ヨーロッパ中部に位置する国、オーストリア。
首都ウィーンは、モーツアルトやベートーベンなど、誰もが知っている音楽家たちが集まる「音楽の都」として有名です。
アルプス山脈に囲まれた自然や、美しい街並みも魅力的。
今回は、そんなオーストリアで人気のグルメを厳選してご紹介していきます。
この記事の目次
オーストリアの人気グルメランキング10選
1位:ザッハトルテ
- メニュー名:ORIGINAL SACHER-TORTE
with whipped cream,
non-alcoholic hot beverage
and Römerquelle mineral water 0,33 l - 値段:20€
オーストリアのグルメで、まず思い浮かべるのが、有名なチョコレートケーキ「ザッハトルテ(Sachertorte)」ではないでしょうか。
このケーキは、ウィーン発祥の、とても歴史のあるスイーツ。
1832年に「フランツ・ザッハ氏」が考案したケーキなんだそうです。
濃厚なチョコレートと、甘酸っぱい杏ジャムとホイップクリームがなんとも美味しい。
日本のケーキ屋さんでもよく見かける人気のスイーツですよね。
オーストリアを訪れた際は、ぜひ、本場のザッハトルテを堪能してきてくださいね。
ザッハトルテを食べるならCafe Sacher
オーストリアでザッハトルテを食べるなら、ウィーンのオペラ座の近くにある、「カフェ・ザッハー(Cafe Sacher)」は外せません。
五つ星ホテル、「ホテルザッハー」にあるカフェ。
ザッハトルテの、昔ながらのレシピが伝承されているカフェです。
- 住所:Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien, オーストリア
- 電話:+431514560
- 営業時間:8時00分〜20時00分
- 公式サイト:https://www.sacher.com/de/restaurants/cafe-sacher-wien/
2位:ザルツブルガー・ノッケルン
- メニュー名:Zalzburger Nockerl
- 値段:€13.50
ザルツブルグの伝統的なお菓子、「ザルツブルガー・ノッケルン(Zalzburger Nockerl)」。
メレンゲとカスタードクリームを合わせて、ふんわりと焼き上げたお菓子です。
中には、べりー系のソースが入っていることが多く、口の中で淡雪のように溶ける口当たりが、くせになる美味しさ。
3つの山のような形は、ザルツブルグの山をかたどったとされているそうです。
なんと、このお菓子、16世紀にはすでに食べられていたという記録があるようなんです。
オーストリアの歴史を感じるグルメの一つですね。
ザルツブルガー・ノッケルンを食べるならCafe Mozart
ザルツブルガー・ノッケルンを食べるなら、歴史あるカフェ、「カフェモーツアルト(Cafe Mozart)」へ行ってみてください。
アルベルティ―ナ美術館の向かい側にある、とってもオシャレな人気カフェです。
スイーツメニューが豊富で、朝食メニューも人気があります。
- 住所:Albertinapl. 2, 1010 Wien, オーストリア
- 電話:+43124100200
- 営業時間:8時00分〜23時00分
- 公式サイト:http://www.cafe-mozart.at/
3位:ヴィエナ・シュニッツェル
- メニュー名:Figlmüller-Schnitzel
- 値段:€14.9
世界的に有名なウィーンを代表するグルメ、「ヴィエナ・シュニッツェル(Wiener Schnitzel)」。
仔牛肉を叩いて薄く、柔らかくして、パン粉をまぶして揚げた料理です。
現在では、豚肉や鶏肉を使用して作られるようですが、伝統的なものは仔牛肉を使います。
フライドポテトや茹でたじゃがいもが付け合わせで提供されます。
日本のトンカツに似ていますが、トンカツより大きくて薄いのが特徴。
ボリュームたっぷりの料理なので、お腹を空かせて食べに行ってくださいね。
ヴィエナ・シュニッツェルを食べるならFiglmüller
ウィーンでヴィエナ・シュニッツェルを食べるなら、「フィグルミュラー(Figlmüller)」が断然オススメです。
ここのシュニッツェルは直径28cmとビックサイズで、味も絶品。
セットのポテトサラダも美味しいので、ぜひ一緒に食べてみてくださいね。
行列必須の名店です。
- 住所:Wollzeile 5, 1010 Wien, オーストリア
- 電話:+4315126177
- 営業時間:11時00分〜22時30分
- 公式サイト:https://figlmueller.at/wollzeile/
4位:ターフェルシュピッツ
- メニュー名:TAFELSPITZ
- 値段:€24.50
オーストリア皇帝フランツ ヨーゼフ 1 世が愛したと言われる伝統的なグルメ、「ターフェルシュピッツ(TAFELSPITZ)」。
ターフェルシュピッツは、根菜やスパイスと一緒に煮込んだ牛肉に、西洋わさび(ホースラディッシュ)とリンゴを使ったソースを添えていただく料理です。
オーストリアではポピュラーなグルメなので、高級店から、リーズナブルなレストランまで、どこでも目にすることができます。
オーストリアの伝統的な味を、ぜひ、堪能してきてくださいね。
ターフェルシュピッツを食べるならPlachutta
ターフェルシュピッツを食べるなら、「プラフッタ(Plachutta)」ヴォルツァイレ店は必見です。
前菜として提供される牛肉を煮込んだスープも美味。
料理の量は多めなので、1人前を数人でシェアしてもいいでしょう。
人気店なので、予約を忘れずにして行ってくださいね。
- 住所:Wollzeile 38, 1010 Wien, オーストリア
- 電話:+4315121577
- 営業時間:11時30分〜23時00分
- 公式サイト:http://www.plachutta-wollzeile.at/
5位:シュパーゲル
- メニュー名:Spargel &Spargel
- 値段:€14.90
オーストリアの春のグルメ、「シュパーゲル(Spargel)」。
日本でアスパラというと緑色のものを思い浮かべますが、オーストリアのアスパラは白いものがポピュラーです
ほんのり甘くて柔らかく、あまりの美味しさに、「ホワイトゴールド」と言われているほど。
皮を剥いて茹でた白アスパラガスに、オランデーソースをかけて食べるのが一般的です。
細いアスパラは、クリームスープやリゾットにするそうですよ。
春にオーストリアを訪れた際には、旬のシュパーゲルを、ぜひ食べてみてくださいね。
シュパーゲルを食べるならMarchfelderhof
シュパーゲルを食べるなら、ウィーン郊外にある名店「マーヒフェルダーホフ(Marchfelderhof)」がオススメです。
なんと、白アスパラの専門店なんですよ。
由緒あるレストランで、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世もここに立ち寄られているんだとか。
- 住所:Bockfließerstraße 31, 2232 Deutsch-Wagram, オーストリア
- 電話:+4322472243
- 営業時間:水 16時00分〜23時00分/木〜日 11時00分〜23時00分
- 公式サイト:http://www.marchfelderhof.at/
6位:ウインナーソーセージ
- メニュー名:Grillwurst mit Brot und Senf
- 値段:€3.7
オーストリアで最も人気のあるソーセージ、「ウインナーソーセージ」は外せない大人気のグルメです。
特にウィーンの街では、いたるところでソーセージスタンドを見かけます。
ウインナーソーセージとは、燻製された少し細めのソーセージで、マスタードやケチャップ、ホースラディッシュを付けていただきます。
じゅわっと口の中に広がる旨味は、ビールとの相性も抜群です。
ファーストフードとして小腹が空いた時やおつまみとしても美味しいので、ウィーンの屋台でたくさん食べてきてくださいね。
ウインナーソーセージを食べるならBitzinger
アルベルティーナ博物館の前という一等地に店をかまえるソーセージスタンド、「ビッツィンガー(Bitzinger)」。
ウサギのオブジェが目印です。
ここのウインナーソーセージは、とびきり人気なので、休日は行列必須です。
ホットドックのようにパンに挟んであるものもあるので、お腹のすき具合でメニューを選んでくださいね。
- 住所:Albertinapl. 1, 1010 Wien, オーストリア
- 電話:+4315331026
- 営業時間:月~火 8時00分~3時00分/水~日 8時00分~4時00分
- 公式サイト:https://www.bitzinger-wien.at/
7位:グラーシュ
- メニュー名:Gulasch
- 値段:€7.90
オーストリアの伝統的なグルメ、「グラーシュ(Gulasch)」。
グラーシュは、牛肉や豚肉、鹿肉を、パプリカというスパイスとトマト、玉ねぎでじっくり煮込んだシチューで、パスタやジャガイモを団子にしたもの(クヌーデル)などを添えて食べます。
オーストリアの家庭料理としても親しまれていて、家庭やレストランによってもバリエーション豊か。
なんと、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の大好物でもあったそうですよ。
これは、ぜひ食べてみたいグルメですよね。
グラーシュを食べるならZur eisernen Zeit(ツア・アイザネン・ツァイト)
オーストリアで美味しいグラーシュを食べるなら、地元の人からも愛される名店「ツア・アイザネン・ツァイト(Zur eisernen Zeit)」へ行ってみてください。
このレストランの名物料理はもちろん「グラーシュ」。
現地の人からも愛される本場のグラーシュが食べられますよ。
- 住所:Naschmarkt Stand, 1060 Wien, オーストリア
- 電話:+4315870331
- 営業時間:11時00分〜23時00分
- 公式サイト:http://www.zureisernenzeit.at/
8位:オープンサンド
出典:https://theculturetrip.com/europe/austria/
- メニュー名:open sand
- 値段:€1.70
オーストリアのオシャレなファーストフードは、色とりどりの可愛い「オープンサンド」。
オーストリアの人は小腹がすくと、オープンサンドをよく食べるようで、ウィーンには、オープンサンドのお店がたくさんあります。
野菜やハムなどの肉、卵やチーズが乗ったオープンサンドはヘルシーで見た目もオシャレ。
ワインやビールともよく合います。
レストランやフードスタンド、大衆酒場でも置いてあることが多く、手軽に楽しむことのできる人気のグルメです。
オープンサンドを食べるならTrzesniewski
オーストリアでオープンサンドを食べるなら、シュテファン寺院のすぐそばにある老舗、「ツェスニエフスキー(Trzesniewski)」。
小さめサイズのオープンサンドは、20種類以上。
ビールやワインも販売していますよ。
とってもオシャレで人気のお店です。
- 住所:Wagramer Str. 94, 1220 Wien, オーストリア
- 電話:なし
- 営業時間:月〜金 9時00分〜21時00分
- 公式サイト:http://www.speckmitei.at/
9位:リンツァー・トルテ
- メニュー名:Linzer Torte
- 値段:€2.20
世界最古のケーキと言われる、「リンツァー・トルテ(Linzer Torte)」は、オーストリアの歴史ある雰囲気の中で味わいたい、人気のグルメです。
サクサクとした生地に赤スグリのジャムをのせて、アーモンドスライスで周囲を囲ったスイーツ。
生地にはシナモンが練り込まれていて、口に運ぶとほんのり上品に香ります。
甘いジャムと、サクサクの生地がコーヒーによく合います。
旅の疲れを癒してくれる甘くて美味しいお菓子です。
リンツァー・トルテを食べるならJindrak
リンツの老舗、「ジンドラック(Jindrak)」では、歴史あるレシピのリンツァートルテを食べることができます。
ジンドラックは、リンツァートルテの名店中の名店。
オリジナルのレシピで作るリンツァートルテは、甘いもの好きにはたまらない美味しさ。
近くを訪れた際には必ず立ち寄って欲しい名店です。
- 住所:Herrenstraße 24, 4020 Linz, オーストリア
- 電話:+4373277925817
- 営業時間:9時00分〜14時00分 (土日定休)
- 公式サイト:https://www.jindrak.at/
10位:カイザーシュマーレン
- メニュー名:. K A I S E R S C H M A R R E N
- 値段:€8.90
皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の愛したグルメ、「カイザーシュマーレン(Kaiserschmarrn)」。
カイザーシュマーレンは、庶民的でポピュラーなデザートとして、オーストリアで長年食べられているデザートです。
ラムレーズンを入れて薄く焼いたパンケーキを崩して、シナモンと粉砂糖をまぶし、果物のコンポートをかけて食べます。
コンポートには、よくリンゴが使われているようです。
シナモンとリンゴの組み合わせは最高に美味。
ボリュームがあるので、ランチや朝食に食べるのもいいでしょう。
カイザーシュマーレンを食べるならGriechenbeisl
出典:https://www.griechenbeisl.at/ja/
カイザーシュマーレンを食べるなら、ウィーンで最古のレストラン、「グリーヒェンバイスル(Griechenbeisl)」がオススメです。
ベートーヴェン、シューベルト、ワーグナー、など、名だたるオーストリアの著名人が訪れたと言われる老舗レストランで、歴史あるデザート、カイザーシュマーレンを堪能してきてくださいね。
- 住所:Fleischmarkt 11, 1010 Wien, オーストリア
- 電話:+4315331977
- 営業時間:12時00分〜23時00分
- 公式サイト:http://www.griechenbeisl.at/
まとめ
今回は、オーストリアで人気のグルメを厳選してご紹介してきました。
オーストリアのグルメは歴史を感じる伝統的な食べ物も多く、いろいろ食べてみたくなりますね。
オーストリアのグルメを、たくさん堪能してきてください。
素敵な旅になりますように。