世界中から観光客が訪れる古都京都。
春夏秋冬いろいろな趣を見せてくれる自然や、古き良き日本家屋、京都でしかできない日本文化体験など、京都の魅力は数え切れません。
そんな京都で最近人気なのが、お寺が運営する宿泊施設に泊まる宿坊体験。
一般的な旅館やホテルとは違い、修行体験ができたり、お寺ならではの装飾品などを見物できることから、日本人観光客だけでなく、外国人観光客にも人気となっています。
そこで今回は京都のおすすめの宿坊人気ランキング10をご紹介していきます。
宿坊の魅力を余すことなくご紹介していきますので、どうか最後までお見逃しなく!
この記事の目次
#10 妙心寺東林院
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こちらは、かつて皇族や公家の別荘が点在していたことでも知られている、京都市右京区にあるお寺。
JR嵯峨野線「花園駅」で下車し、そこから徒歩10分のところにあります。
市バスの場合は「妙心寺前」で下車し、10分ほどとなります。
宿坊は妙心寺のちょうど東側に位置しています。近くには、法金剛院、広隆寺、仁和寺などがあり観光にも便利です。
妙心寺東林院は客室10室のこじんまりとした宿坊です。
客室からは沙羅双樹で有名な日本庭園を望むことができ、特に6月〜7月の沙羅双樹が咲き乱れる時期には、いつまで見ていても飽きない美しい沙羅双樹を楽しむことができますよ。
ちなみにこの沙羅双樹の庭は普段は非公開の非常に貴重なお庭です。
妙心寺の沙羅双樹の美しさは有名で「沙羅双樹を愛でる会」が行われるほどなんですよ。
庭に置かれている水琴窟もなんとも言えず風情があります。
客室には冷暖房も完備されていますし、掃除が行き届いていますので清潔です。
宿泊費も2食付きで6000円と大変お得。
1人での宿泊は場合によっては不可になることもあるそうなので、問い合わせをしてみてくださいね。
お料理は、妙心寺自慢の精進料理。
料理の味は質素ですが、上品で食べやすく、食材そのものの味を楽しむことができます。
お風呂は宿泊のグループごとに入ります。
浴槽も大きくて足を伸ばして疲れをゆっくりと癒すことができますし、浴槽は檜なので身体もよく温まります。
また、妙心寺の住職は大の料理好き。
自ら精進料理教室を開いて住職自ら料理を教えてくれるんだとか。
また、料理だけでなくトークも得意な住職ですので、お話をしているとクスッと笑ってしまうくらいです。
勤行も希望すれば参加することができますよ。
宿泊の予約は、お寺に電話をして、往復葉書でやり取りをします。
往復はがきを使って予約をするなんて、滅多にできる体験ではありません。
お寺からは綺麗な文字で返信が届きますよ。
#9 鹿王院
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嵐山・嵯峨野エリアにある鹿王院は真っ直ぐに伸びた山道が印象的な京都の隠れ家的寺院です。
御本尊は釈迦如来で、嵐山渡月橋から15分ほどのところにあり、天龍寺や嵯峨野の竹林などからは少し離れています。
紅葉の季節には見事な紅葉を見ることができるため、多くの人が訪れます。
鹿王院は臨済宗系の寺院で、足利義満によって建てられました。
鹿王院の宿坊は女性限定となっており、シンプルなお部屋で宿坊体験ができます。
元々は女性も男性も泊まることができたそうですが、隣の部屋同士が襖1枚で仕切られているため、男性は他の宿坊にも泊まれるし、ということで女性限定になったそうですよ。
鹿王院自慢の日本庭園を眺めることもできます。
お寺は市街地から近いところにありますが、庭園はまるで山寺のような雰囲気。
こちらの枯山水庭園は、京都市指定名勝にも選ばれています。
部屋の縁側に座ってお庭を眺めることもできますので、普段とは違うゆっくりとした時間を楽しむことができるでしょう。
混み合っているシーズンは、1人での参加の場合他の人と相部屋になる可能性もあります。
宿泊費は朝食付きで1日4500円。朝のお勤めと法話、座禅会には自由に参加できます。
朝の座禅体験は、10分ほど座禅を組むというもので、清々しい朝に行うのはとても気持ちが良いです。
これらは毎日行われる訳ではないので、泊まる前に事前に確認しておくことが大切ですよ。
門限は少し早めの7時30分。宿坊ですので夜は早めに眠るのがおすすめです。
ちなみに門限は過ぎてしまっても勝手口から入れていただけるようです。
朝ごはんは薄味でヘルシーな精進料理です。
特に「飛竜頭(ひりょうず)」と呼ばれるがんもどきは、ゆり根などが入っており具沢山で味も最高ですよ。
お風呂はお寺の家庭用のお風呂を使わせてもらえます。
ドライヤーはありませんので、持ち込むなど注意が必要です。
宿坊にはテレビや冷暖房設備はありませんので、冬は防寒対策をしっかりするのがおすすめです。
#8 こぬか薬師
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こぬか薬師は京都市中京区にあるお寺です。
アクセスはJR京都駅から市バス二条城駅で下車。そこから徒歩5分となっています。
こちらの宿坊は1日1組しか泊まることのできないアットホームな宿坊です。
宿泊費は朝食付き8400円となっています。
こぬか薬師は京都七薬師の一つで、1688年に黄檗宗の鉄面和尚によって開かれました。
今では本堂と庫裡(くり、寺内の食事を準備するところ)だけが残されています。
宿坊はお寺の玄関を抜けた2階にあり、8畳の二間となっています。
テレビや空調設備も整っており、生活に必要な基本的なアメニティは揃っています。
お部屋に通されるとまずはお茶菓子とお茶をいただきます。
見た目も美しく、味も美味しく、写真に撮っても非常に映えます。
お風呂も一般的な家庭的なお風呂に入ることができます。
清潔なお風呂ですので、身体の汚れを落とすのには十分です。
お料理は精進料理か、時期によっては普茶料理をいただくことができます。
普茶料理とは、中国の精進料理で、こぬか薬師では、普茶料理が食べれることもあります。
普茶料理とは約300年前に中国から伝わった精進料理で独自の料理法によって調理され、ベジタリアンの人でも楽しめる料理です。
普茶料理は一品一品が華やかで、食べ応えもあります。
こぬか薬師の普茶料理で使われるお箸は先の細い特別なお箸で、普茶料理の小さな豆などをつかむのにも適しています。
お土産としても売られていますので、欲しい人はぜひチェックしてみてください。
また、10月8日は、1年に1日だけご本尊の秘仏である薬師如来が開帳されます。
1年に1度の特別な日なので多くの人が訪れるんですよ。
薬師如来が現存するのは、延暦寺と、こぬか薬師だけなんだとか。
住職と奥さんも素敵な方で、滞在中は丁寧におもてなしをしてくれます。
こぬか薬師自体はこじんまりとしていますが、宿坊のお部屋は清潔で広々としており、快適に過ごすことができるでしょう。
#7 東寺洛南会館
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東寺洛南会館は、現在唯一残る平安京の遺構である当時の境内に建てられた宿坊です。
東寺があるのは、京都市南区。
東寺は平安遷都の際に建立された国立のお寺で、1994年に世界遺産としても登録されました。
現在でも世界中から多くの観光客が訪れています。
東寺には多くの国宝や重要文化財が収められており、価値のある品々を眺めるだけでも、充実した時間を過ごすことができるでしょう。
東寺洛南会館は3階建て、客室は全部で29室で、客室から五重塔を望むことができます。
五重塔は夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気となりますよ。
宿泊費は1泊2食付きで15750円〜となっています。
お部屋はリフォームされており、新しく清潔な印象です。
アメニティの一つとして浴衣も提供されますので便利ですね。
館内にはお土産ショップや自動販売機もあります。
朝の勤行は御影堂にて朝の6時から行われます。
朝のお勤めには宿坊に宿泊している人だけでなく、近所の方々も参加します。
東寺のお勤めは規模も大きく盛大な雰囲気。迫力がありますので、訪れた際はぜひ参加してみてください。
お料理は、洛南会館の1階にある喫茶やまぶきで楽しめます。
こちらは喫茶店で、軽食からハンバーグランチ、甘味まで色々と取り揃えられています。
食事をする場所からは大きな池が見えますので、気持ちよく食事をすることができますよ。
東寺洛南会館は京都駅から徒歩15分と、駅のすぐ近くにありますのでアクセスも便利です。
京都鉄道博物館や、京都水族館にもほど近いのでお子さん連れの方も楽しめます。
駐車場も100台完備されており、宿泊客は無料で利用することができます。
近くに飲食店やコンビニもありますので、素泊まりのプランでも食事には困りません。
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#6 西本願寺 聞法会館
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聞法会館(もんぼうかいかん)は京都市下京区にある西本願寺が運営する宿坊です。
西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山で正式名称は「龍谷山本願寺」といいます。
古くから人々の間で親しまれてきた西本願寺は親を込めて「お西さん」とも呼ばれています。
聞法会館の客室は「和室」「和洋室」「洋室」「車椅子対応室」の4種類。
まるで旅館やホテルのように立派な施設で、お部屋だけ見るとにわかに宿坊だとは信じられないような素晴らしい客室となっています。
館内だけでなく外観も近代的でホテルのよう。
京都駅からも徒歩15分ですので観光にも便利です。
聞法会館からは京都の街並みも一望でき、夜はライトアップされた京都タワーが綺麗ですよ。
お風呂は館内の大浴場を利用することができ、旅館のような清潔で広々としたお風呂に入ることができますよ。
大浴場は夜10時まで利用できます。
宿泊者は住職の法話にも参加でき、椅子に座って聴くことができますので足が痺れる心配もありません。
説法は毎日2回開かれていて、14時と19時の会があります。
夜も法話を聴くことができるのは嬉しいですね。
西本願寺の重要文化財でもある総御堂、で朝6時から行われる1時間ほどの朝のお勤めにも参加することができますよ。
お料理は館内のレストランで朝食・昼食・夕食を食べることができます。
朝ごはんはバイキング、夕ご飯は京料理となっています。
プランによっては朝ごはんが付いていないプランもありますが、追加でつけることも可能ですよ。
聞法会館の反対側にはコンビニもありますので、ちょっとした買い物にも便利です。
聞法会館には売店もありますので、お土産を買うこともできます。
ちなみに聞法会館には駐車場があり、無料で駐めることができます。
聞法会館は京都の中でも人気がある宿坊なので週末は満室になることも。早めの予約がおすすめです。
#5 知恩院 和順会館
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知恩院は京都市東山区にある、浄土宗の総本山です。
お寺の境内には国宝の御影堂や重要文化財の勢至堂など、貴重な文化財指定建築物が立ち並んでします。
そんな知恩の宿坊が和順会館です。
和順会館はまるで旅館やホテルのような機能的な客室や、精進料理が楽しめる快適な宿泊施設として人気。
一般的な宿泊施設のようで宿泊しやすいのに、写経や朝のお勤めなど宿坊でしか体験できないプランも用意されていますので、初めて宿坊に泊まる人も安心です。
客室は「洋室」「和洋室」「和室」の3種類。
防音対策もしっかりなされているので、隣の部屋の音が聞こえるなんてこともなく、静かに過ごすことができますよ。
特に洋室の客室は、インテリアにもこだわっており、お寺の施設とは思えないほどです。
おすすめの宿泊プランは、朝食付きの「和順会館スペシャルプラン」です。
こちのプランでは、写経や晨朝法要などに参加できる宿坊ならではのプラン。
宿泊費はお部屋の種類によって7900円〜と大変お手頃となっています。
朝のお勤めなどについては、スタッフの方が丁寧に説明してくれますので初めての人でもスムーズに参加することができますよ。
お料理は和順会館のお食事どころ「花水庵」で。
「花水庵」では、朝食・昼食・夕食の全てをとることができ、精進料理と懐石料理を合わせたオリジナル料理を楽しむことができます。
団体での利用の際は、お座敷の個室を食事の場として提供してもらえます。
また、和順会館には「カフェ かりん」もありますので、軽食や甘味なども楽しめます。
テイクアウトもできますので、お部屋で飲み物や甘味を食べることもできますよ。
アクセスは京阪電車祇園四条で下車し、徒歩15分ほど。
知恩院の拝観時間は朝9時〜夕方4時30分までです。
和順会館は京都の東山、自然豊かな地にありますので、どの季節に訪れても豊かな自然を季節感とともに楽しむことができるでしょう。
知恩院はもちろんのこと、八坂神社や清水寺も近く観光にも便利です。
#4 宿坊 智積院会館
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宿坊 智積院会館は京都市東山区にある真言宗智山派の総本山、智積院の宿坊です。
京都東山エリアは、清水寺や南禅寺など有名な神社仏閣が集まっており観光にも非常に便利なエリア。
智積院はJR京都駅よりバスで10分ほどのところにありますので、アクセスも良好です。
智積院を訪れた時に絶対に見ておきたいのは、桃山時代を代表する画家、長谷川久蔵による「桜図」という障壁画。
この絢爛豪華な壁画は国宝にも指定されている大変価値のある壁画です。
金色で力強く描かれた桜は、目の前に迫り来るような迫力。
他にも智積院には価値のある美術品がたくさんありますので、それらを眺めるだけでも智積院に行く価値はあるでしょう。
宿坊に宿泊している人は、朝の勤行や護摩供法要に予約なしで参加できます。
智積院の朝のお勤めは盛大で、身が引き締まる思いがしますよ。
護摩供法要では、燃え盛る炎と太鼓の音が身体の芯にどんどんと響き渡り、心が洗われて行くような気分になります。
朝の勤行以外にも、智積院では写経・写仏体験、阿字観、御詠歌、十善戒などの仏教を学ぶ体験ができます。
智積院は昔から「学山智山」と呼ばれ、お坊さんが修行し学問を極めていく場所として栄えていました。
その精神は現代にも受け継がれており、お寺ならではの厳粛な雰囲気を感じることができると思います。
また、智積院では朝のお勤めが2時間ほどありますので、たっぷりと勤行を堪能することができますよ。
お料理は、ボリュームたっぷりの精進料理。
お豆腐を中心とした料理ですが、天ぷらなどのお料理もあり、満腹感が得られます。
精進料理は動物性の食材を使用しない仏教徒の食事ですので、精進料理を食べることで仏教の考え方も学ぶことができるのです。
ちなみにプランに夕食が含まれていない場合でも、メールで簡単に夕食の予約ができます。
客室は宿坊らしくシンプルですが、清潔でトイレや洗面所もピカピカに磨かれています。
とにかく掃除が行き届いていますので、気持ちよく過ごすことができますよ。
※宿坊 智積院会館は新築工事のため、2018年12月13日から利用休止しています。新館の開業時期については2020年春頃を予定しています。詳しくはホームページをごらんください。
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#3 宿坊 常林寺 離
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常林寺は、京都市左京区にある浄土宗の寺院で、敷地がもともと中洲でちかが砂の層のため萩がよく育つことから別名「萩の寺」と呼ばれています。
江戸時代の初めごろに開かれた常林寺の宿坊は、幕末には勝海舟や坂本龍馬も宿泊していたという由緒ある宿坊で、宿泊をするのはお寺の敷地内にある一軒家となっています。
一軒家なので、他の宿泊客の騒音に悩まされることもなく、まるで暮らすように宿坊に宿泊することができるのです。
1671年に建てられた常林寺の本堂には、阿弥陀三尊像が安置されており無料で見学をすることもできます。
ちなみにこの阿弥陀三尊像は少し前かがみになっているのですが、これは「少しでも早く人々を救いたい」という心の表れなんだとか。
また、境内には住職が描いたという天井画も飾られており、非常に美しいです。
歴史のあるお寺ですが、内部は綺麗で清掃も行き届いています。
こじんまりとしたお寺ですが、スタッフの方が丁寧に説明をしたりお世話をしてくれるので、お寺についてもよく理解することができますし、充実した時間を過ごすことができるでしょう。
宿泊費は素泊まりで14815円。
一軒家の中にはテレビや空調などの電化製品、シャンプーや歯ブラシなどのアメニティ、さらにはインターネットも繋がっていますので旅館のように快適です。
食事はついていませんが、出町柳には飲食店が数多くありますので、食事に困ることはありません。
ちなみに宿坊の門限は25時と、一般的な宿坊に比べてやや遅めです。
常林寺は地元の人にも愛されているお寺で、子どもの成長を願って子供服が奉納されています。
常林寺は京阪電鉄出町柳駅より徒歩3分なので、観光へのアクセスも抜群です。
チェックアウトも11時なので朝もゆっくり過ごすことができます。
7月から9月の萩の花が咲く季節に行けば、美しい萩の花も見ることができますよ。
#2 長楽寺宿坊 遊行庵
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遊行庵は京都市東山区にあり、長楽寺は平家物語ゆかりのお寺としても知られています。
遊行庵は現在20年ほど運営されており、今までに多くの人が宿泊してきました。
長楽寺自体は1200年ほど前に桓武天皇の命令で建てられ、平清盛の娘でもある建礼門院も出家をした由緒あるお寺です。
長楽寺は京都東山エリアの円山公園の少し奥、静かな環境に佇むお寺です。
宿坊はお寺から徒歩7分ほどのところにあり、八坂神社の目の前に位置しています。
遊行庵の客室は、全部で6客室。全て8畳の京間となっており、バストトイレも付いています。
トイレはウォシュレット付きの最新式のトイレですし、タオルやお茶セットなども全て揃っているので旅館のように快適に過ごすことができます。
遊行庵の門限は夜10時となっており、こちらは厳守ですので気をつけてくださいね。
ちなみに客室にテレビはありませんので、静かに宿坊で過ごすことができます。
宿泊費は朝ごはん付きで8200円。
朝ごはんはおかゆと豊富なおかずでいただく、ボリュームたっぷりメニュー。
宿泊費には長楽寺の拝観料も含まれていますので、追加料金なしでお寺内を拝観できますよ。
長楽寺は、住職とお客さんのコミュニケーションを大切にしている、アットホームな雰囲気が魅力的な寺院で、毎日住職によるミニ茶道体験会をおこなっています。
こちらの茶道体験会は通常2000円がかかるのですが、宿坊に宿泊をしている人は1500円で参加することができます。
朝の勤行は、読経や説法など。宿坊内には写経室がありますので、宿泊中は自由に写経を体験することができます。
遊行庵は京都の東山地区にあり、紅葉の季節は特に混み合いますので早めの予約がおすすめです。
また、長楽寺では500円でお庭でお抹茶をいただくこともできますよ。
静寂に包まれた長楽寺でいただく素朴な和菓子とお抹茶は、京都でしか味わえない風情そのもの。
遊行庵に宿泊の際はぜひ試してみてください。
※長楽寺宿坊 遊行庵の予約は電話のみの受付となっています。詳しくはホームページをご覧ください。
#1 仁和寺御室会館
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仁和寺は京都市右京区にある、宇多天皇により開基された、真言宗御室派総本山の寺院です。
本尊には阿弥陀如来が祀られており、こと京都の文化財として世界遺産にも登録されています。
境内には国宝が多く収められており、ここでしか見ることのできない貴重な品々を楽しむことができますよ。
特に重要文化財である五重塔は高さ36メートル、京都を代表する塔と言われています。
また金堂は国宝となっており、歴史的が高い建造物ですので必見です。
そんな仁和寺に泊まれるのが、御室会館です。
御室会館は仁和寺の境内にあり、食事や合宿、研修や会議など多目的に使われています。
御室会館に泊まる魅力は、なんと言っても国宝である金堂での朝のお勤めに参加できるところです。
金堂は重要な国宝ですので、普段は一般客に非公開となっています。
しかし、御室会館に泊まれば金堂を参拝できるだけでなく、ロウソクの灯りが揺れる荘厳な雰囲気の中、朝の勤行に参加することができるのです。
読経だけでなく説法も聞くことができ、まるで重要な国宝金堂を独り占めしているかのような貴重な体験ができますよ。
御室会館の客室は全部で12室。
完全個室ですので隣の音が漏れてくるようなこともありません。
客室は平成22年と平成23年に全室リニューアルされたばかりですので、新しく清潔です。
全室にテレビ・エアコン・金庫も完備されており、設備としては一般的な旅館と変わりありません。
朝食は朝7時30分、夕食は夕方6時30分、門限は夜の11時となっています。
朝食は伝統的な和食。
優しい味付けで、胃に優しく、美味しくいただくことができます。
夕食は、湯葉やお造りなどの京料理。
見た目も美しく、歯ごたえも味付けも違う料理がボリュームたっぷりとなっています。
お風呂は御室会館の1階に大浴場があります。
ドライヤーは備え付けられてはいませんが、フロントで貸してもらえます。
さらに御室会館に宿泊をする人は、仁和寺御殿の無料拝観券がもらえる特典も。
旅館のように最適な宿坊に、滅多にみられない国宝や重要文化財の数々。
御室会館に泊まれば、どちらも堪能できます。
まとめ
今回は京都のおすすめの宿坊ランキング10をご紹介しました。
京都は多くの由緒ある寺院がひしめき合っているスポットですので、宿坊や本堂も見ごたえのあるお寺がたくさんあります。
ぜひ京都を訪れた際は、旅館やホテルに泊まるだけでなく、宿坊に宿泊することも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
宿坊に泊まれば、旅館やホテルではできない修行体験ができますよ。
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