もいない危険なエリアへ連れて行かれた上、暴行や強盗、さらには殺人事件へと発展するなど、非常に危険性が高いと言えます。
また、街中では赤信号であっても車が停まることで窓ガラスを割られ、貴重品などを盗まれる事件が多発しています。そのため、誰もが赤信号であっても一切停車しようとしません。
その分、交通事故も多発しているなど危険な街であると言えます。
さらにダウンタウンはスラム化しているため、世界一危険なエリアとなっています。
このようなことから、ヨハネスブルグを訪れる際は、あなたの身の安全を最優先とした行動をとるよう控え目な行動をとるようにしましょう。
外務省のデータも確認
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_122.html#ad-image-0
外務省のデータによると、ヨハネスブルグは殺人や強盗、傷害、さらには性犯罪に関する事件が多数発生しており、その中でも特に殺人事件の発生件数は非常に多く、性犯罪も年々増加の一途を辿っています。
なお、強盗についての犯罪手口は住居侵入による強盗が最多となり、人が多く集まるような大型ショッピングモールなどではスリやひったくりが多発しています。
その他、路上駐車や駐車場に停めてある車の車上荒らしが頻発しており、車に戻った際に発砲されるなど、非常に危険で劣悪な事件が毎日のように発生しているため、注意が必要です。
このように、ヨハネスブルグの治安状況は非常に危険であり、私たち日本人が渡航する際は、事前に外務省のホームページにある安全データを確認し、トラブルを予測した行動ができるよう準備しておくことが大切です。
現在渡航はできる?新型コロナウィルスの状況
ヨハネスブルクがある南アフリカ共和国の感染症危険レベルは「レベル2 不要不急の渡航中止」となっています。
新型コロナウィルスの感染者は、急激に増加したり、落ち着いたりを繰り返している状況です。
ヨハネスブルクへの入国に関しては、規制はなくなり、PCR検査の陰性証明書やワクチン接種証明書は必要なくなりましたが、健康質問表については提示を求められることがありますので事前にWEBにて記入し持参しましょう。
ヨハネスブルクから日本への入国に関しては、3回目のワクチン接種証明書の有無に関わらず、出国前72時間以内のPCR検査が必要で入国検査や隔離はありません。
夜の一人歩きは大丈夫?
南アフリカの中でも特にヨハネスブルグは昼間の明るい時間帯であっても、街を徒歩で歩くことができないほど危険なエリアとなっています。
昼間の明るい状況であれば安全だと過信したために、殺人事件に巻き込まれるなど、多発しています。
特に私たち日本人観光客は目立つ存在であることから犯罪のターゲットになりやすいため、十分注意してください。
また、ヨハネスブルグに滞在した際、昼間に街中を移動する際の手段でさえ、安全のために車などを利用することになります。
そのような治安状況の中、夜にヨハネスブルグの街を一人歩きするのはもってのほかです。
自身の命を危険にさらすことになるため、ヨハネスブルグへ観光旅行に訪れる際は、たとえ夜間に不急な事態があっても決してホテルから出るようなことのないよう十分注意して過ごしてください。
ヨハネスブルクで注意した方が良いエリア
ヨハネスブルクは、世界一治安の悪い犯罪都市として有名ですが、その中でも特に注意が必要なエリアがあります。
それがCBD地区、カールトンセンター付近からヨハネスブルグパーク駅とヒルブローに至る地区、中央東部のアレクサンドラ地区です。
このエリアでは殺人、強盗、恐喝、麻薬売買をはじめとする様々な犯罪が日常茶飯事に発生しています。
実際に、日本人観光客が襲われる事件も多々発生しています。
中央駅やバスターミナル付近を日本人観光客が徒歩で通行中に背後から首を絞められて所持金を奪われています。
昼夜問わずCBD地区はとても危険ですので避けるようにしましょう。
ヨハネスブルグ旅行で最低限気をつけるべき点3つ
ヨハネスブルグ旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
ヨハネスブルグ旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、ヨハネスブルグで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
Wi-Ho!(ワイホー)がおすすめ
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- 南アフリカ(ヨハネスブルグ)であれば770円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
南アフリカの公用語は英語、アフリカーンス語、バンドゥーゴ諸語です。
英語はヨハネスブルグでは、主要観光スポット・空港やホテルを含めどこでも通じます。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
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ポケトークを持っているメリットとは
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- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、南アフリカの公用語である英語には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
ヨハネスブルグ観光客を狙った主な犯罪事例と対策
ここでは、ヨハネスブルグ観光客を狙った主な犯罪事例と対策についてみていきましょう。
事例1.ショッピングモールでの強盗未遂
日本人がショッピングモールの駐車場に駐車。
犯人は途中で逃走し強盗は未遂に終わりました。
参考 : https://www.za.emb-japan.go.jp/files/100047206.pdf
対策:車はしっかりロックする
車から離れる時は、きちんとロックをするようにしましょう。
また、長時間車を無人にしてしまうのは危険です。
事例2.現地人が外国人に暴力を振るう
ヨハネスブルグで外国人を標的とした暴力事件が広がり、警察が移民の経営する商店に放火した群衆らに対しゴム弾を発砲し事態の沈静化を図るという事件が起きました。
参考 : https://www.cnn.co.jp/world/35063376.html
対策:目立つような行動は避ける
ヨハネスブルグ滞在中は、目立つような行動は控えるようにしましょう。
事例3.尾行後の襲撃・強盗事件が発生
空港やショッピングモール、また銀行を利用した際、その後自宅まで尾行され、車が停車したところを銃などで襲撃される強盗事件が発生しました。
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_122.html
対策:身の安全を考慮した行動を取る
あなたが尾行されていることに気付いた場合は、すぐに警察署等へ行き、自分の身の安全を確保しましょう。
そして、多額の現金を取り扱う銀行を利用する際は、周囲に不審者がいないかなど、周囲の状況に目を向けることが大切です。
また、不審車両で近付いてくることもあるため十分注意してください。
その他ヨハネスブルグ観光で注意すべきポイント
ここでは、その他ヨハネスブルグ観光で注意すべきポイントについてご紹介します。
パスポートのコピー
ヨハネスブルグ旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
ヨハネスブルグへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
ヨハネスブルグでは窃盗や強盗、殺人や性犯罪だけではなく、毎日あらゆる場所でスリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪が頻発しています。
そのため、私たち日本人観光客は確実にターゲットになると言えます。
しかし、犯罪のターゲットになってしまわないよう注意すべきことは、自身の貴重品の管理に工夫を凝らすことをおすすめします。
例えば、貴重品はまとめて持つのではなく、ファスナー付きのリュックの中で分散させて持つ、また、ウエストポーチを活用するなど、複数箇所に貴重品を保管することですることで被害を最小限に抑えることができる可能性が高くなります。
このようなことから、貴重品はリュックを活用し、その中で分散させて保管し、万一の被害に備えておくことが大切です。
ホテル
ヨハネスブルグで宿泊する際は、ホテル選びに誤りのないよう注意してください。
これは、ホテルによっては外から不法侵入者が侵入することで、貴重品やパスポート、カメラやパソコンなどの電子機器を盗まれるという事件が多発しています。
また、部屋の中にあるセーフティボックスを利用して貴重品を管理していたにも関わらず、ホテルの従業員による窃盗事件の被害に遭うこともあるようです。
このような被害を最小限に抑えるためにも、実際にヨハネスブルグにあるホテルに宿泊された方々の良い口コミを参考にホテルをピックアップし、その中でもセキュリティ体制が整ったホテルを選ぶようにしましょう。
実際に利用した人の口コミでは正直な意見を知ることができますよ。
そうすることで少しでも窃盗などの被害のリスクを減らすことができると言えます。
クラブ
ヨハネスブルグ旅行でナイトスポットで楽しむ際は、安全なエリアを選び訪れるようにしましょう。
これは、ヨハネスブルグの街は昼間でも危険と隣り合わせとなっているため、夜に出歩くことは避けなければいけないためです。
とは言え、ヨハネスブルグにも他の国と同様、おしゃれなバーやカジノなどのナイトスポットがたくさんあります。
特に安全にナイトライフを楽しむための最善の方法は、5つ星ホテルにあるクラブやカジノを利用することをおすすめします。
滞在ホテル内であれば、そのまますぐに部屋に戻ることもでき安全に楽しむことができます。
しかし、クラブを利用する際は、スリや置き引きなどの被害に遭いやすいため、貴重品の管理は各自しっかりと行うようにしてください。
地下鉄
ヨハネスブルグ旅行で鉄道を利用する際は、乗降の際にスリやひったくりなど強盗被害に遭う危険性が高いため注意しましょう。
これは、鉄道は私たち日本人のような観光客が多く利用することから、犯罪のターゲットにされやすいためです。
特にヨハネスブルグ中央駅やプレトリア駅などでは、鉄道を利用する際に背後から襲われ、金品や貴重品を強奪される事件が多発しています。
昼間であっても日本人旅行者が鉄道を利用する際は周囲の状況に目を向け、安全に配慮することが大切です。
一方で、ヨハネスブルグ空港と市内を結ぶハウトレインやブルートレインなどの観光列車を利用する際の治安は比較的安全であると言われています。
このように、状況に合わせて身の危険が迫る恐れがあることを忘れず行動するようにしましょう。
タクシー
その他、ヨハネスブルグ旅行で現地においてタクシーを利用する際は、ほぼ強盗事件に巻き込まれると思ってください。
これは、南アフリカにおけるヨハネスブルグのタクシーは、空港から利用する際も、安易にタクシーを利用し乗車することで誰も知らない黒人居住区へ連れ去られ、強盗の被害に遭うなど非常に危険な目に遭ってしまうでしょう。
このように、空港で待機するタクシーでさえ安全に利用することができないということを知っておくことが大切です。
そのため、安全にタクシーを利用する場合は、ホテルに手配を依頼する、あるいは事前にタクシーに迎えに来てもらうよう手配をかけておくなど、安全に利用できるよう対策を講じておくことが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヨハネスブルグは昼も夜も関係なく治安状況は非常に危険な状態です。
そのため、ヨハネスブルグの街中を移動する際は、徒歩での移動は避け、車やタクシーを利用するようにしましょう。
また、現地では不測の事態や殺人、強盗、窃盗などの危険な事件に巻き込まれることのないよう、常に身の安全に配慮した行動を心掛けてください。
そうすることで少しでも安全で楽しく思い出深いヨハネスブルグ旅行となるでしょう。