ペルーは南アメリカ大陸に位置し、世界遺産となる空中都市として知られているマチュピチュやナスカの地上絵、そしてクスコといった有名な観光スポットをたくさん持っています。
また、インカ時代の建物が建つその街並みはとても美しく、ペルーの歴史を感じられるでしょう。
このようなことから、ペルーを訪れた際は、アンデス山脈やインカ時代を感じる日本語ガイドがついた観光ツアーへ参加もおすすめです。
そんな時に気になるのがペルーの治安ではないでしょうか?
そこで今回は、観光スポットも多いペルーを楽しむ際の注意点や、ペルーを訪れた際の治安状況など、ペルー旅行を存分に楽しむための方法について詳しく解説していきます。
この記事の目次
世界治安ランキング76位のペルー
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、ペルーは76位となっています。
結論:ペルーはやや安全
ペルーは南アメリカに位置している国のため、位置だけを捉えると治安が悪いと感じる方も少なくありません。
しかし、ペルーの街には警察官や警備員のパトロールが日常的に行われていることから、治安はやや安全な傾向です。
そのため、治安を考慮してもペルー旅行はおすすめの国だと言えるでしょう。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省のデータによると、ペルーの治安は他国と比較しても安定しているため、旅行で訪れる際も安全に楽しめると言えるでしょう。
しかし、ペルーは日本とは異なり外国になるため、同じようにすべてに安全な治安であるとは言い切れません。
また、治安が良いからと言って、日本で過ごすような過ごし方をして良いとも言えません。
また、ペルーでは盗難や薬物の密売、誘拐や殺人事件、強姦事件なども起こっているため、必ずしもすべてにおいて安全だと誤信してはいけません。
特に日本人観光客は犯罪等のターゲットになりやすく、より注意が必要です。
このように、安全圏内だと言われるペルーを訪れる際は、どんなに治安状況が良いとは言え、常に身の安全を最優先とした行動をとることを心掛けてください。
夜の一人歩きは大丈夫?
ペルー旅行の際、陽が陰り、夜になると、昼間に治安が良いと言われるエリアでも、夜の雰囲気は一転し、治安の悪化が目立つこともあります。
特に夜は人通りの少ない場所でひったくりや強盗事件も多発するなど、犯罪が起こっています。
そのため、夜に一人で外を歩くようなことのないよう、できるだけ外出を控えるようにしましょう。
ペルー旅行で最低限気をつけるべき点3つ
ペルー旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:パスポートのコピー
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:パスポートのコピー
ペルー旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
ペルーへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、ペルーで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
Wi-Ho!(ワイホー)がおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがWi-Ho!(ワイホー)です。
- ペルーであれば世界周遊タイプWi-Fi 1100円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
ペルーの公用語はスペイン語、ケチュア語、アイマラ語です。
英語はペルーでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、ペルーの公用語であるスペイン語には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
ペルー主要エリアの治安事情
出典 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_261.html#ad-image-0
リマ
ペルーのリマは南米でも大都市となり、歴史的建造物が美しく映える街としても知られています。
しかし、エリアによって治安が不安定である上、スラム街もあるため、絶対に近付いてはいけません。
また、リマは私たち日本人も観光地として訪れる機会も多く、その分多くの人が集まるため、スリやひったくりなどの被害が多発しています。
そのため、貴重品などはスリの被害に遭わないよう、しっかりと保管するようにしましょう。
そして、治安は様々に変化することもあるため、安全に配慮して行動するようにしてください。
ペルー観光客を狙った主な犯罪事例と対策
ここではペルーの観光客を狙った犯罪事例と対策をご紹介します。
事例1.路線バス内強盗事件
ペルーの街を走る路線バス内において、日本人観光客が自身の手荷物を足元に置いていたところ、バッグの中に入れていたはずの貴重品が盗まれる強盗事件が起こりました。
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_261.html
対策:手荷物から目を離さないこと
人が多く乗り入れするような路線バス内では、自分の手荷物から手を離すようなことがないよう常に身体の前方に抱えるなど、しっかりと保持するようにしましょう。
事例2.レストラン内で起こった窃盗事件
レストランで食事をしている際、テーブルに携帯電話を置いて会話に夢中になっていると、気付いた時に携帯電話がテーブルの上からなくなるという窃盗事件が起こりました。
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_261.html
対策:貴重品の管理を怠らないこと
レストラン内において、自身の手荷物や貴重品、携帯電話などは、ひったくりや置き引きなどの被害に遭わないためにも、しっかりと管理するようにしましょう。
また、できるだけ電子機器等は人の目に触れないように管理することをおすすめします。
事例3.観光地において起きた誘拐事件
ペルー南部にある観光地を訪れ、ホテルへ帰るために流しのタクシーに乗車しました。
その後、そのまま山中に連れて行かれ、2人組の男に首を絞められ、貴重品を強奪されるなど、誘拐&強盗事件が起こりました。
そして8時間監禁された後、解放されました。
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_261.html
対策:安全なタクシーを利用すること
ペルー市内を走るタクシーでも、流しで運行しているタクシーは、誘拐やぼったくりなどの被害に遭いやすいため利用してはいけません。
タクシーを利用する際は、ホテルが手配するタクシーなどを利用するようにしましょう。
日本人女性がペルー旅行で注意すべきポイント5つ
ここではペルーで女性が気をつけることを5つご紹介します。
1.危険な場所に近付かない
ペルーは観光地によって治安が不安定なエリアもあります。
特に人通りの少ない道や危険な場所に近付くことのないようにしましょう。
これは、麻薬の密売や性犯罪などに巻き込まれる可能性があるためです。
また、ツアーガイドを通して観光を行う際は、ガイドの注意に耳を傾け、安全な行動を心掛けるようにしてください。
決して危険な場所に近付くことのないよう注意して過ごしてください。
2.高級品を身に付けないこと
日本では日常的に高級品を身に付けることがステータスのようになっています。
そのため、ペルー旅行の際も日本で過ごすことと同様に、高級品を身に付けて街を歩く方もいるかもしれません。
しかし、高級品を身に付けているだけで犯罪被害のターゲットになりやすく危険と隣り合わせになる可能性が高いため、決して派手な服装をすることなく、貴重品などがスリの被害に遭わないよう、十分注意しましょう。
3.バスやタクシーを利用する際は手荷物に注意
街の中でバスやタクシーを利用する際は、自身の手荷物が放置される、あるいはデジカメや携帯電話などがバッグの中から見え隠れしているような場合は、スリやひったくりの被害に遭いやすくなります。
そのため、貴重品を持ち歩くことを避けるとともに、実際に手荷物として持っている場合は、リュックなどファスナー付きの鞄を利用し、しっかりと管理するようにしましょう。
4.派手な服装は避ける
海外旅行ともなれば普段以上におしゃれを楽しみたいと思う方も少なくありません。
しかし、私たち日本人は現地では観光客として見られる上、とても目立つ存在です。
その上、日本人はとても裕福であるという世界からの目もあることから、現地では犯罪のターゲットになりやすいと言えます。
そのため、現地では日本で過ごすような派手な服装は避け、できるだけ現地の人に馴染んだ服装を心掛けるようにしてください。
5.観光地のトイレ事情に注意
ペルーには数多くの観光地がありますが、そこにはトイレが設置されていないことの方が多く、トイレのある観光地であったとしても、日本のような設備はなくトイレットペーパーが備えつけられていません。
そのため、ペルーで観光地を訪れる際はトイレ事情に注意するとともに、普段からポケットティッシュなどを持ち歩いておく方が安心です。
このように、ペルーの観光地におけるトイレ事情については事前にリサーチしておくとより安心して観光に訪れることができるでしょう。
子連れ旅行者がペルーで注意すべきポイント
子連れでペルー旅行を訪れる際は、飛行機で移動する際、長時間のフライトになるため、機内で子供が飽きてグズってしまうことのないよう、おもちゃなどのアイテムを持参しておきましょう。
現地ではタイトなスケジュールにならないよう、観光スポットを巡る際も時間的な余裕を設け、子供のペースで移動できる範囲で計画することをおすすめします。
また、人が多く集まる場所では子供が突発的な行動を起こしてしまい迷子になる恐れもあるため、子供から目を離さないよう気を付けて行動することが大切です。
そして、現地のトイレ事情は悪く、観光地などのトイレはトイレットペーパーがないなど衛生面が心配です。
そのため、ポケットティッシュや除菌用ウエットティッシュなどを持参しておくようにしましょう。
このように、子連れでペルー旅行を計画する際は、様々なことに対応できるよう、事前に情報を収集しておくことをおすすめします。
その他ペルー観光で注意すべきポイント
ここではその他ペルー旅行で気をつけることをご紹介します。
海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
ペルー旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
ペルー旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入し、その際、年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
海外旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
>>エポスカード公式サイト
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
ペルーの観光地などを訪れる際、スリやひったくりなどの軽犯罪の被害に遭わないためにも、治安が不安定なエリアを訪れることは避けるとともに、貴重品は財布を分けるなど工夫して保管するようにしましょう。
また、万一パスポートを紛失してしまった場合に備え、コピーを持参するなど、大切なものを持ち歩くことは控えることが賢明です。
そして、貴重品などはファスナーが付いたリュックなどを利用し、さらに安全に備えるためにも前抱きにすると安心です。
ホテル
ホテルのセーフティボックスを100%信用することは避けるようにしましょう。
これは、ホテルで働く従業員によってセーフティボックスの鍵が開けられ、中に入れておいた現金やパスポートなどの貴重品が盗まれるなど窃盗事件も多発しています。
そのため、すべての貴重品をホテルに置いておくのではなく、自身のリュックの中に分散させて持ち歩くようにしましょう。
また、ホテルによっては設備が異なるため、安心して宿泊できるよう、予約の際は実際に宿泊された方々の口コミなどを参考に予約を行うことをおすすめします。
クラブ
ペルーのクラブを利用する際は、安全のためにもホテルが手配するタクシーを利用して訪れるようにしましょう。
なお、自身が手配するタクシーで行くことによってマージンを得る目的で、目的ではない風俗店などに連れて行かれることもあるため、十分注意してください。
また、クラブでは、飲み物の中に睡眠薬を混入され、眠ってしまった間に財布などの貴重品を奪われるなどの被害も多発しているため、被害に遭わないためにも注意が必要です。
地下鉄
ペルーの街を移動する際に利用する公共交通機関には、未だ地下鉄の開通がありません。
このペルーの都市交通については、全線開通が2024年となり、それまでは路線バスやタクシーを利用するなど、交通の発達は最大の課題となっています。
このように、ペルー市内を観光する際や移動する場合は、地下鉄の開通が現段階では進んでおらず、2024年の開通を目指し、地下鉄整備の麹が進められています。
タクシー
ペルーのタクシーは、正規で利用可能なタクシーと、街の中を走る流しのタクシーが存在します。
いずれも目的地への依頼は可能ですが、それぞれによって料金が異なります。
一般的には正規のタクシーは料金が区間で定められているため、乗車前にわざわざ値交渉する必要性がなく安心して利用することができます。
一方で流しのタクシーを利用する際は、乗車前の料金を交渉するようにしましょう。
また、無許可で営業しているタクシーである可能性も高いため、利用の際は十分に注意してください。
まとめ
今回はペルーを楽しむ際の注意点や、ペルーを訪れた際の治安状況など、ペルー旅行を存分に楽しむための方法について詳しく解説しました。
ペルーはエリアによって治安は異なりますが、比較的穏やかで安定した治安のため、旅行におすすめです。
特にインカ帝国の歴史を感じられるようなとても魅力溢れる観光地がたくさんあるため、この記事でご紹介している現地で気を付けるべきことを念頭に置き、楽しく思い出深いペルー旅行を計画してくださいね。
コメントを残す