日本からも2〜3時間と近い距離にある台湾は、食べ物も安価で美味しく、安全に楽しめる国として、私たち日本人もとても大好きな国です。
そのため、台湾旅行を計画される方は多いのではないでしょうか?
しかし、海外旅行は何らかのトラブルが起こる可能性があります。
楽しい台湾旅行になるよう、安全知識について知っておくことが大切です。
そこで今回は、台湾の治安や現地で注意すべきことについて解説します。
ぜひ、台湾旅行で良い思い出を作ってくださいね。
この記事の目次
世界治安ランキング35位の台湾
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、台湾は35位となっています。
結論:台湾の治安は比較的安全
台湾は、各地域によって治安の良し悪しはありますが、比較的治安が安定している国です。
また、台湾の現地の人はとても親切な人が多く、野犬も少ないため、狂犬病などの不安要素のない国としても知られています。
しかし、街中は交通量に注意し、観光客を狙った軽犯罪も起こっているため注意しましょう。
それらを除けば非常に治安の良い国だと言えますよ。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省のデータによると、台湾には現在、危険情報は発令されていません。
そのため、治安が安定していて良い国だと言えます。
また、台湾で起こった犯罪で最も多いものが窃盗、次いで詐欺となっており、特に観光客は注意が必要です。
また、スリの被害に遭い、貴重品を盗まれる、また、クレジットカードを盗まれ悪用されるという事態も発生しています。
どうしても治安の良さから気を許してしまうケースも目立っているため、このように、日本人が犯罪の被害に遭わないよう、台湾へ旅行される際は、旅行前に必ず外務省のホームページから様々な情報を集めておくと安心です。
夜の一人歩きは大丈夫?
アジアの中でも治安が良いと言われる台湾ですが、やはり、夜の一人歩きには危険がつきものです。
特に夜市やナイトスポットなど、様々な楽しみがありますが、あまり夜遅くまで滞在すると、見知らぬ人から声を掛けられたり、素行の悪い若者とトラブルに発展するなどの危険性が高くなります。
そのため、特に女性は夜に一人で街を歩くようなことのないよう十分注意しましょう。
台湾旅行で最低限注意すべき点3つ
台湾旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:パスポートのコピー
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ここでは台湾旅行で最低限気をつけるべきポイントについて解説します。
注意点①:パスポートのコピー
台湾旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておきましょう。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
台湾へ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
しかし、毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、台湾で移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる可能性があるので注意しましょう。
一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
Wi-Ho!(ワイホー)がおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがWi-Ho!(ワイホー)です。
- 台湾であれば500円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
台湾の公用語は中国語(北京語・普通語)です。
英語は台湾では、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、台湾の公用語である中国語には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
台湾主要エリアの治安事情
出展 : https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taiwan/index.html
高雄
台湾の中でも高雄の治安は良いと言えます。
高雄は温暖な気候のため、昼は気温が高く、外出は夜になってから行う方が大半のため、人通りも多く、現地の地元の人も夜の生活に慣れた方が多いです。
そのため、人通りの多い昼間のような景色となり、危険を感じることは少ないと言えるでしょう。
しかし、クラブなど夜遊びできるスポットが集まる中央公園や三多商圏駅周辺は、お酒に酔った人とトラブルになることもあるため、近付かないようにしましょう。
また、人通りが少ない路地裏などには入り込まないように注意してください。
台湾観光客を狙った主な犯罪事例と対策
ここでは台湾で実際に起こった犯罪事例と対策についてご紹介します。
事例1.スリや置き引き・ひったくりの被害
日本人観光客が、台湾の観光スポットで、スリや置き引き、ひったくりの被害に遭い、現金のみならずクレジットカードやパスポート、財布をすられ、さらにはクレジットカードとパスポートを悪用され使用されるなどの被害が発生しています。
参考 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_008.html
対策:対策外出時の持ち物には十分注意すること
人が多く集まる場所や人気のエリアでは、人通りの多さに紛れ、観光客がスリやひったくり等の被害に遭いやすくなります。
また、暴行や傷害事件が起こるなど、被害が拡大しないためにも、外出時は周囲に警戒すること、また、危険な地域や危険な時間、夜間などの外出は避けること、さらに、貴重品を持ち歩いたり、必要以上の現金を持ち歩かないようにしましょう。
特にパスポートを紛失した場合は、再発行のための手続きに非常に時間を要してしまい、帰国が大幅に伸びてしまう恐れがあるため、紛失や盗難に遭わないよう注意してください。
事例2.クレジットカードを利用した詐欺
日本人女性がクレジットカードを使用し買い物を行った後日、カードでの支払いに不備があったとして、店員を名乗る者からの連絡により、銀行振込を行うよう指示されました。
その後、女性は銀行に現金を振込など、詐欺の被害が発生しています。
参考 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_008.html
対策:その場ですぐに対応しないこと
台湾で振り込め詐欺のような被害に遭わないためにも、電話応対だけで銀行振込を依頼するような連絡にはその場ですぐに対応するのは避けてください。
その場合、特にあなたの弱みに付け込んだような内容の手口で電話連絡が入るでしょう。
その場合は、公的機関の連絡先に連絡し、正しい情報を得てください。
また、あなたの身に覚えない請求をされることがあれば、いったん内政部警政署の不正対策情報ラインへ相談されることをおすすめします。
事例3.手荷物がスリ被害に遭った
荷物のX線検査を受けている間にボディチェックを済ませ、気付いたら置いていたはずのバッグが置き引きに遭ってしまう他、タクシーやバスの待ち時間に手荷物を手から離した隙にスリの被害に遭ってしまった。
参考 https://www.mapple.net/global/article/1264/
対策:手荷物の自己管理を行う
自身の手荷物を手から離さなければならないタイプのバッグは持たない、あるいは両手から荷物を離す場合は、手荷物を自分の近くに置く、または両脚でしっかり挟み、取られないように注意しましょう。
また、自分の手荷物から目を離してしまうことで一瞬のうちにスリやひったくりの被害に遭う恐れがあります。
そのため、自身の荷物は自分でしっかりと管理し、被害に遭わないよう工夫を凝らし、身の周りに常に危険が迫ってくる可能性があるということを念頭に置いておきましょう。
日本人女性が台湾旅行で注意すべきポイント4つ
ここでは女性が台湾旅行で注意すべきポイントを4つご紹介します。
1.トイレットペーパーを流さない
台湾では、トイレの水圧が弱いため、トイレットペーパーを流すと詰まってしまうなどの理由から、中にはトイレットペーパーを流してはいけないという注意書きのあるトイレがあります。
注意書きがなくとも、ゴミ箱があればその中に捨てるという意味。
その場合、備え付けのゴミ箱があれば、そこにトイレットペーパーを入れるようにしましょう。
また、日本のようにコンビニにトイレはありません。
さらに、トイレにはトイレットペーパーがないことが多く、台湾旅行中は常にポケットティッシュを携帯しておくと安心です。
2.スーパーマーケットにエコバッグを持参する
台湾のスーパーマーケットを利用する際、日本でも買い物袋が有料化しているところも多く、台湾もそのひとつです。
そのため、買い物の際に買い物袋を持参しなかった場合は、1枚につき1〜3元(日本円にして約3〜9円)を支払う必要があります。
実際、台湾において、スーパーマーケットだけではなく、コンビニやパン屋でさえ、すべての買い物袋が有料化となっています。
このように、現地で買い物をする際は、買い物袋を別途購入しなくてもよいように、自身のエコバックなどを持ち歩くようにしましょう。
3.紫外線に注意
台湾は1年を通して比較的過ごしやすい気候の国です。
その分、降り注ぐ紫外線の量も多く、日中は特に暑さも加わり、より一層の日焼け対策が必要となります。
そのため、台湾旅行を計画する際は、特に女性や子供は紫外線対策をしっかりと講じておく方が良いでしょう。
旅行の持ち物には必ず日焼け止めを使用する他、日傘や帽子、日よけなどを必ず持参しておくと安心です。
また、日焼け止めは1日に数回塗り直すなど、こまめな紫外線対策を行うことをおすすめします。
4.長袖の上着を忘れずに
台湾の夏はとても暑く、建物内やお店の中など、冷房がしっかりと効いています。
そのため、気温差も激しく特に女性や子供は体調を崩していまいがちです。
そんな時でも役立つよう、半袖の上から羽織れるカーディガンやパーカー、薄手の上着などは必ず1枚持参しておくと安心です。
特にデパートや電車、バスの中などは冷房が強く効いているため、とても肌寒く感じるでしょう。
このように、気温差が激しい台湾旅行の際は、必ず長袖の上着を忘れずに持参するようにしてくださいね。
子連れ旅行者が台湾で注意すべきポイント
子連れで台湾旅行を計画する際に気をつけるべきことがいくつかあります。
それは、台湾という国はそもそも交通マナーが悪く、横断歩道もあってないようなものだと言えるほど車が突っ込んでくることが日常的に起こっています。
その為、特に小さな子供を連れている方は、道路を渡る際も左右の車の動きに注意しましょう。
また、ヘルメットを被らずにスクーターなどに乗る子供の姿も見受けられれますが、絶対に行ってはいけません。
また、子供を連れているというだけで声を掛けられることも多いですが、すべての人が良い人とは限らないため、安易に受け答えをすることのないようにしてください。
また、せっかくの台湾旅行ですから、細心の注意を払って楽しんでくださいね。
その他台湾観光で注意すべきポイント
ここではその他台湾観光で注意すべきポイントについてご紹介します。
海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
台湾旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにしましょう。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
台湾旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入し、その際、年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
海外旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
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カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
台湾旅行を計画する際、スリなどの被害に遭うことを防ぐためにもリュックを利用する方も多いです。
リュックは大容量の荷物を入れて持ち運ぶことができとても便利です。
しかし街へ出掛けた際は人混みの中にいるため、背中に荷物を背負っていると、万一ファスナーを開けられるようなことがあっても気付きにくいなど、あなたがスリの標的になる恐れがあります。
そのため、大勢の人が集まるような場所では、自分の前方リュックを抱えるように持つようにしましょう。
ホテル
台湾で宿泊するホテルは、治安の安全な地域に予約を行いましょう。
台湾にはショッピングの他、楽しめるナイトスポットもたくさんあります。
特に台北駅や中山駅周辺がアクセスの良い立地となっています。
ホテルを予約する際は、どのような目的を重視するかによって立地を選ぶと良いでしょう。
なお、あまり口コミ評価の低いホテルはアメニティやその他設備が整っていない可能性もあるため、高級感もあるクラスのホテルの予約をおすすめします。
また、台湾ではホテルの料金にすでにサービス料が含まれているため、特にチップなどを渡す必要はありません。
クラブ
台湾には男性も女性も揃って楽しめるナイトスポットとしてクラブがあります。
しかし、女性一人でクラブへ行く場合、特にあなたに言い寄る男性からお酒を奢ってもらうことがあるかもしれません。
しかし、まったく知らない人から奢ってもらうなど、お酒の中に睡眠薬が混入され、性犯罪の標的やスリなどの被害に遭う恐れがあるため、決して声を掛けられるようなことがあっても受け応えすることは避けてください。
ナイトスポットを訪れる際は、特に身の上の危険を察知した行動を心掛けるようにしましょう。
地下鉄
台湾の地下鉄を利用する際、ガムや飴のみならず、水を飲むことさえ見つかった場合は罰金の対象となります。
特に私たち日本人などの観光客が罰金刑を科せられるケースが目立つため、十分気をつけましょう。
罰金対象となるのは、駅のホーム、車内での飲食です。
なお、改札のところに中国語と英語で「飲食禁止」の黄色い線があるため、それを超えたところから飲食が全面禁止となるため理解しておいてください。
罰金は日本円で6,000円〜30,000円と高額となります。
その他、地下鉄以外の台湾鉄道や台湾新幹線においては飲食禁止の規制はありません。
タクシー
台湾のタクシーは、運転手の方も観光客に対してとても親切なので親しみやすい反面、トラブルも起こりやすいため注意が必要です。
特に多いトラブルとしては、メーターを作動させず、告げた行先で高額請求されることがあります。
そのため、タクシー乗車の際は、大手のタクシー会社を利用する他、メーターが作動しているかを確認すること、さらに、車内に運転登録証がない、あるいは運転手の顔写真のないタクシーの場合はすぐに降車するようにしましょう。
まとめ
台湾の治安や、台湾旅行の際に気をつけるべきことについてご紹介しました。
台湾は日本から近く、とても馴染みやすく旅行におすすめの国です。
しかし、日本とは文化も違う上、様々なルールも異なります。
そのため、台湾旅行を安全に楽しむためにも、台湾の治安や現地で気をつけること、また、あらゆる知識を持って旅行に臨むようにしましょう。
そうすることでより安全意識を持って行動することができますね。
ぜひ、楽しい台湾旅行を計画してくださいね。
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