ヨーロッパの中で観光客にも人気を呼んでいるクロアチアは、とても治安の良い国として知られています。
そのため、凶悪犯罪が発生する事件を耳にすることも少ないです。
つまり、観光旅行で訪れるにはおすすめできるとても平和な国だと言えるでしょう。
また、女性の一人旅も楽しめますよ。
日本でもクロアチアについては治安の良い国として多くの旅行会社も推奨する国であり、国民性も豊かで穏やかな人種の方が多く、自然も美しくとても素晴らしい国です。
しかし、やはり日本を遠く離れた海外のため、私たち日本人を狙う犯罪の発生はゼロではありません。
そこで今回は、平和で安全な国と言われるクロアチアでも、旅行で訪れる際に知っておくべき治安状況や、現地で過ごす際に気を付ける点について詳しく解説していきます。
これからクロアチアへ旅行計画をされるという方は、安全で楽しい旅行となるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
世界治安ランキング27位のクロアチア
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、クロアチアは27位となっています。
結論:クロアチアは安全
クロアチアはサッカー大国としても知られる国ですが、その治安は非常に安定しているため、世界各国から旅行に訪れる観光客が後を断ちません。
自然も豊かで観光スポットも楽しめるなど、ヨーロッパ旅行の際はぜひクロアチアを訪れることをおすすめします。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省のデータによると、クロアチアは安全な国であるとして治安も良いと評価されています。
しかし、観光客で賑わいを見せるクロアチアの主要スポットなどでは特に軽犯罪などに巻き込まれることも多く、実際に多くの日本人も被害に遭っています。
そのため、治安の悪いエリアや夜の外出などは避け、自身の身を守る行動をとるよう心掛けてください。
その他、サッカーの試合が開催される日は、試合終了後に興奮のあまり暴動に発展することもあるため、そのようなトラブルに遭遇した場合は速やかにその場を立ち去るようにしましょう。
このように、比較的治安も安定していて穏やかな国だと言われるクロアチアでも、実際には犯罪被害も起こっていることを踏まえ、十分注意して過ごすようにしてください。
夜の一人歩きは大丈夫?
クロアチアはとても治安の良い国として知られていますが、特にザブレグにおいてはたくさんの観光客も多く、白昼からスリ集団が多くの被害を与えています。
昼間でもそのような軽犯罪が多発しているため、夜になると人通りの少ない場所は危険が及ぶ可能性もあります。
特にサッカーの試合がある日などは酔っ払いがそこらじゅうに溢れているため、治安が悪化しやすく、夜の外出や一人歩きは控える方が安全であると言えるでしょう。
クロアチア旅行で最低限気をつけるべき点3つ
クロアチア旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:パスポートのコピー
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:パスポートのコピー
クロアチア旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
クロアチアへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、クロアチアで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
Wi-Ho!(ワイホー)がおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがWi-Ho!(ワイホー)です。
- クロアチアであれば980円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
クロアチアの公用語はクロアチア語です。
英語はクロアチアでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、クロアチアの公用語である”クロアチア語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
クロアチア観光客を狙った主な犯罪事例と対策
ここではクロアチアの観光客を狙った犯罪事例と対策をご紹介します。
事例1.テロリストによる犯行
クロアチアではテロリストによる犯行が懸念されています。
そのため、観光で訪れる日本人がテロに巻き込まれるという可能性はゼロではありません。
現在、クロアチアにおいて日本人が被害に遭う事件は発生していません。
参考 : https://medicihiroba.com/kikimap/country/croatia.php#back
対策:政府関連施設は警戒を
テロリストは政府関連施設を狙う可能性が高いため、観光のため国会等の見学へ訪れるなど、政府関連施設は特に注意してください。
事例2.サッカースタジアムで起こる暴力事件
サッカースタジアムでは、サポーター同士の派閥により、暴力事件や乱闘騒ぎが勃発する恐れがあり、観光のために訪れた日本人も被害に巻き込まれる可能性があります。
実際、排他的思想を持つ人もいます。
参考 : https://medicihiroba.com/kikimap/country/croatia.php#back2
対策:サッカースタジアムに近付かない
クロアチアにおいてサッカー観戦の計画を立てている方もいます。
しかし、排他的思想を持つ人による暴力事件に巻き込まれることもあり危険なため、サッカースタジアムに近付かないこと、また、観戦の際に暴動が起こった場合は速やかにその場から立ち去るようにしましょう。
事例3.観光地におけるスリが多発
日本人観光客がクロアチアにおいて大きな被害を受けることの大半はスリです。
その手口も混雑した人が多く集まるような場所でバッグの中から財布を抜き取られるという事件が多発しています。
トラムやバスを利用して移動する際中にもスリの被害が報告されています。
参考 : https://medicihiroba.com/kikimap/country/croatia.php#back
対策:貴重品等は最小限の荷物で
クロアチアの街や人混みの中を歩く際は、現金やパスポートなど、貴重品は持ち歩かないよう注意しましょう。
可能であればホテルのセーフティボックスを利用するなど必要に応じて利用することをおすすめします。
日本人女性がクロアチア旅行で注意すべきポイント5つ
ここではクロアチアで女性が気をつけることを5つご紹介します。
1.スーツケース持参の際は転がしにくいことも
旅行の荷物をスーツケースにまとめてコロコロと転がすことは一般的なことのため、何も不思議なことではありません。
しかし、クロアチアでは道路や歩道が日本のように整備されていることはなく、石畳となってる道が多いため、スーツケースを持参しても転がしにくいです。
そのため、大きめのリュックなどを活用すると良いでしょう。
女性の場合は滞在日数分の着替え等で少し荷物が多くなる可能性もありますが、街中を歩くときはやはりリュックなどを活用する方が便利だと言えます。
2.現地の人との話題に注意
クロアチアに住む現地の人はとても人柄も良く馴染みやすい方が多いため、私たち日本人のような観光客でも楽しくコミュニケーションをとることができます。
しかし、クロアチアは旧ユーゴスラビアの内戦が勃発したため、あまり宗教的な話題や民族的な話題はあまり行うことのないよう注意しましょう。
もしも現地の人があなたに話を持ち掛けてくる場合は応じると良いですが、あなたから話題を作るのは避けるのが無難だと言えます。
3.石畳が滑りやすくケガをしないよう注意
クロアチアの旧市街は、歩道の整備がなされていないため、雨が降った際は石の上が大変滑りやすくケガやトラブルの恐れがあります。
そのため、街中を歩く際など足元には十分注意しましょう。
また、観光スポットではあまりの絶景に夢中になりすぎ、滑って転び骨折をしてしまうなど想像以上のことが起こる可能性も高いため、常にアンテナを張り巡らせ、自身の動きや行動には気を付けてくださいね。
4.雨対策のためにレインコートや折り畳み傘を持参
クロアチアで女性が気を付けることには、雨対策のことを考慮し、折り畳み傘やレインコートを持参するようにしましょう。
これは、夏から秋に向け、短時間に大量の雨が降るなどという集中豪雨が頻繁に発生します。
その際、いくら傘を使用しても足元までずぶ濡れとなってしまうでしょう。
そのため、高水量が増える8月末頃にクロアチアを訪れる方は、折り畳み傘とレインコートは忘れずに持参しておくと安心です。
5.物乞いにお金を渡さないこと
ザグレブでは小さな子供が単独で、あるいは子供を抱いた母親が観光客に対して物乞いをしてくることがあります。
その際「マネー」「ユーロ」などと言いながら近づいてきます。
カフェを利用する観光客は特にしつこい物乞いの被害に遭う可能性が高いため注意しましょう。
また、どれほど物乞いをされても決してお金を渡してはいけません。
特に女性はハッキリと断ることができず、お金を渡してしまう傾向にあるため注意が必要です。
子連れ旅行者がクロアチアで注意すべきポイント
子連れでクロアチア旅行を計画する際は、子供に対して様々な注意点があります。
まずは渡航に飛行機を利用するため、気圧の変化や狭い空間の中で長い飛行時間となれば機内で機嫌が悪くなり、時間を持て余すことになります。
グズって他の乗客の迷惑とならないよう、子供が飽きないアイテムを準備しておきましょう。
現地では衛生面など日本とは異なるため、除菌ウエットやアルコール、おむつなども必需品です。
子供の食べる物が現地の食べ物と合わないことも考慮し、即席で食べられるような缶詰めなどの食材を持参しておくと安心です。
その他、飲料水も現地で調達しましょう。
子連れでクロアチアの街を歩く際は、迷子になってしまわないよう、子供の動きに注意してください。
特に人混みの中で迷子になった場合、誘拐などの危険性もゼロではありません。
このように子連れでクロアチア旅行を計画する際は、必要な情報を入手し、便利に利用できるアイテムを持参することが必須です。
その他クロアチア観光で注意すべきポイント
ここではその他クロアチア旅行で気をつけることをご紹介します。
海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
クロアチア旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
クロアチア旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入し、その際、年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
海外旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
クロアチアではスリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪の被害が多発しています。
と言っても、実際に加害者となる者は現地の人ではなく、外国から入ってきたスリ集団であると言われています。
現地の人でさえ被害者となっているため、自身の貴重品はリュックなどファスナー付きのバッグを使用し、被害に遭わないためにも前抱きに抱えるように持つなど、工夫を凝らしましょう。
ホテル
ホテルに滞在する際、貴重品をはじめ、携帯電話やパソコン、ipadなどの電子機器は、部屋に放置したまま外出することで窃盗の被害に遭いやすくなってしまいます。
そのため、ホテルのフロントにあるセキュリティーボックスなどを活用すると安全・安心です。
また、ホテルにはアメニティが揃っていないことも多く、4つ星以下のホテルにはすべてのアメニティは準備されていないため、手荷物に忘れ物のないよう注意して訪れましょう。
クラブ
ナイトスポットを訪れる際は、スリや置き引きなどの被害に遭わないよう、身の回りに十分注意してください。
特にナイトクラブを訪れた際は、アルコールなどお酒を飲むとハイテンションになり、現地の人とトラブルにもなり兼ねません。
また、酔っぱらってスリや置き引きの被害に遭う可能性も高くなります。
このように、クロアチアの夜遊びスポットとなるクラブを訪れる際は特に注意してください。
地下鉄
その他、クロアチア旅行で気を付けることは、移動手段に利用する交通機関に地下鉄がないことです。
クロアチアは人口が450万人と少なく、街の中の移動を行う際は、バスやタクシー、トラムが主流となり、それらを利用することで簡単にクロアチアの街を一周することもできます。
それほど小さな国のため、地下鉄は存在しません。
地下鉄がなくても交通手段が確立されているため街中を便利に移動することができます。
タクシー
街中の移動にタクシーを利用した際は、観光客を狙い、不当なタクシー運賃を請求してくるタクシー運転手が多く、ぼったくりの被害に遭わないよう十分に注意してください。
また、空港から市内に向けて走るタクシーもメーターを利用しない、あるいは交渉なしで目的地まで乗車させ、高額請求をするなどの被害が相次いでいます。
このような被害に遭わないためにも、タクシーに乗車の際は、行先までのおよその運賃を尋ねてから乗車するようにしましょう。
まとめ
平和で安全な国と言われるクロアチアでも、旅行で訪れる際に知っておくべき治安状況や、現地で過ごす際に気を付ける点について詳しく解説しました。
クロアチアの治安はとても安定しているため、旅行で訪れるにはおすすめの国です。
しかし、昼と夜では治安が異なることもあるため、現地を訪れた際は、周囲の状況に応じ最善の判断ができる適切な行動をとるようにしましょう。
ぜひ、クロアチア旅行を予定している方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
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