バンコクの南西約670kmにあるプーケット島は、タイの中でも最大の島として、また、世界のリゾート地とて知られていることから、多くの観光客で賑わうエリアとなっています。
とても美しく自然溢れる海の美しさから「アンダマン海の真珠」と呼ばれるほどのリゾート地が広がっています。
このようなビーチリゾートのため、タイの中でも特に治安は安全であると言われています。
しかし、近年、プーケットを訪れる観光客を狙った悪質な犯罪が目立ち、多くの日本人や観光客が被害に遭っています。
それでも一般的なことに注意すれば治安の良いリゾート地とあって、プーケットを訪れる方は後を断ちません。
そこで今回は、プーケットへ観光旅行に訪れる際、現地で気を付けること、また、実際に起こった犯罪事例やその対処法などについてそれぞれ詳しく解説していきます。
この記事の目次
結論:プーケットはやや危険
プーケットはリゾート地として有名ですが、エリアや状況によって治安はやや危険だと言われています。
これは、観光地となるプーケット島のビーチリゾートにおいては、観光客が多く訪れる分、軽犯罪が多発しているからです。
それでもまだ比較的治安は安定している方だと言えます。
しかし、リゾート地とは異なり、プーケット島において工事現場などは少し治安も不安定なため注意が必要です。
プーケットには他国から出稼ぎとしてやってくる人の数も多く、現地人ではないことから治安が不安定になる傾向です。
また、プーケットタウンはローカルの人々が暮らす街のため、リゾート地とは少し異なる雰囲気を持つ治安であると言えます。
そのため、プーケットを訪れる際は、エリアによって治安が不安定になることも考えられることを知った上で旅行計画を立てるようにしましょう。
外務省のデータも確認
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/
外務省のデータによると、プーケットでは日本人が巻き込まれる事件や事故が大多数となり、非常に危険性が高いことが分かっています。
犯罪の種類は窃盗や詐欺事件が圧倒的に多く、近年では薬物乱用、また銃器乱用、さらに殺人事件などの凶悪犯罪が多発しています。
このように、タイでは日本以上に高水準で凶悪犯罪事件が発生しているため、プーケット旅行を計画されている方は、外務省のホームページにある安全データをしっかりと確認した上で旅行計画を立てることをおすすめします。
特に海外は日本とは医療体制も異なる上、万一の不測の事態にも対応可能な体制を整えておくことが大切です。
これからプーケット旅行を訪れる方は、ぜひ外務省のデータを確認した上で渡航するようにしましょう。
現在渡航はできる?新型コロナウィルスの状況
タイの外務省による感染症レベルは「レベル1 十分注意」となっています。
現在、タイへの入国に関しては、14日前までに規定回数を摂取したことがわかる新型コロナウィルスのワクチン接種証明書が必要です。
新型コロナウィルスワクチン接種証明書をお持ちでない方は、出発前72時間以内のPCR検査または専門機関で実施した抗原検査の陰性証明書が必要となります。
更にタイ入国後、ご自身で持参した抗原検査キットで自己検査することが推奨されています。
タイから日本への入国に関しては、3回目のワクチン接種証明書の有無に関わらず、出国前72時間以内のPCR検査のみ必要で入国検査や隔離はありません。
夜の一人歩きは大丈夫?
プーケットは夜の街も比較的安全に楽しめると言われています。
しかし、それはしっかりと安全対策を講じている場合のみに言えることであり、誰も補償できるものではありません。
そのため、どんなに安全だと言われるエリアであっても、昼と夜とではその治安状況が一変し、夜は治安の悪化が目立つところもあります。
一方で、街全体はとても明るいムードで溢れているエリアもありますが、路地裏など暗がりの場所では治安面において少し不安要素が残ると言えるでしょう。
このようにプーケットで夜の街を一人で歩くことは少々危険を伴うため、むやみに夜の外出を行うことは避けるべきであると言えるでしょう。
プーケット旅行で最低限気をつけるべき点3つ
プーケット旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:海外旅行保険
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
プーケット旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険が付帯しているタイプ(無料)です。
エポスカードは旅行の支払いをカード利用することで保険適用になりますが、エポスカードで「航空券」や「日本で空港に向かうリムジンバスや電車」の支払いをするだけで適用に!
もちろん、海外での「鉄道、バス、タクシー」の支払いに利用でもOKです!
海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
プーケット旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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海外旅行保険付帯カードの基本知識
海外旅行保険付帯のクレジットカードには2つ種類あります。
- 自動付帯
カード持っているだけで自動的に保険が適用される - 利用付帯
旅行費用など、保険適用条件となる料金をカードで決済した場合に保険が適用される
自分が持っているカードの保険適用の条件を確認してみましょう。
また、「クレジットカードの海外旅行保険」はカードを複数持つほど保険の補償金額が合算され適用されます。
海外旅行保険付帯のクレカを1枚も持っていない場合は、新しくクレジットカードを発行するのを必須でおすすめします。
さらにクレジットカードで最高にお得に旅をしたい方は、「【旅行保険付き】旅好きのクレジットカードおすすめ4選 裏技」でも紹介していますので読んでみてください。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、プーケットで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
グローバルWi-Fiがおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがグローバルWiFiです。
グローバルWiFiの特徴は
- プーケットであれば240円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
タイの公用語はタイ語です。
英語はタイでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、タイの公用語であるタイ語には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
プーケット観光客を狙った主な犯罪事例と対策
ここでは、プーケット観光客を狙った主な犯罪事例と対策についてみていきましょう。
事例1.空港警備員が観光客を殴る
2018年、タイの国際空港で警備員が空港利用者を殴る動画がインターネット上にアップされました。
この自体に対してタイ政府が謝罪する事態となっています。
参考 : https://www.afpbb.com/articles/-/3191552?cx_part=search
対策:喧嘩をしないようにする
プーケット旅行の際は、現地の人と言い争うことは避けるようにしましょう。
事例2.観光船が沈没
人気観光地プーケット島沖で、中国人観光客らを乗せた船が悪天候により転覆・沈没しました。
参考 : https://www.afpbb.com/articles/-/3181540?cx_part=search
対策:水難事故には気をつける
プーケット島ではマリンスポーツが盛んですが、くれぐれも水難事故には気をつけるようにしましょう。
事例3.ロマンス詐欺が発生
プーケットにおいてインターネット上で知り合った者同士が恋愛関係になり、信頼関係を築いたかのように見せかけ、現金を指定口座へ振り込ませるというロマンス詐欺が発生しました。
参考 : https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_007.html
対策:知らない人を信用しないこと
感情だけが先走り、知らない人を信用しきってしまうことは、詐欺の手口でよく利用されていることのため、決して現金を振り込むという行動をとらないよう注意しましょう。
プーケットで気をつけたいエリア
パトンビーチエリア
パトンビーチエリアは、ジェットスキーなどのマリンアクティビティのレンタル屋などもあり人気の繁華街です。
外国人客も多くいため、ぼったくりのお店もありますので注意が必要です。
また、過去にはパトンビーチエリアで爆発テロも起こっています。
プーケットタウン
プーケットの旧市街は、雑貨店やカフェなどがあり人気の観光地です。
しかし、観光客が多いビーチエリアに比べると治安が悪くなりますので夜は出歩かないようにしましょう。
バングラ通り
バングラ通りはバーやクラブで賑わっているプーケットの夜の街、歓楽街です。
悪質な客引き、スリや置き引き、薬物などのトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。
女性が抱きついてきてスリを行う「抱きつきスリ」も起こっています。
お酒を飲みすぎたり、女性に気を緩ませないようにしましょう。
その他、プーケットエリア以南など治安の悪い地域もありますのでご注意ください。
その他プーケット観光で注意すべきポイント
ここでは、その他プーケット観光で注意すべきポイントについてご紹介します。
パスポートのコピー
プーケット旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
プーケットへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
プーケット旅行では、自身の貴重品をしっかりと管理しておきましょう。
これは、プーケット島においては、観光客を狙ったスリやひったくり、置き引きなどの被害が多発しているからです。
特にビーチリゾートを楽しむ際は、現金をたくさん持ち歩いてしまうと軽犯罪に遭う可能性が高くなります。
そのため、現金は必要最低限持ち歩く程度に留めるようにしましょう。
また、ビーチではクレジットカードを利用できる店舗は少ないため、カードもホテルのセーフティボックスに管理しておくなどスリに遭わないための対策を講じておきましょう。
その他、街を歩く際は、リュックなどファスナーが付いたバッグを活用し、貴重品を管理することで被害を最小限に抑えることができます。
ぜひ、街の中ではリュックを活用するようにしてください。
ホテル
プーケット旅行でホテルを予約する際は、安全なエリアをリサーチした上で予約を行うようにしましょう。
これは、プーケットのホテルは日本語が通じないホテルも多く、万一トラブルが生じた場合に適切に対応してもらえない可能性があるからです。
また、貴重品については、3つ星ホテル以上であれば、各部屋にセーフティボックスが設置してあるため安心して利用できると言えるでしょう。
なお、もしも客室にセーフティボックスの設置がない場合は、フロントに貴重品等を預けるようにしましょう。
しかし、すべてのホテルが信用できるとは言い切れません。
そのため、ホテルを予約する際は、実際にプーケットで宿泊したホテルの口コミサイトを参考に選ぶとより安心して利用できると言えるでしょう。
クラブ
プーケットの夜遊びスポットとなるナイトクラブでは、スリや置き引きなどの軽犯罪に巻き込まれることのないよう注意しましょう。
これは、アルコールを提供するクラブのため、お酒に酔った勢いで貴重品の管理がずさんとなり、スリの被害に遭ってしまう日本人観光客が増えています。
また、麻薬の密売などの犯罪に手を染めてしまう可能性も高くなります。
このような被害を最小限に抑えるためにも、アルコールは適量摂取するに留め、意識がはっきりとしているうちに早々にホテルへ帰るなど、犯罪に巻き込まれない工夫を行いましょう。
なお、ホテルへ帰る際は、事前にタクシーを手配しておき、安全に帰着できるよう準備しておくことをおすすめします。
地下鉄
現在、プーケットにはバンコクのような電車や路線バスなどの交通手段がありません。
つまり、地下鉄は開通していないことになります。
そのため、プーケット島内での移動手段としては、トゥクトゥクやメータータクシー、またリムジンタクシーや乗り合いトラックとなるソンテウ、バイクタクシーとなるモータサイクルやその他レンタカーを利用しましょう。
なお、プーケットタウンのみ路線バスが運行しています。
公共交通機関を利用する際は、スリや置き引きなどの被害に遭わないよう注意が必要です。
このように、プーケット島を移動する手段は様々にあるため、これらの交通手段を利用して島内の移動を行うようにしましょう。
タクシー
その他、プーケットの現地でタクシーを利用する際は、観光客を狙ったタクシー代の高額請求には注意しましょう。
これは、特に日本人観光客に対して不当なタクシー代の請求が行われることが多いためです。
このような被害に遭わないためにも、空港からホテルまでタクシーを利用する際も、停まって待っているタクシーを利用するのではなく、旅行会社やホテルが手配したタクシーを事前に手配しておくなど、旅行申込時に詳細を確認しておくことをおすすめします。
この時、旅行会社やホテルを経由しておけば、万一犯罪やトラブルに巻き込まれることがあっても、利用したタクシードライバーを特定することができるため安心です。
現地のドライバーもその仕組みを十分に理解していることから、タクシーによるトラブルを回避することができます。
このように、タクシー利用時は十分注意してください。
まとめ
今回はプーケットへ観光旅行に訪れる際、現地で気を付けること、また、実際に起こった犯罪事例やその対処法などについてそれぞれ詳しく解説しました。
いかがでしたでしょうか?
プーケットは世界中から多くの観光客が訪れる屈指のビーチリゾートです。
そのため世界中から多くの人が訪れます。
その結果、観光スポットなどでは特に軽犯罪の発生が目立ち、観光客である私たちは犯罪のターゲットになりやすいため特に注意が必要です。
しかし、プーケット旅行を訪れる際は、最低限のことに注意しておくことで、安全に配慮した旅行を楽しむことができます。
このように、プーケットを訪れる際は、この記事でご紹介したことについて十分理解し、自身の行動について改めて再確認することで、安全にプーケット旅行を楽しむことができるでしょう。
ぜひ、プーケットで楽しい思い出を作ってくださいね。