象やライオン、バッファローなどを間近で見ることができる国といえばアフリカのタンザニアですね。
アフリカ最高峰のキリマンジャロなど、自然をメインとした観光を楽しむことができる国ですが、やはり注意が必要な国でもあります。
今回はタンザニアの治安に関して、注意点を詳しく紹介していきます。
油断するとトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、ぜひ参考にして下さいね。
この記事の目次
世界治安ランキング52位のタンザニア
参考サイト:http://worldpopulationreview.com/
アメリカ雑誌『グローバル・ファイナンス』が発表した「世界で最も治安の良い国ランキング」によると、タンザニアは52位となっています。
結論:注意が必要
タンザニアの治安について、世界での評価はわかれていますが、それでもスリや置き引きのほか強盗事件などは多発しています。
特に、自国よりも裕福な外国人観光客を狙った犯罪は多いため、十分に注意する必要があるでしょう。
外務省のデータも確認
参考サイト:外務省海外安全サイトホームページ
外務省の海外安全ホームページでは、タンザニアとブルンジの国境付近に危険レベル3「渡航中止勧告」が出ています。
武装強盗が多発しており取締りの手が行き届いていないため、渡航を止めるよう注意を促しているのです。
また、タンザニアのムトワラ州とモザンビークの国境付近でも、モザンビークから武装集団が侵入し始めたため、襲撃被害が増加していることから不要不急の渡航を止めるよう促しています。
そして、ザンジバルを含むインド洋沿岸部とタンガニーカ湖岸付近及びルワンダとの国境付近、アルーシャ州にも十分注意が必要と勧告されています。
夜の一人歩きは大丈夫?
治安の良い場所でもできるだけ一人で歩かないようにしてください。
外出したいのであればタクシーを利用しましょう。
強盗に遭う可能性も高くなりますし、夜間は犯罪発生率も上がります。
男女関係なく夜に出歩くなら複数人で行動してください。
タンザニア旅行で最低限気をつけるべき点3つ
タンザニア旅行で最低注意すべきポイントを3つご紹介します。
- 注意点①:パスポートのコピー
- 注意点②:インターネット環境
- 注意点③:言語の問題
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点①:パスポートのコピー
タンザニア旅行で気を付けることは、パスポートのコピーを必ず持参しておくということです。
これは、スリやひったくり、置き引きなどの被害のに遭った場合、万一パスポートを盗まれてしまうと帰国できなくなってしまうことを防ぐためです。
タンザニアへ観光旅行に訪れる方は非常に多く、日本人もその中に入っています。
そのため、日本人が観光旅行する際も注意が必要な国だと言われています。
当然ながら毎日のように軽犯罪は起こっているため、あなたが軽犯罪の標的になる可能性もあります。
このように、安全な旅行を行うことができるよう、万一に備えパスポートのコピーは準備しておくようにしましょう。
注意点②:インターネット環境
海外旅行で重要なのがインターネット環境。
結論としては、タンザニアで移動中にスマホを使用するのであれば、ポケットWi-Fiをレンタルした方が便利です。
フリーWi-Fiは主要施設だけ飛んでいる
まず、空港やホテル、ショッピングモールや大型チェーンの飲食店ではフリーWi-Fiが飛んでいるので、それらの施設では無料でインターネットを使用することができます。
しかしそれ以外の場所ではフリーWi-Fiが飛んでいないことが多いので、移動中や街中ではなかなかネットに接続することができません。
仲間とはぐれる危険性がある
そのため、ポケットWi-Fiが無ければ以下のような不備が起こります。
- スマホで地図を見ながら移動できない
- 移動中に観光地など調べ物ができない
- SNSに写真をアップロードできない
スマホが繋がらなければ最悪の場合、旅行仲間とはぐれる危険性があるので注意。
なので一般的には、海外旅行専用のポケットWi-Fiを持って行きます。
Wi-Ho!(ワイホー)がおすすめ
旅行好きに人気なポケットWi-FiがWi-Ho!(ワイホー)です。
- タンザニアであれば世界周遊タイプWi-Fi 1100円/日程度
- 1つのWi-Fiを一緒に旅行に行く全員が使用することができる
このように、とにかくコスパが良いです。
デメリットといえば、当日に空港で借りると割引対象外となります。
そのため、以下のキャンペーン専用ページから事前に予約しましょう。
注意点③:言語の問題
旅行に行く際、現地の言葉を喋れないと何かと不便で不安ですよね。
日本では当たり前にできている会話ができないと、とてもストレスに感じ不慣れな海外なら尚一層です。
タンザニアの公用語はスワヒリ語と英語です。
英語はタンザニアでは、主要観光スポット・空港やホテルでは通じることが多いです。
しかし、海外旅行中は予想もしていなかったトラブルが付き物です。
その理由を以下に簡単にまとめました。
公用語が話せないと困ってしまうこと
- 道に迷ってしまった
- レストランでの注文
- 交通機関が思うように利用できないとき
- 急な体調不良
- トラブル全般
これらで困ってしまう。
英語が話せない、現地の言葉に不安な人はポケトークがおすすめ
旅行が好きな方に、大人気でテレビでも話題になった「夢の通訳機」ポケトークです。
ポケトークを持っているメリットとは
- 旅行中の不安やストレスから解放される
- 現地の人とコミュニケーションが取れるので旅行が楽しくなる
- 他の翻訳機と比べ、翻訳言語数が61ヶ国語:音声とテキスト、21ヶ国語:テキストのみ。合計82言語と圧倒的に多い
- 双方の翻訳が可能(日本語→英語、英語→日本語)
- 翻訳の正確さが高い
- Wi-Fi環境がなくても利用ができる
また、タンザニアの公用語である”スワヒリ語”英語”には、音声翻訳・テキスト翻訳の両方に対応しています。
ポケトークさえ持っていれば
今まで海外旅行中に感じていた、不安やストレスが一切無くなります!
なので、精神的なストレスから解放されその分旅行が楽しめるのです。
タンザニア観光客を狙った主な犯罪事例と対策
事例1.ひったくり
日本人観光客がフェリー乗り場にて、後ろから何者かに突き飛ばされたその際に荷物を手放してしまったところバッグを奪われてしまうという事件が起きています。
また、携帯電話やたすき掛けにしていたバッグも後方からひったくられています。
対策:貴重品をバッグに入れない
パスポートはもちろんん、貴金属や現金をバッグにそのまま入れておかないようにしましょう。
バッグを取られてしまったらどうすることもできないという状態にならないようにすることが大切です。
貴重品は体に身につけて守りましょう。
参考:http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_111.html
事例2.盗難
ひったくりとはまた違う手口で、気軽に声をかけてきた際にお菓子をすすめ口に入れたところ、意識を失い貴重品を全て盗られてしまったという犯罪が起きています。
警察で目を覚ました時には全てを失っていた状態でした。
対策:親切さにも注意
気軽に声をかけてくるタンザニア人も多く、基本的には穏やかで親切な人が多いですが、犯罪を目的としている人物も多いので注意してください。
気軽に食べ物や飲み物を渡されても、飲食しないよう気をつけてください。
参考:http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_111.html
事例3.タクシー強盗
料金の安さにつられて知らずに偽タクシーに乗車してしまったことで、知らない場所へ連れていかれて、その後タクシーが停車した際に数人のタンザニア人が乱入。
金品を脅し取られる犯罪が発生しています。タクシー自体が強盗被害に遭う可能性もあります。
対策:タクシーは自分で手配する
タクシー強盗に遭わないためには、自分で安全なタクシー会社を選んで利用しましょう。
配車サービスなどを利用して、流しのタクシーには注意してください。
特に低料金で乗車を進めるタクシーには注意しましょう。
日本人女性がタンザニア旅行で注意すべきポイント3つ
1.夜間の一人歩き
男女問わず夜間の一人歩きは危険です。
女性であれば特に、強盗などの窃盗事件に巻き込まれる可能性があるでしょう。
用がない限り夜間の外出は絶対にしないでください。
どうしても出なければならない時は、ガイドの人に一緒に同行してもらうなどの工夫が必要です。
できれば複数人で出歩くようにしましょう。
人数が集められない時は、移動は歩きではなくタクシーにしてください。
できるだけ、外に女性ひとりでいるということがないように意識することも重要ですね。
気軽に夜間外出は危険であるということを覚えておきましょう。
2.足の露出
タンザニアでは、女性の肌の露出を好まない文化があります。
宗教の影響が関係している可能性もありますが、膝よりも上の丈のスボンやスカートは控えてください。
不快に感じる現地人もいるので、トラブルになる可能性も考えられます。
安全に過ごすためにも、タンザニアの文化も理解して敬意を払いましょう。
比較的気温が高いので露出も多くなりがちですが、脚だけではなく上半身も露骨な露出は控えてくださいね。
半袖の胸が大きく開いていないTシャツや、夏用の長ズボンなどを着用しましょう。
体のラインが出過ぎないようにも注意してください。
3.靴・アクセサリーに注意
旅行に行けば女性はついおしゃれしたくなるものですが、タンザニアではお洒落もほどほどにしましょう。
きらびやかな服装はもちろん、アクセサリーもつけないでください。
時計もあまりキラキラしているものは使用しない方が良いでしょう。
ただでさえ日本人は金持ちだと思われているので、強盗などの窃盗に遭いやすいです。
華やかなアクセサリーをたくさん付けていると、リスクが高まるので注意しましょう。
また、犯罪に巻き込まれたときのためと実用性を兼ねて、靴はヒールではなくスニーカーなど、歩きやすく走りやすいタイプにしてください。
子連れ旅行者がタンザニアで注意すべきポイント
子連れでのタンザニア旅行では、治安に関しては大人が注意していれば問題はないでしょう。
基本的に、目を離さないことや手を繋ぐことなどを意識していれば、誘拐などのリスクも減らせます。
頻繁に起きていることではありませんが、注意した方が良いですね。
また、治安以外では、感染症に注意してください。
マラリアやデング熱はもちろん、エイズやエボラ出血熱などの感染リスクがタンザニア全土で高くなっています。
予防接種は必ず受けるようにしてください。
他にも、寄生虫や食中毒にも注意が必要なので、加熱されていない生の食べ物から飲み水なども水道水を避けるようにしましょう。
蚊も多いので肌の露出も注意が必要です。
その他タンザニア観光で注意すべきポイント
海外旅行保険に加入しておく
海外旅行保険とは
タンザニア旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入して滞在するようにするということです。
これは、旅行中にアクシデントに見舞われる、病気やケガをしてしまうなど、医療処置を受けなければならなかった場合に、海外旅行保険に加入しておけば、そのようなトラブルに対して金銭的な補償以外に、日本語によるサポートを受けることができるため、安心して旅行を楽しむことができます。
おすすめはエポスカード【年会費無料】
タンザニア旅行で気をつけることは、海外旅行保険に加入し、その際、年会費無料のエポスカードを作成しておくと安心です。
エポスカードは海外旅行保険として必要性が高いと言われる疾病の他、携行品の損害を補償してくれるカードです。
特に医療行為においては最高270万円まで保険金の支払い対象となり、最長90日間の補償を受けることができます。
海外旅行へ行かれる際は、年会費無料のエポスカードがおすすめですよ。
>>エポスカード公式サイト
カメラは盗まれるリスクが最も高い
海外旅行では、一眼レフやGoProなど高級カメラを持ち歩くのは非常に危険です。
理由は、スリやひったくりに合う危険性が高まるからです。
実際に外務省が公開している海外邦人援護統計によると、渡航者のトラブルで最も多いのは窃盗被害。その中でも、盗まれやすいものの代表格がカメラです。
カメラが狙われる理由は、”軽量なので盗った後の逃走が簡単だから”です。
レンタルカメラが人気
そのため近年では、レンタルカメラを利用する渡航者が増えています。
こちらのRentry(レントリー)では、人気のGoProや水中カメラなど、品揃えも豊富です。
Rentryを利用すれば、わざわざカメラを購入する必要もなく、万が一盗まれても保険で対応してもらえるため安心ですね。
リュック
タンザニアではスリやひったくりも多いので、リュックなどのバッグの方が良いでしょう。
たすき掛けをしていたにもかかわらず、バッグを奪い取られるという窃盗事件も起きています。
無理やり奪い取られる可能性があるので、リュックも自分の胸側に持つように心がけてください。
また、バッグの蓋が簡単に開けられるタイプもやめておきましょう。
貴重品を入れすぎるのも、注意しておいてください。
奪われる可能性も否定できないので、中身は盗られてもあまりダメージのないものが良いでしょう。
ホテル
どんな高級ホテルを利用していても、セーフティーボックスの利用を忘れないようにしてください。
貴重品はホテル内でも盗難に遭う可能性は少なくありません。
また、ホテル全体としてのセキュリティを高めているホテルを利用しましょう。
強盗が紛れ込む可能性もあります。可能性としても否定できないので、盗難や強盗には注意してください。
また、ホテル内であっても水は購入して飲むようにし、感染症予防に蚊除けスプレーなども持参すると安心です。
クラブ
タンザニアでは夜の娯楽はさほど多いということもないので、バーなどを利用する方が多いようです。
夜は特に暗い中で食事をしたりする環境でもあるので、何を食べているのかもちょっとわかりにくいのだとか。
カジノなどもあるようですが、夜はタクシーを利用しなければ移動ができないなどの不便さもあるので、基本的にはナイトクラブなどで遊ぶよりもホテルのバーラウンジを利用した方が良さそうですね。
それでも利用したい方はいくつかナイトクラブもあるので、注意しながら楽しみましょう。
地下鉄
タンザニアは地下鉄や電車などはありませんが、長距離鉄道があります。寝台車を利用される方が多く、長くても24時間以上の鉄道の旅を楽しむことができるでしょう。
治安として注意しておきたいのは、やはり窃盗事件でしょう。
置き引きはもちろんひったくりやスリ、時には強盗被害も考慮した防犯対策を行ってください。
時々列車が止まる場合もあるので長時間の乗車が見込まれるため、車内をウロウロしすぎて狙われないようにしましょう。
タクシー
タクシーを利用するなら安全なタクシー会社を配車サービスで利用してください。
タクシーにはタクシー強盗が2種類あり、タクシー運転手がグルになっている場合と、急にタクシーに襲いかかる場合があります。
流しのタクシーは運転手がグルになっている可能性も高くリスクがあるので、利用は控えてください。
また、乗車したら窓も閉めましょう。
窓から手を入れて荷物を奪い取る強盗犯もいます。白タクはボッタクリが多いので、こちらにも注意しましょう。
まとめ
タンザニアについての治安評価は各国それぞれですが、基本的に治安が良いとは言いにくい面も多いです。
特にエボラ出血熱などのリスクもまだまだあるので、あらゆる面で危険だということを意識して行くようにして下さい。
また、目一杯楽しむためには、注意点以上に警戒することも大切です。
タンザニアを満喫するためにも、自分ができることをしっかりと行いながら、安全で楽しい旅行にして下さいね。
何事もなく帰国してこそ楽しい旅となるので、十分注意できるよう気軽な気持ちで行かないようにしましょう。
コメントを残す